『怖い話する?』彼女が楽しそうに言った。「お前の話はどうせ怖くないだろ」というと、『ううん、すっごく怖いよ』と、真面目な顔で答える。『実はねーーー今あなたと話している人は、もう死んでいます。』「…うん。知ってる。」『あ、やっぱり?』半透明の彼女がふわりと笑った。

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