つぶやきメモ4:「紙芝居」について
こういう感じで「紙芝居」に興味を持っている。
出版社の紹介ページはこれ。
前も同じ本に言及していた覚えがあり、検索したら見つかったのが以下。
上の「アイマス二次創作」については、別作品と合わせて、ひとに紹介していた。
もう少し話の中身に触れた紹介もしていた。
なんでこういう方面に関心があるのか、説明するとこんな感じ。物語を通して「教養」が広まる過程とか、そもそもそういう経路があるってことに対して自分は興味がある。自分が気になる「教養」っていうのは人格を涵養して社交に役立つだけじゃなく、実際に何かする現場で使えたり今の境遇から別の境遇に移行する可能性の感覚や実際のルートを教えてくれるやつを指す。
近代以降はポップカルチャー研究っていう枠組みになりがちで、そういうのはエンタメ産業に寄与しようっていうモチベが高めなことが多く、そうではない古典文学(あるいは近世以前の娯楽文化)の研究とかのほうが、自分の関心に近しいような感じもしている。
言及している本は、これ。
同じような関心で読めそうなものとして以下も挙げておく。フレドリック・ジェイムソンが、これが英訳が刊行された際の序文で「[訳されるのが]あまりにも遅かった」と嘆いていたらしい。
これも面白そうだなって思っている。ちなみに、こういう研究書は書籍版の元になった論文がCiNiiで何本か無料公開されていることがあり、限界は色々とあるが(読めないものは読めない、書籍版で書き下ろしや加筆修正あるものも少なくない)、重宝している。
例えばこんな感じで色々とヒットする。
(「近世軍書の研究に対するアメリカ日本研究の有効性」、本文は日本語)
(了)
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