見出し画像

勝手にベボベ漫画を描き、それを解説するPart.5

baseballbearの"方舟"という曲の漫画を勝手に描いた。

一人船を漕ぐ。
歌詞では「救命ボート」と言っているがこのタイプが描いてみたかった。

太陽に、背中を向けて漕ぎ続ける後ろ向きにでも前に進む。後進しながら前進している。太陽はまだ見えない。
必死に漕いでいたが我に返って手のひらを眺めれば、傷だらけでこんなに強く握らなくても漕げそうなのに。
力んでしまっているのは自分の気持ちだけなのかもしれない。

「強くて濃い濁りを抱えて船を漕ぐ」という歌詞がある。
心残りのことをよく「しこり」と言ったりするが「濁り」というと何かドロドロとした液体状な印象を受ける。
小さい水溜りに落とせば濃い濁りだけど、大きな海に放てば薄れて何もなかったかのように気がつかなくなるかもしれない。
呪いもそうやって、なくなれば良いのに。

漫画を描いた日_2021.4.14

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?