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アニメPSYCHO-PASSに見る職業選択の自由とは

noteのアカウントをとってから1年放置して記念すべき初投稿が、

アニメネタとなりました。

長文の投稿はアメブロ、Facebookを使っていますがどちらにも向かなそうなネタはnoteなのかなという見解で。

今回の題材 「アニメPSYCHO-PASS」は、
シーズン3が2019年10月から深夜のアニメ枠ノイタミナで放送されており、シーズン1からのファンでしたがうっかり3のスタートに乗り遅れました。

後追いで2019年末までに見終わった次第です。
年末は仕事やら家事の繁忙期ともかさなり、
忙しいさなかに睡眠時間を削って必死に見たわけです。

近未来(100年後の未来)を描くこのアニメに親となった今、
未来の子どもたちの職業選択が制限される、
恐ろしい時代がやってくるのではないだろうか、という危機感をいだかずにはいられず、今の気持ちを書き記そうと思います。

見たことのない方にネタバレにならない程度に、
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舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。
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職業の適正判断も「シビュラシステム」が判断し、
交際や結婚も適性判断が重視される、
裁判なども廃止された世界。
犯罪はシビュラの目として「シビュラシステム」と直結したドミネーターという特殊な銃により犯罪係数を計測して刑が執行される。
ドミネーターを所持する公安局刑事課一係所属メンバーを中心に物語は進んでいく・・・。

シーズン2の主人公の常守朱は、適性診断結果がとても優秀でどんな職業も選べた優等生、そんななか、適性者がいない、公安局に就職を決めます。

なにも考えず、悩むこともなく(彼女は悩んだけど)

この職業が向いていますと言われたら?

就活で全否定されることも、苦労することもなく。
適正により仕事が与えられるとしたら?

それは素晴らしい人生なのだろうか?

自分で選ぶこと努力すること、
可能性も希望もなくなる未来とはならないだろうか?

AIの進化は目覚ましく、
数年後には(すでに)なくなる職業がどんどん増えるともいわれている。
婚活などもマッチングなど適性診断がすでに取り入れられ重視されている。

職業も進学も選択の自由が奪われる時代がやってくる。

すでにアニメPSYCHO-PASSの世界では疑いをもたない世代が生まれている。
監視され決められた人生に何の疑問ももたずに生活する人々。

なにが正しくてなにが幸せか、それは人によって違うだろう。

だけどそれは誰かに決められるものではなく自分で決めるもの。

わたしたち人が人らしくあるために。

考え、悩み、決断することを忘れてはいけない。

疑うことなく受け入れることは楽なことかもしれない。

それは本当に正しいことなのか。

目の前のことから考えてみてほしい。

子どもたちにもそう伝えたいと強く思った。




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