旅

旅行記(忘備録)関西編 &まとめ

旅行記セカンドです。

まずは前回のサイハテ村の屋外の画像から


紹介したい光景がありすぎて、収まりきらないので
あとは直接観に行ってみてください^^




そして下界へ降ります。

曇天の熊本駅

大阪へ着陸。

京都に住むエリートニート(フリーランス)先輩と会い、大阪の深みへ連れて行ってもらいました。毎日店長が交代するらしく、その内装からはむせ返るほどのサブカル臭がしてきました。

そのまま京都の彼のシェアハウスにお世話になり、
うち(リバ邸横浜)への入居希望者がたまたま同じ最寄駅に住んでいたので、ランチ兼面談をしてきました。そしてなんとか神社をガイドしてもらいました。光と闇の羊が厨二心をくすぐるかっこよさでした。

そして夕飯は串カツへ。超食べたかった。

彼と会うのは1年ぶりくらいです。あの頃から変わらない軸の延長線上で、より多くの知識や経験を増やし、それを集約して、描きたい世界への実現可能性がどんどん高まっているのが、自分ごとのようにうれしいです。

将来を楽しみにしあえる友人がいるのは楽しいことだなと改めて思います。

そしてリバ邸梅田へ。

梅田とは一切関係ないのですが、ガットの貼り方がやばいなと思って、撮ってしまいました。

梅田到着。

左から、ファッションデザイナーハヤカワ五味、変人チェルシー、リバ梅管理人SAMさん、ハリネズミのブラシ、謎のホームレス大学生旅人おっきー、やつれた雨宮、という面々でした。なんなんでしょう。笑

リバ邸梅田は、前から自主邸とか、プログラミングの勉強をしていることは知っていて、なにか意識の高い硬い感じなのかなとも思っていたのですが、雰囲気はむしろうちとも近いところがあるような、穏やかで楽しい空間でした:)住人の一部にしか会うことはできなかったですが、とても楽しい場所なのでまた来たいです。

あとは、トイレを座らせる4段活用が素敵でした。


座って前を向くと・・

完璧なマネジメントだと思います。



そして今回の旅の第二の目的地、釜ヶ崎へ。

釜ヶ崎は日本一のドヤ街であり、高齢の日雇い労働者たちが、信じられないほどの人数住んでいます。

生活相談所や、職案が多く存在し、自販機は1つ50円、ホテルは一泊1100円(700円もありました)など、物価はすべて釜ヶ崎価格です。

駅をでて少し歩くと自転車の数が急に増え始めます。

前を向くと高架下に沿って、ホームレスたちの家が、終わりが見えないほど軒を連ねているのが分かります。

匂いや、聞こえてくる音も変わってきます。

歩幅が少しずつ狭く、体の軸が徐々に歪むように、歩行が減速し、なにかその場に特殊な磁場があるような錯覚に陥るほどです。

サイハテ村で感じた異空間とはまた違う、なにかここを前向きに捉えることができていない自分がいました。

お金を払い、食料、寝具、衣服など購入し、暮らすのも生活。

お金を払わず、必要なものを自分でこしらえていくのも生活。

日々日々生きるお金を、どれだけのことをしてでも稼ぎ、どんな環境でも生きていこうとする彼らの姿勢と行動も、間違いなく生活のはずです。

資本経済で生活水準を考えると、ゼロを標準だとして、彼らの多くはマイナスからゼロに戻ろうとしています。

マイナスからゼロも間違いなく前には進んでいます。

僕らが今の生活をよりよくしようとするのと変わらないことです。

それを日本の闇だとか、治安が悪いだとか、実はそこに明確な定義などない言葉に、知らず知らずコントロールされていたのかもしれません。

知らず知らずに、勝手に彼らを評価してしまっていたのかもしれません。

私たちにはいくつもの種類の資本があるはずです。

それなのに経済資本ばかりで評価を下してしまうことは、人類という生物を狭く見過ぎています。

釜ヶ崎には大きい公園があって、そこには炊き出しが毎日行われることもあり、本当に大勢の方たちが集まってきます。音楽も流れ、街にはグラフィックアートが施され、気の知れた仲間達と食卓を囲んでいました。

それと同じような光景は僕も何度か音楽フェスで見てきました。

もしかしたらここはフェス会場なのかもしれません。
そう思ってこの生活を楽しんでいる人だってきっといるはずです。
そういうレイヤーがある以上、頭ごなしに評価することはできません。



生活の方法はなんだっていい

ただその日々に自分の中で価値を見いだせているか

生きている理由をつくれているか。

能動的な生活はきっとそういう風につくられていきます。


今現在行っている日々の生活の1つ1つは、何により賄われているのか

それにより、なにが起きてくるのか

知ることです。まずは違うレイヤーをしっかり確認して、体感して、知ることです。

その先に疑問をもったり、変革を起こそうとおもったり、継続していこうとおもったり、選択肢のなかから自己決定をしていけばいいのだと思います。


今回の旅であらためてそこを深く感じました。

情報が溢れかえってはいるけれど、体感値じゃないとわからない情報のほうがこの世には多いです。

まだまだ知らない世界は多く存在し、多くの選択肢が今後も増え続けると思うと、なんて人生はエキサイティングなんだろうと思ってやみません。


それでは、横浜へ帰ります。この4、5日間、関わってくれた人みんな感謝しています。ありがとうございました。






「こんな未来あったらどう?」という問いをフェスティバルを使ってつくってます。サポートいただけるとまた1つ未知の体験を、未踏の体感を、つくれる時間が生まれます。あとシンプルに嬉しいです。