書き出し祭り関連で頂戴したFA等まとめ

 智子が第16回と第20回で頂戴したFAを散逸しないように。連載時のモチベアップのために。イラストや、企画ものとして追記いただいた感想については、当記事にまとめていきます。



第16回参加作品(2-20 僕とママと世間の不健全な関係〜死んだはずのママを探しにいきます〜

 反省の記事はこちら……

 個人的には好きな作品なんですよ……

Jint さん

 第十六回参加時はFA文化に疎く、イラストを依頼しようにも受付開始後、秒で埋まる勢いだったので、お一人の方にしかお願い出来ませんでした。

 トシロウ君とビッグマザーの関係性を表した見事な一枚です。

 長らくこのアイコンでお世話になっております。もうぼちぼち。アイコンの更新となる予定です。でも、ビックマザー気に入っているんですよね。


ありま氷炎 さん(作者当てのご褒美)

 作者を当てました。ご褒美としてイラストをかいていただきました。

 目下、別の作品の連載を準備しているため。後回しにはなっている作品なのですが。ありまさんの作風や狙いとするテーマを受けて「ありまさんは16回の作品が好きになってくれそう」という妙な期待とともにお願いしました。

 好感をもって、受け止めてもらえたようです。非常に制限のある文体(トシロウという少年の感情的なラインに乗った描写)であるため、イラスト化することが非常に難しい作品だったと思います。

 頼んでから「やってもうたぁ」とは思いましたが。後の祭りでした。

 この作品は当時もそうですが。皆さんもそれぞれ色々ご想像頂いていました。

 母が母であること。父が父であること。といったように「ロール」が存在することによって自己を規定し続ける人。それに陶酔した人を「批難」するような社会の世界観で作り込んだ作品でした。

 私は非常に保守的な思想の持ち主であるため。男性が男性らしく。女性が女性らしく。家族愛。といったものが大好きなんですが。

 世の中の「リベラル」な考え方からすると、これらは旧態然としていて、非進歩的な考え方らしいです。

 じゃあ「リベラル」が主流となった世界観で「家族愛」の物語をやろう。として作ったのが。この作品でした。

 母と似た顔つきの女性がいる。失踪した母。といった部分や、トシロウを確保しようとする子ども院の大人たち。

 といったように「設定を抜き」で作る構成でした。

 トシロウとヤヨコにどういった「縁」があるのか。家族愛に包まれていた「トシロウ」と「母と同じハグをするヤヨコ」の二人が、繋いでいく物語を予定しています。

 イラストありがとうございました。励んでいきます。

第20回(3-19 オソガル少年の嫁取り物語 ~乳のデカい女をもとめて~

 書きたいものを書こうじゃないか。
 ということで「おねショタ師弟×課題婚×シュール・コメディ」が爆誕しました。

 反省記事はこちらです。

Jint さん

月猫ゆめや さん

鵜鷺乃鈴芽 さん

さらさらしるな さん

https://twitter.com/unlcky_Lady611/status/1752276797885157409  (Twitterカードが反映されないので、URLで)

悠井すみれ さん(作者当て、景品による感想)

 実は……智子は上記の企画にて作者を当てました!

 よって、次の作品についての「感想」をご用意いただきました。

3-19 オソガル少年の嫁取り物語 ~乳のデカい女をもとめて~


良い点
 正直な欲望のあふれるタイあら本文に、ニコニコしながら拝読しました。note(https://note.com/impression_tomok/n/n5edbf3ec6409)にて女性読者を気になさっていましたが、一応女性の端くれとしては、主人公が子供であること、欲望を正直に明かしていることから楽しく読むことができました。

第二十回 書き出し祭り 第三会場エピソード20の感想一覧

 おお。良かったです。主人公の「欲望のもたせ方」の部分で、キャラの立て方を考えていたので。狙いが上手くいったようで嬉しいです。

オソガルの動機が、実際のところは性欲よりも村で認められたい、に傾いているように感じられたからでもあると思います。姉や師匠、主人公より強い女性が当たり前に登場するのも良かったです。お姫様も、そのほか出てくるであろう乳デカの女性たちもきっととても強いのでしょう。彼女たちに揉まれて少年が鍛えられていくのを期待する書き出しでした。

