強え奴は
北へ行く。
5/3
ミュージカル刀剣乱舞〜陸奥一蓮〜
観劇しました。
総評
2021年の春に、これが見たかった。
感想を一言にまとめるならこれに尽きます。
寿が終わって、そのあとにこの公演が来ていたらどんなに良かったか。
いったい誰のオタクが言ってんだ、という話ではありますが私は東京心覚をまだ許してないし受け入れてないし、江水がかなり嫌いです。
花影まで振り切れてくれたら、もういいんですけどね。
私は常々、「私の愛したミュージカル刀剣乱舞はもうどこにもない。パライソが最後の刀ミュだ。」と
言っているのですが、もうこれに尽きます。
今のミュージカル刀剣乱舞は、
ミュージカル「人間乱舞」で、
これまでのシリーズの答案の採点を見てるみたい。
それにはそれなりの、また別の良さがあるんですけどね。
実際のところ、今回の観劇で陸奥一蓮はかなり好きだな!と思えました。事前情報をたくさん仕入れていたからというのはありますが。
今回は心覚以降のミュージカル人間乱舞の中では、かなりミュージカル刀剣乱舞の要素を感じられる内容でした。
久しぶりにきちんと刀剣男士にスポットが当たったし、肝心なところは何一つ語ってくれなかったけど、刀剣男士たちがどう考えてどう動くのかの指針ははっきりと見せてもらえたと思うので。
まず、黒羽さん佐藤さんを揃えてくれてありがとう😭
もう見れないかと思ってた。お誘いしてくれたフォロワーも今回で卒業かも…って言ってたし、今後なかなかこういう機会はないんだろうなぁ…
だからこそ、今回でちゃんと話を前に進めろや💢という声はごもっともだし、私も まだ風呂敷畳まないなら責任持って次もご出演頂けよ?????と思いましたね。
演技に関しては全員に書けることはないので数人だけ。
鶴丸、山姥切国広
2015年からいる加州、蜂須賀を差し置いて、こんなに若い子たちが本丸の古株面をしなきゃいけない。
演技も歌も振る舞いも、何をとっても一挙一動気をつかうしものすごく高度なことを要求されているのに、それにきちんと応えよう、食らいつこう、やってやろう、という心意気、強さを見せて貰いました。ありがとう〜!
これからもシリーズ本編を背負って立つ2人になっていくと思うんだよね、がんばれ〜〜スケジュールあけといて〜〜〜
水心子
あたしって、小西さんのやる水心子がすき!
自分の中にある水心子正秀像にかなり近いというのもあるし、キャストさんの芝居に対する熱を感じるから。キャラに対する愛を感じるから。
いつもお世話になりっぱなしで、いつも、いつ見ても、「あ、ここ前回より良くなってるかも」と思わせてくれるのが本当にすごい。
心覚の焼き直しのシーンとかもすごく良くて、かなりあそこは長台詞というか喋りっぱなしだけど、セリフが流れていかずに言葉の意味までしっかり客席に響かせるぞって演技をしてくれるのがいいなと思いました。
決して原作では特別目立つキャラクターではない(と私は思うんだけどどう?)のにミュージカル刀剣乱舞の根幹に突然飛び込んできてここまでのものを見せてもらえるともはや関心の一言で、制作陣がプッシュするのもよくわかるよね。
いつも…ありがとう…ほんとうに…ありがとうございます……
加州
すき😭めろ😭😭
加州の演技って、しっかりと隅々まで血が通ってる。
その時に加州が何を感じたのか、考えたのか。何を伝えたくて、どんな風に言葉を紡ぐのか。
まるで、台本がないみたい。わかる?
