見出し画像

佃などを歩いた

こんにちは。一人称です。

今日は起きて、外出して、本買って、面接して、しばらく歩いて、買い物して、帰ってきて、夕寝して、ご飯作って、現在。

以前と同じく東銀座で面接をしたあと、門前仲町まで歩きました。美術館に行ってもよかったけど、なんとなく気分が乗らずに散歩をすることに。

画像1

新富町のあたりの首都高です。首都高が川、道路が橋みたいになってて、不思議な地形でした。

スクリーンショット 2020-06-23 23.23.33

画像中央の小さいポイントが現在地。

スクリーンショット 2020-06-23 23.22.33

今昔マップより1932年の古地図(東京府東京市京橋区)

調べてみたら実際に川だったようです。首都高速道路は土地がなくて川の上に作ったという話がありますが、古地図を見てみると本当に東京は川だらけだったんだなあと、首都高速道路のない東京を想像したくなります。首都高速道路は1964年の東京五輪の前に作られたわけですけど、インフラで考えると2020TOKYOはあまり面白くないですよね。競技場はハディド案のほうが好きだったなあ。聖路加国際病院が1932年からあるのに驚きです。

画像4

以前運河が好きだという話をしましたが、このあたりは普通に自然の河川なので、それはそれでギャップがあって好きです。なんとなく、運河より川のほうがすこし水の比重が軽そう(そんなことはない)。船が縦列駐車(船)しているのがかわいい。このあたりは新川という地名。近くに駅がないのに人がたくさん住んでいて、みなさんどういうふうに通勤してるのか気になります。自転車?

画像5

隅田川を渡る中央大橋です。めちゃくちゃかっこいいな。Wikipediaに記事がありました。隅田川はセーヌ川と友好河川(?)を結んでいるらしく、フランスの会社が作ったようで、兜の意匠らしいです。

画像6

道が曲がっていて左右対称じゃないところがいい。

画像7

隅田川です。スカイツリーがよく見えますね。やはりスカイツリーは周りに高い建物が建っていないところが本当に良い、というかあざとい。城東の平らな土地に急に現れるスカイツリーの存在感にはいつもびっくりします。

画像8

渡りきると大川端リバーシティ21と呼ばれる高層マンション街になっています。以前授業(「不動産の社会科学」なる授業)で聞いて、「大川端」ってなんか大阪みたいな地名だなと思っていたのですが、隅田川の横という意味なら納得。ここはもともとIHI(石川島播磨重工業)の工場があったところで、再開発が行われてこういう町になったようです。住所は佃、佃煮の発祥地(諸説あり)ですね。ここらへんは歩いたことなかったので歩けてよかった。

画像9

なんですかねこれ。くす玉みたいに割れてきそう。調べたら伊東豊雄の「風の卵」という作品らしい。リバーシティの着工は1986年らしいので、いかにもバブルって感じだ…。

画像10

一旦隅田川に下りて橋を潜ろうとしたら、歩道がとてもアグレッシブでした。これ歩きスマホの解消に役立つしソーシャルディスタンスも確保できるんじゃないですかね?駅とかに設置すると良いと思います。

画像11

川です。

画像12

船がいました。屋形船と帆船。明治丸という名前で博物館とかも併設されてるらしいですが、なんか工事してて入れませんでした。

画像13

越中島に入ってきました。越中島と言えば東京海洋大学ですね。建物も割と洒落てて好きなのですが、警備員がぶいぶい言わせてたので写真は撮りませんでした。これを見て「ああそういえば東京海洋大学って2つの大学が合併したんだったな…」と思いましたが、意外とこの合併前の2つの大学ってクイズとして地味に難問な気がしました。

画像14

越中島といえば、このめちゃくちゃしょぼい駅ですね。23区内のJR駅で一番利用客が少ない駅です。以前門前仲町までの乗り換えに使ったことがありますが、10分くらいで歩けるのでディズニー帰りの東西線や大江戸線沿線民にはおすすめです。

画像15

牡丹って地名かわいいですね。かわいさだけで適当につけた名前かと思ったら(失礼)、「牡丹農家が多かったから」「牡丹園の職人が住んでいたから」が由来らしく、ちゃんと植物の牡丹と直接のつながりがあってなおさらいい地名だなとなりました。

