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君の癖はなんですか?

くせのうた / 星野源


星野源にハマるきっかけになった
アルバム「ばかのうた」に収録されてる

「くせのうた」
初めて聴いた時は
星野源の変人さと声と顔のギャップに
違和感しか無かった。

だって、好きだからって
この人の「癖」が知りたい!と思いますか?
歌詞の冒頭でもある、
「君の癖が知りたいが ひかれそうで悩むのだ」

「あなたの癖を教えて下さい」と
急に言われると私は怖いです(笑)
好きで、ずっと見てたら
この人の癖が分かってきた、みたいなことは
あると思うけど(私だけ?笑)


だけど、次の
「昨日苛立ち汗かいた その話を聞きたいな」
で、全然違う気持ちになりました。

一言で言うなら、愛深い!!←
いくら、好きな人といえど
昨日のイラついた出来事なんて
自分から積極的に聞くことないですよね。
「昨日イラついたことある?」←とか(笑)

まあでもちょっと分かるな、とも思って。

私が思う、この歌の核は

知りたいと思うには 全部違うと知ることだ

1番サビ最後の部分です。

今までの好きな人への私の気持ちの傾向は
「何でも知りたい」だったんですけど、
この歌詞で気持ちが変わった部分もあります。

何でも知りたい!、もっと言うと
何でも自分の価値観と照らし合わせて
白黒、善し悪しをはっきりさせたい
が、強かったんだと気付きました。

その人への愛と言うよりも、
自分の価値観でその人も自分色に染まれば
というような気持ちが大きかったんだと
思います。
今も少しその傾向はありますが、
前程強くは思わなくなりました。
そう思う事が悪いということではないけどね。


暗い話を聞きたいが 
笑って聞いていいのかな


何でも知りたい、という気持ちと
それを知っての自分の反応をどうするか、
ここの歌詞にその葛藤があるように思います。

好きな人のダークな部分も
積極的に知りたいと思う時って、
もうめちゃくちゃ好きになってる時じゃない?
だけど自分の出方での相手の反応とか
気にしてしまったり。

「この話にこんな返事したけど
もう私に話したくないなって
思われてないかな?」とかね。
全てを知りたいと思う代償?は
大きいな、と知りました。


この歌の雰囲気の
ほのぼのした中にある闇、みたいな
ドロっとした気持ちを表現するのが
星野源は上手だな、と
凄く魅力的で大好きです。

まとまりないけどここで。

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