第二十回 書き出し祭り 第三会場エピソード20の感想一覧

 やはり。少年や少女を主人公に設定すると、その向きの期待感があることは皆さんの感想で実感しています。

 連載予定の作品ということで今後の展開を予想・期待すると、上述の通りオソガル少年には色々な出会いがあるのだろうな、と感じました。その時々の試練を潜り抜けて、勇名を馳せていく少年、でもその本心は乳のデカい嫁が欲しいだけ! というギャップがあるとすると、王道の勘違いものの要素も加わって楽しそうだと思いました。

第二十回 書き出し祭り 第三会場エピソード20の感想一覧

 勘違いもの。というくくりをあんまり考えていませんでしたが。確かに、そういう期待を持てる序盤でした。今となって、眺めてみると。ナラティブ(読者に約束する面白さ)の部分が、二人の関係性のみにとどまっていることは少々悪さをしているようにも思っています。私が「キャラクター」が乗り越えるべき課題の情報提示を優先しているため、こういった展開になったように感じています。

 プロットやイベントの整理のときに、参考にしていきます。

 少し引っかかったというか戸惑った点として、あらすじを読んだ段階では「師匠」は男性だと思い込んでおりました。少年にえっちなことを吹き込んでるのは男の師匠なのかな……と。女師匠でもやってることは一緒でしたが! また、「女だったのか!」という驚きを演出したい意図だったのかもしれませんが、イメージの修正に一瞬を要してしまったことを念のためお知らせいたします。

第二十回 書き出し祭り 第三会場エピソード20の感想一覧

 ご指摘の点、他の方からのご意見でもお見受けしました。主人公の存在に対峙する形で「ヴァジナ」の存在感を出したことで、驚きはあるんですが、読み下すためにカロリーが必要となっている部分は感じていました。
 行きつ戻りつといった動きが発生しているようです。

「予想は裏切って、期待を裏切らない」といった塩梅を目指していたのですが。ヴァジナの「成長」に関する要素までもたせると、テーマが広がり過ぎて、コメディ作品として、期待される要素からは「外している」ようにも感じています。

 ザクッと。オソガルの成長に主眼をおいて、ヴァジナの件についてはサブテーマとしての情報量に収めることも検討してみます。最初に「ヴァジナ」の設定や格が大きすぎると「今後の展開」へどこに注力するべきか。その部分で迷いを与えてしまったようです。

 また、noteでの解説にて、「ヴァジナも主人公」と読んで少々驚きました。上でも述べた通り、オソガル少年が乳のデカい女たちと出会っていく物語だと思っていたので、師匠にもそんなに存在感があるのが意外で……王道としては師匠は乗り越えるものですし、あらすじにも「師匠の呪縛を断ち切れ!」とありますし。オソガル少年の相手役がヴァジナだったりするようなら、少年が師匠にデレる描写がもう少しあっても良かったかもしれません。この点、今後の展開と併せて作者様のほうで取捨選択いただけると良いかと思います。

第二十回 書き出し祭り 第三会場エピソード20の感想一覧

 この発想はなかったので、新鮮でした。なるほど。おねショタが並ぶのであるから、ショタからのデレや心酔といったものを序盤に示す。そういう考えもあるんですね。
 その方法を採用したなら、もっと「ヴァジナとオソガル」の物語であることが、イメージを誘導できそうです。

 肝心なところで弟子が言うことを聞かない。というラインを目指しながら、書いているので、ちょっとうまいこと考えてみます。

 少年の成長も、師匠のやや空回りな情熱も、すこしえっちなところも。続きが楽しみな作品でした。連載開始をお待ちしております。

第二十回 書き出し祭り 第三会場エピソード20の感想一覧

 おお。励みになります。頑張ります。

追伸:古い作品かつ有名作品なのでご紹介するまでもないかもしれませんが、性欲剥き出しかつセクハラなのに読者の好感度は高い(はず)キャラクターの例として、椎名高志先生「GS美神 極楽大作戦!!」の横島を挙げておきます。ご参考になれば幸いです。
投稿者: 悠井すみれ
2024年 05月18日 15時21分

第二十回 書き出し祭り 第三会場エピソード20の感想一覧

 そんな魔法みたいな方法があるんですか!?