その時こぼれ落ちて来たみたいなの、全部が。
加州の難しさって、鶴丸やまんばちゃんと真逆で、シリーズ1作目から総隊長って自負できるくらいのものを背負って戦い続けて来たのに、急に後出しの設定で初期刀でもなければ最古参でもない、三日月の苦しみも実は何も知らされていないキャラクターにされてしまったという点。
ミュージカル刀剣乱舞を愛して、昔から…それこそトライアルとかから応援し続けて来たオタク(いま、それがいったい何人残っているかわからないけど)たちは絶対にこの本丸の初期刀は加州清光で、物語の結末も、三日月の憂いも、この本丸の全部を加州が切り開いてくれるもんなんだって思ってた。そうでしょ。
私はずっとみほとせ再演にキレてるんだけど、村正派のあの改悪の(としか今となっては呼びようがない)あの演技プランみたいになったっておかしくなかったと思うのね。
あれが演出の結果だったかもとかそんなことはもうどうでもよくて、今回の加州がアレにならなかったのは見事。
あれは佐藤さんのキャラクター解釈の深さ、過ごして来た時間、考えて来てくれた全部、そしてそれを客席に届け切るアウトプット力の高さがあってこそ。2.5次元の王子様改めキングの名は伊達じゃないってことなんだよね〜すげ〜
台詞回しで場の空気をガラッと変えていくし、愛らしいあの姿はそのままに、いまは物語を丁寧に裏から紡いでくれる。後ろで佐藤さんの加州が控えててくれるから水心子鶴丸三日月あたりは安心して表で派手に動けるんだよね〜ね〜〜
ありがとう、私の大好きな初期刀をこんなに素敵に演じてくれて。
三日月
もうさ、出てくれないかと思ってた笑笑
ホログラム宗近だけかと!笑笑
今まで当たり前に居てくれて、当たり前に演じてくれて、あんまり黒羽さんに注目することがなかったんだけど久しぶりに見たらひたすらに演技がいい。
これはTwitter見てて気付いたんだけど、本丸初期の回想のシーンで鶴丸が顕現した瞬間にほわっと表情が柔らかくにこやかになる、って書いてた人がいて
私って今回3バル最後列にいたんですけど、後ろ、壁だったんですけどそれがわかりました。
え、これってすごすぎない?
表情なんて見えてないんだよ?何にも。
全体みたくてオペラグラスも持ってかなくて、推しいないから別にひとりを定点していたわけでもなくて、今回初見だったから事前に話を知ってたわけでもなくて。
それでも分かったの。
大味なガサツな演技なんてひとつもしてないのに、だよ。
いちばん後ろまで届くの。わかるの。
三日月の表情。
見えてないのに。
私達がこれまで見たことない過去のあの本丸の出来事を全部背中に背負った三日月宗近だって、絶対にわかるの。
そういう演技なの。
私に語彙力がなくてあまり特定のシーンの感想が出てこないんだけど、(物部にしようとした?)あの小さい子を抱きしめるシーンとかも非常に良かったよね。
悲しみだけじゃない、あの時の感情とかその揺れ動きとか、本当に細かいところまで神経張り巡らされててさぁ〜
え〜すごいよ〜〜
まだ刀ミュでてよ〜〜〜😭😭😭
人間組
かっこよすぎ。ありがとうございます。
今作も、ミュージカル人間乱舞でございました。
モレ役の細見さんの歌が好き。
リボーンの幻騎士の声優されてた、前に出会ってたわろた。
毎度思うけど、人間キャストの皆様ってとんでもないことをされているよね?
刀剣男士って、いうてもオタクの中に事前情報があって、なんなら既に舞台版のキャラに向ける感情もあって、何作か同役の過去に見たことがあるんだよ。
解像度の違いも、愛着の違いも、とんでもないのにかっこよくて愛しくて感情移入してしまう。なんなら刀剣男士以上に。
これってまだ、新撰組!とかなら人間サイドにも既にオタクがついていたりなど…もあり得るんだけどあまりに古い時代の人間だし、感覚もあまりに現代人とは違いすぎるものだよね。
寒さに対する感覚、戦に対する考え方、朝廷に対して向ける感情、いろいろ。
それと…「アテルイ、モレ役を演じた人間」キャストの方がカッコ良すぎて大痺れした。
ここまでミュージカル刀剣乱舞シリーズ見て来たくせにアンサンブルのみなさまの顔と名前が一致していなくて申し訳ないんだけどさぁ…どなたなの?かっこよすぎるよ…
ていうか私、「自分以外の役を演じるひと」役のひとに半端なく弱いの説がある。
みほとせのオタク…江おんの(ケノチャンの)オタク…
人間キャストってサイコー!キャンメイクトーキョー!!!!
今回の感想はこんな感じ!
2部は加州が最高だった。
しごできだった。
衣装ダサかった。ダンスも好みじゃなかった。
曲は刺さらなかった。
でも炎舞がめーーーーーーーっちゃ大好きです。
百花絢爛はぜーーーったいにカラフル衣装の方がいいよ。
これ、乱舞祭用に作られた曲(おそらく大人数でずらっと並んで歌って踊る想定をされている?)と思うのではよやってください。この曲は好き。
事前公開の時に身内には言ってたんだけどこれ、次のmistakeになろうとした曲、なんじゃないかなぁ。たくさん歌い継いでください。
炎舞最高!炎舞最高!!炎舞最高!!!
なーんか、ミュージカル刀剣乱舞のオタクだった時のこと、また思い出させてくれる公演だったよ。
ありがと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?