見出し画像

渡英準備

出国は3月末、そう、年度末。
日本での住居は賃貸なので引き払う。
そして夫の実家の離れに家具や荷物を預けるための引越し、確定申告、おまけに年度末で仕事が重なる。
普段、1〜2ヶ月は全く仕事をしない事があるくらい暇人なのに、これでもかと言うくらい重なる。

そしてたくさんの人が渡英前に会おうと言ってくれるので、夫婦で東西を行脚する。
皆さんにご馳走になった、ご馳走様でした。
それに色々な贈り物も頂いた。
ちなみに、友達からは良いお出汁パックがたくさん集まった。
好みをわかってくれているのは嬉しい。

出国が3月末に決まったので、その直前に家具の引越しをしようと考えていた。
見積りをお願いすると、年度末でなんと通常の3倍くらいのお値段!
それはさすがに嫌なので、粘って粘って(夫が)交渉する。
サカイの若いお兄さんが、何度も頑張って上司の人を電話で説得してくれる。

そこである提案があり、日をずらして3月中旬なら通常に近い値段にしてくれると言う。
そこで瞬時に考える。
最低限の生活に必要なものは、たまたま今回処分したり人に譲る予定のものばかりではないか。
ちょうど譲渡予定のベッド、冷蔵庫、洗濯機、それに小さなテーブルでもあれば、普通に生活できる。
直前だとバタバタするし、逆に良いかとその提案を受けることに。

そこから引越し作業。
なんと言っても荷物が大量の我が家である。
私は特に食器類、夫は精密機器や技術書、そして夫婦ともに洋服と靴がわんさかある。
少しでも処分しようと、ZOZO USEDや古本買取を何度も利用して小銭を稼ぐ。
東京のマンションは100㎡以上の広さがあったので、その全部の荷物が実家の離れに入るのか心配だったが、なんとか二部屋に収まった。
三次元テトリス状態である。

引越しも無事に終わり、また人と会ったり、
日本で食べておきたいものを食べたり、
なかなか納まらない仕事を終わらせたり。

そして大事な化粧品調達。
1年分まとめて買ったのは初めてだ。

出国前は空港のホテルに2泊した。
その前に小物類を車で実家に運び、
義父にスマホの使い方を教えLINEやメールの練習をしてもらい(お義父さん、結局使いこなせなかった…)、ホテルにチェックインしたのは真夜中をとうに超えていた。
このホテル、エントランスを出るとすぐ目の前に空港のチェックインカウンターがあり、かなり便利で快適。
しかも深夜まで、空港内の牛丼屋さんなどいくつかの飲食店が開いている。
出国前に最後に食べた食事は吉野家だった。
あぁ牛丼が食べたい。

そして出国前日、車を引き取ってもらいマンションを引き払い、2年間住んだ土地ともしばしお別れ。
とても良い場所のとても良い部屋だった。
春には窓のすぐ外に桜が満開になり、
鶯が鳴くような素敵な家だった。

2年間ありがとう。
毎日、窓辺で外を眺めながらのお茶の時間は忘れないよ。

さぁ、いよいよ翌日には出国。
いざロンドンへ。