 タイトルは耳にしたことがあります。近所の中華料理屋に並べてありました。私はロトの紋章ばかり読んでいたので、触れる機会はなかったのですが。そんな魔法みたいなキャラクターが登場するとあれば、参考にするために触れてみようと思います。

 悠井さんのおすすめするコミックで、印象深かった作品があります。

 書き出し祭りだったか。何かの作品の感想の話題のときにおすすめされたのをおぼえています。信頼と実績のある悠井さんからのおすすめなので、当該キャラクターを確認してみます。

 おすすめありがとうございました。執筆頑張ります。

天崎 剣 さん(作者当てのご褒美)

 想像以上にヴァジナです。

 作者当てのご褒美を頂きました。もしも、私がオソガルならば、旅に出ることなく物語を終着させてしまいかねない位にはヴァジナでした。


出 万璃玲(momo_Ö) さん(作者当て、景品による感想)

 作者当てのご褒美を頂戴しました。

 祭りの期間中はどうにかして、ご褒美のある方を暴いてみせようと躍起になっておりましたが。ご褒美関連を見落としている方もちらほらいたようです。

 このようにご連絡を頂きまして、助かりました。

② 当ててくださった方の作品を拝読し、感想をお届け。
・私からの感想がほしい、という作品名をお知らせください。既読のものを改めて、というのでもOKです。
・私が未読のものであれば、短編は全体を読んで、中長編は冒頭の数話(数千字〜1万字くらいの範囲までで、ご指定ください)の感想をお届けします。
・お届け場所は、なろうへの感想欄orメッセージ等、ご希望をお知らせください。
・基本は褒め感想のみ。気になった点も指摘してほしい、ここを見てほしい、等のご希望があればお知らせください。

『名刺がわりの小説10選バトン』、書き出し祭り副賞ご連絡、頂き物(トレカ)など!

 色々と感想に指定ができるようで、お言葉に甘えました。

 智子も「感想を書く」側としては、どこに注力している作品であるのか。といったことを事前に仕様を知っているのと、知らないのとでは読み下すうえで随分と勝手が変わってくるものです。ということで、もりもりお願いしました。

お願いした要素

感想の残し方:なろうへの感想欄を希望
感想に関しての希望その1:女性読者への嫌悪感や忌避感を排除する形でセットアップを組んでいる。読後感としてはいかがだったか。伺いたい。

感想に関しての希望その2:·連載を視野にいれた作品であり、今後の展開に対してどのような期待感を持てたか。伺いたい。

 頂戴した感想が次の通りです。

面白かったです! ご依頼の作品はこれかと確認のために開いたはずが、そのままじっくり読んで感想までしたためてしまいました。

感想より

 嬉しい言葉です。そうなんですよ。智子の書く小説とか小話って面白いんですよね。

まずご依頼の点①:「女性読者に嫌悪感や忌避感を与えない形」になっているか?
→当方女性ですが、特になんの引っかかりもなく楽しめました。理由としては、
●エンタメとして、フィクション感が強い舞台で物語が展開されている。読者は現実世界と切り離した場所で、物語の世界観・文化を受けとめられる(物語内の世界観・文化が、読者がこれを自然にイメージし、入り込めるように描かれている)。
個人的にはこれが一番の要因かなと思います。
オソガル少年が、乳や性的欲求自体にはまったく興味がなさそう、というのもあるのですが。
それよりも、潔すぎるタイトルしかり、「この作品はエンタメとしてこのように楽しむお話です」が明示されているので、実世界のあれこれは忘れて物語に没頭できました。

感想より

 的確な感想です。私が書き出し祭りを見つけて、16回及び20回(計2回)の参加、感想を書き散らしてようやっと手に入れたメソッドをスパッと言語化されていて、驚きました。

