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ねぐら

こんにちは。一人称です。

一昨日は歯医者に行くために普段住んでいる場所まで2時間かけて行き、2時間かけて帰ってきたら終わりました。昨日は特に何もせず、母親とドラマを見たり映画を見たり懐かしCMを見たりしていました。今日も特に何もせず、最寄り駅のアウトレットモールを1時間散歩したくらいで終わりました。

もう7月13日(もう7月13日!?!)の午前2時ですが、4日空いたらそれはもう日記ではないというゆるいポリシーみたいなものがあるので、7月10日〜7月12日の3日分の日記を書くというイメージで今キーボードを打っています。すこしキーボードを打つ速度が遅くなりました。身体知とはそういうものです。もう1年くらい車を運転していません。昨日見た夢は「車を運転している際にいくら力強くブレーキを踏んでもジリジリと前に進む」というものでした。こういう夢めっちゃ見ます。なんで止まらないんですかね、車。子どものときの自分が運転している夢も見ます。もう、爆走です。

日記を3日に1回しか書いてないということとしては、毎日何もしていないということと、家族とだらだら喋っているので1日の密度が低く、日記を書こうという意識に至らないということがあります。4日空けたら日記ではないということとしては、1週間の半分になってしまうからということと、3日坊主という言葉の存在があると思います。3日坊主の意味が違うことは分かっていますが、3と4の間とは往々にして大きなものだと思います(2と3の間も大きいが)。

実家に帰ってきてから1週間が経ったわけですが、やはり未だに少しふわふわしています。家から駅まで歩く時、など、なんとも言えない浮遊感があります。別に眠りから覚めた時に「ここはどこ?」とかなるわけではなく、意識は明瞭なのですが、日々の足取りに少しぬかるんだものを感じるような気がします。一人暮らしをする以前の、家や町、そして家族や友人とともにある思い出が足にしがみついているのでしょうか。実家に帰ってきても友人と会うみたいなことしてないなあ、連絡もとってないなあ(中学受験をしたので)。

この浮遊感は、歯医者に行くために寮のある町に行った時にも、また少し違った、でも同じような浮遊感がありました。1週間ぶりの練馬駅は、少し違って見えました。暑さに目がくらんでいるというだけではないと思います、何なんでしょうね、「帰る」先が同時に複数あることへの違和感とでも言えばよいのでしょうか、「家」というものが持つ心理的/身体的な要素は案外大きいのだなということが感じられます。どこかデラシネ(根無し草)的な生活になってしまいます。そもそも郊外生まれ郊外育ち郊外在住というところも、「原風景的な故郷」がないという意味においてデラシネ的と言えるのかもですが、やはり見えるものはそれぞれの街で違うわけですから、それぞれの郊外が心理的に均質かというとそういうわけではないですね。いっそのことアドレスホッパーも憧れがありますが、荷物が多い(主にスキンケア)ので夢のまた夢です。歯医者に行くのに片道2時間は流石に長いです。

そうそう、この3日間で面白かったことなんですけどね、1週間ぶりに寮に帰ったら、時計の電池が切れていました。時計の電池なんて2年弱住んでて一回も変えた記憶ないのに、ちょうどいないタイミングで切れるって、すごいでしょ。私がいなくなったら電池が切れるなんて時計も寂しがり屋なのね、と思う一方で、もし時計が切れるタイミングに寮の自分の部屋にいたらなにか良からぬことが起こっていたのではないか、私はその良からぬことを避けるべく、知ってか知らずか帰省していたのではないか、とも思わされます。そのように呪術的なことを考えられるほどに、時計という技術は私の(というか人間の)生活にまとわりついているのだなということを思い知らされます。時計は部屋の真ん中にあります。

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今はもう動かないフライングタイガーさんの時計です。

私あんまり腕時計しないんですよね、蒸れて痒くなるのがきらいで。

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これはけろけろけろっぴのヤバい時計です。ハンドスピナーとして時計部分が回るので、時間がよく見えなかったりします。腕にパチーンってやってつけるやつです。中野ロープウェイで買いました。2回くらいこれをつけて外出した記憶があります。

何の話かさっぱりよくわからなくなりましたけど、なんとなく日にちとか時間とか時計とかに関わる感じの話でしたね。たぶんこの3日間は寝てる時間のほうが長いです。時と似ている漢字に「塒(ねぐら)」がありますね、土地と時が合わさると、寝床になるわけです。よくわかりませんけど、適宜みなさんの頭の中でまとめておいてください。「まとめておく」の中に「メテオ」がいるのめっちゃ良いですね。そんな感じでおしまいです。寝ます。それでは。

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