画像16

画像17

門前仲町につきました。門前仲町は別にショッピングビルとかがあるわけではないのですがお店が沢山あってなんか面白い町だなと思ってます。おしゃれなカフェとかもけっこうありますね。イメージでは浅草とかに近いかもしれない。

画像20

いかにも門前っていう感じの風情がある通りです。

画像21

深川不動尊があります。「深川」って聞いたことはあるけど駅名になってないせいでどこにあるのかわからない東京の地名ランキングの上位に入っていると思います。門前仲町〜清澄白河あたりが深川の中心地だと私は解釈しています。そのランキングには「小石川」もランクインしています。地味に「丸の内」と「八重洲」もどっちがどっちかわからなくなったりしますよね。

画像22

ちょっとこのデザインはどうなんだ。梵字だらけ。

画像18

門前仲町は富岡八幡宮の門前町として栄えてきたという過去があります。富岡八幡宮と言えば数年前に宮司の後継争いで凄惨な事件がありましたけど、今日の境内は至って静か。

画像19

富⚡岡。

画像24

寺があって神社もあってあの町並みだと本当にプチ浅草という感じで良かったです。人も少ないし。

画像23

感染防止のためか、手水舎の鶏にホースと竹がつけられていました。なかなか奇抜な光景。

画像25

看板から顔が飛び出してるタイプの飛び出し坊や初めて見ました。首から下を看板に毒されてまで通行人の飛び出しを諌める聖人坊やです。

1時間半くらい歩きました。門前仲町のあたりは結構歩いたことがある&同じような町並みが続くので、バスに乗って錦糸町に向かいます。

画像28

バスの中でさっき買ったWIREDを読みました。写真はバスの中ではなく家です。WIRED vol.37は本日発売。テクノロジーやクリエイティブを特集している雑誌ですが、この巻はコロナウイルス感染症の拡大を受けて急遽完全リモートで編まれたらしく、感染症をモチーフにした短編SF作品が特集されています。これがめちゃくちゃよい…。まだ読み終わったわけではないのですが、コロナウイルス第二派、あるいは第二第三の新型ウイルスの拡大、そしてテクノロジーやアジアの経済発展が合わさって、「現代日本の生活」なるものが完全に姿を変えていく。SFってほとんど読んだことない気がするんですけど、なんで読んでこなかったんだろう、今私がこのnoteでやってることって割とSF的だったなと思い知らされました。本当に今こうやって外に出てバスに乗っていられるのも束の間のことなのではないか、と現実離れした感覚に陥りました。

画像26

錦糸町って来るたびにこんなに都会だったっけってなります。駅ビル、パルコ、マルイがあるし、アルカキット(三井系)やオリナス(シンガポール資本らしい)という錦糸町だけのショッピングビルもあります。私見ですが、中央線で言うところの吉祥寺が、総武線だと錦糸町になるんだと思います。

画像27

錦糸町に来たのは無印に行くため。家の近くに無印がないのが悩み(最寄りが新宿か池袋…)なのですが、錦糸町の無印はワンフロア全体に広がってる大型店舗なのでめちゃくちゃよいです。皆さんも行きましょう。銀座の無印もいいですが複数フロアあると見るぶんには良いけど買うにはめんどくさいですしね。無印良品が略されてMUJI(無地)になるの、改めて考えるとめちゃうまいな。ということで帰宅。豚とナスの辛味噌炒めをやりましたがなんかあんまりうまくいきませんでした。

アセット 4

改めて地図にすると、近くに築地市場や月島、豊洲などの観光地もある中で相当渋いところを歩いているなという気がします。あんまり面白い日記ではなかったかも。

こうやって外に出て一人で適当に歩いて適当に写真を撮るのは楽しい一方で、その途中には混んでる地下鉄に乗ったり、ショッピングセンターに入ったり、至るところで感染の可能性があるなと改めて思い知らされます。「コロナウイルスはただの風邪」と標榜している人のポスターが町に張り出されていますが(注:東京都内限定)、それは合っているとも言えるのではないかと、つまり、より感染力の高い新型ウイルスが出た場合には、さらなる行動制限、ロックダウンがいつ起こってもおかしくないわけですよね。私は未だに外食できていません。みなさんはもう外食しましたか? WIREDを読んで、全然コロナウイルスに対して立ち向かえてないな&せっかく家にいた間をうまく使えていなかったなということを感じましたので、気を抜かずに色々考えていきたいと思います。それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?