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神戸大学経済学部第3年次編入学試験合格体験記③(試験当日編)

今日もおつかれさまです。
予告通り、今回は試験当日について書いておこうと思います。とはいってももう試験から1か月経過するので覚えている範囲で細かく書きます。長くなるかもしれませんが是非お付き合いください(笑)

試験前日
この日は授業はオンデマンドだけだったので、北野天満宮にいってお守りを買って合格祈願をしたあとスタバで勉強をした。たしか国民経済統計、産業連関表の復習をしていた気がする(当日出た時を考えると出題率低いのにも関わらず勉強しないというわけにはいかなかった、まあ当然でなかったが)。その帰り道友達から夜電話いい?というLINEがきたので「お、応援してくれるんか、粋なことするじゃん」と思っていたのだが、次遊べる日を聞かれただけだった。そのあと、編入の日程を聞かれたので答えたら応援してくれたので間違ってはいなかったんだけど(´・ω・`)。そして、0時に布団にこもって寝る。

試験当日
布団に入ったはいいものの1時間程度眠りにつけず睡眠時間6時間で朝を迎える。朝ごはんを食べ、忘れ物がないかを散々チェックした後、家を出る。
自宅から神戸大学まで2時間もかかるので電車内で用語をまとめたノートを見返すも電車内で大声で子供が騒いでいたため集中することができず(ノイズキャンセリングは余裕で貫通してた、元気すぎるだろ)、どうせ緊張していて頭に入ることはないからいいやと勉強をやめる。六甲道駅に到着しバスに乗ろうとするも、受験者らしき人は全く見かけなかったため、もしかして時間危ういのではと少し焦る。だが、本当に焦ることになるのはここからである。なんと、バスの乗降口を間違えそのバスは神戸大学に向かってはいたが、正門からかなり遠いところで降ろされ、時計を確認すると9:15とあり、死ぬほど焦りながら登山を決行する。なんとか、試験場にたどり着き座席表を確認すると試験人数が70人しかおらず、ここで追い風が自分に吹いていると確信する。自分の座席に荷物を置き颯爽とトイレを済ませ、座席に座った。2科目分の問題冊子と解答用紙が配られた。A4の紙にそこそこ広めの罫線がひかれていた。普段の演習では白紙を使っていたのでどういう風に解答を書くか考え、微かに眠気を覚え集中力が保てるか不安になっていたところ、なぜか机が揺れていた。ふと前を向くとなんということだ。右前の席で貧乏ゆすりをしている輩がいるではないか。試験中にやったら絶対試験官使って止めさせようと企んでいたところで試験が開始する。

試験中
まずは確実に解ける問題から解こうと考え、2変数関数の極値を求める問題があったので、そこから解こうと考え(1)から手をつける。問題なく解くことができたが、ここで事件が発生する。なんと解答を数学ではなく経済学のほうに書いていた。ここで緊張が全て吹き飛びマジもんの冷や汗を体験することとなる(試験開始13分経過)。解答を全部写したあと一回呼吸を整え、経済学の用語問題を頭から抜けてしまう前に終わらせようと決め、用語問題に取り組む。2問あり心の中で一言「知らん!!!!」と頭の中の粗品がこうツッコんだ。(1)は本当に知らない単語だったため勘で解答を埋め、(2)は大学の授業で単語自体は聞いたことがなかったもののそれっぽいこと言ってた気がする、という曖昧な記憶で解答を埋める(試験開始20分経過)。確かどちらも3行程度記述した記憶がある。その後は数学を進めようとし、前から順に解き進める。1(1)はマクローリン展開の問題だったらしいが自分はx=0におけるテイラー展開と書いた。まあ同じだし大丈夫だろう(試験開始25分経過)。(2)はネイピア数が含まれた極限の問題だったが、極限を求められる形に持って行けず後回しに(試験開始28分経過)。(3)はロピタルの定理を用いて極限を求める問題だった。しっかりと記述を書いたうえで値を求める(試験開始30分経過)。(4)は部分積分法を用いた積分だった。2通りで計算をし、合っていることを確信(試験開始33分経過)。次に2を解くここが全く分からなかったので微分係数の定義と平均値の定理をうまく組み合わせて意味の分からない証明をただ書き連ねた(試験開始40分経過)。次に3を解く。全体で40点、(4)だけで20点配点というグロい点数配分なので、時間をかけて確実に完答しようと決意。(3)までは典型問題だったので確実に解き進め、(4)に入る。ぱっと見わからなかったが、A^nを求めた時点で解けることを確信し、安堵しつつも落ち着いて対処(試験開始55分経過)。4(2)に手を付けようとするも式を見て驚愕。なんと、3変数関数ではないか。まさかの出題に面を食らうもとりあえず1階条件を求め、経済学に足を踏み入れる(試験開始60分経過)。1(1)はクールノー均衡を求める問題であった。しかし、標準的な問題であり、何も躓くことなく対処(したつもりだったのだが計算を間違えていたことに発表日前日に気がつき、死を覚悟したのは別のお話)(試験開始65分経過)。(2)はカルテル時の財の価格を求める問題であった。一瞬カルテルという言葉に動揺するも、問題に丁寧にも両企業の利潤の和と書かれていたため誘導に従い完答(試験開始70分経過)。2は純粋交換経済の問題であった。なんと試験3日前にこの分野を友達と一緒に解いたのであまりにも奇跡過ぎてマスクのなかで笑みをこぼした。ただし、解き進めていくなかで財の価格比が求まったにも関わらず最後にたどり着けない。時間に余裕があるわけではないので先に進めることにする(試験開始90分経過)。3はIS・LM分析の問題であった。マクロ経済学はあまり自信がなかったので少し安堵する。問題を眺めてみると解けそうな問題が並んでいたため計算を丁寧にすれば合格に近づくと確信する。まず両曲線の式を外生変数を含んだ状態の式で導出し、あとは各設問の値を代入して難なく求めることができ、記述問題も頻出問題であったため問題は起きなかった(試験開始105分経過)。なんとか全部手をつけたので終わっていない問題の中で一番解けそうな純粋交換経済の問題に手をつけたが価格比の値をそのまま代入するだけで解けることに気が付き代入して完答する(試験開始107分経過)。その後、3変数関数の極値問題に戻るが結局何もできなかったので諦める(試験開始114分経過)。そして、経済学の計算の見直しをしていたところ試験終了の合図がかかり筆記用具を置いた。

終了直後は出せる力は全て出せた気になっていたのでこれでもし不合格だったとしても後悔は残らないであろうと感じ六甲台第一キャンパスをあとにしした。

以上です!当日のことをできるだけ細かく書いたつもりですので参考になれば幸いです。次の記事何について書こうかな、、、


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