好きな男の話をします


します。


ACTORS⭐︎LEAGUE in Basketball 2022

行ってきました。
チケットなし、休みなし。現場もないけどもういいやって諦めてました。

ぜんぶ嫌になって、仮病使って、初めて定価以上のお譲りに手を出して。
私は1月まで死ねないけど、それでもうっかり死んでしまいそうなくらいに息が苦しかったから。

同行したかったフォロワーとお揃いのジャケット。
いちおうチームカラー?の黒で合わせて。色落ちしてアイロンも入れてない髪、結構伸びてきたネイル。ほとんど取れてるまつぱ。そんなに化粧もうまくいかず、やっぱりギリギリに会場へ向かう。
ぜんぶ終わっちゃえって願ったまま。


野球の方は昔からずっと良くしてくれるフォロワーが隣に座っていてくれて、キャーキャー騒いで。ヘアメもして服も買い揃えてメイクもきちんと。
永田さんは全く活躍しなかったけど展開もアツいし最高で。テーマソングの「これからも新しい景色見せるから」って歌詞にグッときて。
舞台俳優のオタクしててこんなものが見れるんだ、こんな気持ちになれるんだって本当にびっくりしたし、貴重な体験ができて良かったな〜って、去年は推しがいないからって行かなかったのを後悔した。




永田さんのバスケ経験は9年?らしい。
私は何かをそんなに続けた経験がないので単純にすごいなと思った。部活だって高校大学と進学する度に変えてしまったし、趣味も何もなくて、ただ生きてたというか死んでなかっただけ。
別にそんな好きじゃなかったとしても、ガチじゃなかったとしても、何かをそれだけの期間続けるのって凄いなと単純に思った。永田さんは小さいころに地元の劇団に入ってらしたみたいだし、そちらとの両立も難しかったんじゃないかなと思う。きっとどちらも土日に練習があるから、相当ハードだったんじゃないかな。1日にどちらの練習もあるのが当たり前だったかもしれない。

彼の運動神経でスポーツをやろうとは思わないだろうし(凄く失礼でごめん)それでもやってたのはもしかしてというかもしかしなくても親族の方に学生時代熱心にサッカーをやってらした方がいたんだろうなと思ってた。静岡ってそういうところだと思ってる。偏見だけど。
男児が生まれればボールを蹴らせる。女児も運動神経が良ければサッカーを習わせる。私の世代でもそう言った流れはあったみたいだから(私が知っているのは静岡の中でも田舎の話だから静岡市もそうかは知らないけど)(それに永田さんの出身が何市なのかも知らない)きっと彼は人生のかなり序盤でサッカーを挫折していて、それなりに悔しい思いをしている。サッカーが出来ない子供がいた時、別のスポーツをやらせる意図ってなんだろうね。うん、そんなのさ、ひとつしかなくないか。
『うちの子はサッカーじゃなくてこっちをやりたがったのよねぇ。楽しそうにしてるし、飽きないうちは続けさせようかと思ってる。』

私の想像でしかない。ただバスケットボールは彼の中で希望であり呪いであり、近い境遇の「仲間」と出会えた場所なのかもしれないと思う。

きっと勝負事なんて好きじゃない。でも絶対負けたくない。
目立ちたいし活躍したい。でも失敗が怖い。
頑張りたい。
けど、周りの目が、なによりも恐ろしい。


もうなんか嘘だよーって誰かに言って欲しい。安心したい。そんなわけないって思いたいけど、なんか分からないけど、でも自分の価値観や考え方は割と、っていうか結構?ながたさんに似ている気がしてる。
だからこんなに感情がめちゃくちゃになって、口癖みたいに「舞台に上がっていって首を締めたい」とか言うんだと思う。
死にたいから殺したいんだ、きっと。


子供は親が与えたものしか吸収できない。
何を与えられるかなの。
人生のスタートに、人生の根幹に、祝福も呪いも贈れるのは周りの大人なの。悔しいけど、そうだよ。
ハタチ過ぎたってまだこれに踊らされてるの。馬鹿みたいに。ずっと。まだ。

あたしの呪いに、あたしはまだ勝てないまま
そのまま「推し」を引き摺り込んだ。きっと似ている呪いに悩まされる同士だってそう思って。
あたしの願いを勝手にのせて




試合、とってもよかったです。
バスケのルールも何にも知らないけど、線から出たらダメなのとどこからシュート打ったかで得点が変わるのは知ってました。そんなもんです運動音痴のインキャオタク女なんて。

かっこいいプレーをする人、バスケが上手い人、キャラクターを活かして会場を盛り上げる人。
たくさんいました。みんな素敵でした。

ながたさんは最後まで点を決めなかったし、なんならアップの時のシュートもほぼ外してたけど
それでも「私はこの人のことが大好きだな」「これまで好きでいて本当に良かったな」「この人だから推したいって思えるんだよ」ってずーーーーーーーっと思ってました。そう思わせてくれるプレーでした。

周りをしっかり見て、足りない所を補うように動くの。
基本はディフェンスに構えてて無理に攻めずこぼれたボール全部取りに行って、オフェンス取ったら上がってきた味方に即パス!守りのタイプの人だ〜〜
オフェンス側にいるときはボール持ってる人がどこならパス出しやすいかな?っていうのを1番に考えて動いてて良かった。攻めたい!点取りたい!だけじゃなくてチームで試合回していこうって気持ちがすごく感じられた。

うまく言えないんだけど…スイッチの切り替えがうまかったし味方のことほんっとに誰より考えてチームを成立させること、まとまりを出すことを目指してやってる感じがしたんだよね。


舞台に立っている時の彼もそれは同じだと思っていて。
自分が輝くより、自分が出ているこの作品をより良いものにしようって動くところが大好きです。舞台だってチームプレーだもんね。
決して目立たなくても彼なりの信条があって、彼の理想のために懸命にお仕事をするんだろうな。そういうのって好きです。誇りを持ってお仕事に臨むのっていいなって思う。

彼はまだ、売れっ子俳優とは言えないし、刀に出たのに反響なんてあんまりなくて目立たないし、美味しい役を貰ってもそこまで生かしきれてないし、歌は下手で、トークはダメで、コミュ障のかまってメンヘラだけど、
それでもまだ好きでいたいって思える。
その僅かな間だけ、夢を見ていたいですね。


大好きです、だいすき。
私の過去ごと愛させてください。

どうか未来へ連れて行ってください。
次こそは、気持ちよくさよならが言えますように

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?