マスクが路上にポイ捨てされていると、街から人が消される"怪奇現象"だと思っちゃう(ポイ捨てやめようって話)
コロナウイルスの影響により、マスク着用がスタンダードな世界になった。
「小顔効果」「すっぴん隠し」などといって、見た目のためにマスクが使われていた時代が懐かしく思える。
日本国民、みんながみんな、顔の下半身を隠している。公共の場で下半身をお披露目してはいけないんだ、それが顔でも体でも。
散歩をしていると、道端にマスクだけがポツンと横たわっているのをたまに見かける。
このとき、僕はこう思う。
「あ、また一人この町から消されたか・・・」
マスクが一枚落ちている。それはつまり、人間が一人、そこに存在していたということだ。
なのに、そこには人の姿が見えない。こわい。
人間が消されてマスクだけが残る怪現象。おそらく全国各地でも発生していると思う。
ちりになって消えたのか、地面に吸い込まれて消えたのか、別次元に飛ばされたのかはわからない。とにかく、マスクだけが路上で留守番している。
マスクをしていた誰かは、なぜ消されたんだろうか。どんな悪質な行為をしでかしたんだろう。
きっと、バイキング形式のレストランで、マスクを外して料理をとってきたに違いない。
あれは消されても仕方がない行為だ。アルコール除菌をしていても、手袋をしていても、口から料理に飛沫がとんでいるのだから。
あるいは、鼻をかもうとしてマスクを外した瞬間にくしゃみをしたか。あれも意味がないからな。
マスクだけを道端に残して、この世から消されてしまった人達に言いたい。
「マスクのポイ捨てはやめましょう」
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