 概ね、狙い通りの効果を発揮できたように思います。

 楽しみ方を提示する。ムードを確定させる。というのは、エンタメのコンテンツとして大事な要素だな。と痛感したのが20回の参加にあたっての学んだことでもありました。

 やはり、タイトルやあらすじから示すムードが確定していることが、よい効果を与えることができたのだと。手応えです。

 やはり、少年の「乳に対しての執着」がないあたりも、効果があるように思います。なんで、彼は乳に執着がないのか。なんてことを今更ながらに考えていたんですが。乳がデカい師匠が、あんなに近くにいたら感覚も麻痺するわな。と、今更ながら思っています。

ご依頼の点②:連載前提で、今後の展開への期待・予想↓

●オソガル少年の成長。価値観・視野のひろがり。
現状オソガル少年は純粋、師匠の教えに従順で。「乳のデカい女=情の厚い、いい女」に何の疑問も持っていません。
でも、今後の旅を通じて様々な人と関わったり経験をしたりすることで、自分の価値観や師匠の教えは正しいのか?、疑問を持つ・考えるときがくるのではないでしょうか。

最終的に、オソガル少年は旅の当初の目的「嫁取り=大人になる」を果たすのでしょう。その際、結果として、妻は「師匠が提示した妻の要件」を満たしているのかもしれないし、そうでないかもしれない。
が、結果・事実がどうあれ。それは師匠に言われたからでなく、オソガル少年自身が選びとった価値観に基づいてのもの、であってほしいと期待します。
=「師匠の呪縛を断ち切れ」(あらすじより)ということなのだろうな、と感じました。

感想より

 タイトルとあらすじで「ログライン」が予想できる情報量まで書き出すこと。の大事さを感じています。

 主人公が「どの方向性」に成長していくのか。という部分を重きに描いてます。
 智子が気にしていた部分が「オソガル少年」がどのような活躍を示すのか。というのを全く見せない形で冒頭を作り込んだので、どう影響するだろうか。というのも不安感はありました。
 ログラインを示せば、ある程度「主人公の行動原理」のみでも、どうにか補完しながら読み進めてくれるように感じることができました。

●ヴァジナの、「呪い」からの解放。
あらすじだけだと、ヒロインは隣国の姫様なのかな?と思ったのですが。本文を拝見すると、ヴァジナもしっかり主人公のように感じました。(というか私個人の好みとしてヴァジナが好きなので、そうであってほしいです笑。)
オソガル少年の求婚(勘違い)に真っ赤になって目を伏せるとか、めちゃくちゃ乙女じゃないですか……村の誰にも物言わせないつよつよヒロインのくせに、純朴な少年弟子だけには手を焼かされ振り回されるとか、ギャップ含めご馳走様です。かわいい。
誰にも敗けたことがない、自分を倒せる誰かを待ち望んでいる、というのも。強き者の孤独とか、自分を受け止めてくれる相手に出会いたい、そんな彼女の強さだけではない内面が垣間見えてよかったです。ラストは彼女にもカタルシスがあってほしい……!

感想より

 この点はかなり悩みながら、書き出しで作りこみました。

 オソガル少年には「若人らしい成長」というテーマを与える事になりました。

 対するヴァジナは「若人をスポイル」させる「良くない大人」としての像を付与することで、弟子からの追求であったり、批難や、軽蔑への恐れなど。様々な部分で懊悩をさせたいと考えています。

 主人公の成長に伴い、焦る師匠といった相乗効果を狙って用意した関係性でした。予想以上に可愛く仕上がりました。

 武術大会のチラシには「乳の上に頭がある」ような女性の肖像画が描かれる。

「乳がデカいぞこの女! あいつは素直すぎる!」

 ヴァジナは高弟に、道場を任せてオソガルを追った。

3-19 オソガル少年の嫁取り物語 ~乳のデカい女をもとめて~

 このシーンが好きだったりします。彼女にはずっと墓穴を掘って、焦っていただきたい。おそらく、書き出しを読んだ読者の方も「このムードを約束しつづける」ことを期待していると思っています。

 ヴァジナに組ませていた設定について、十分に効果を発揮できたようで嬉しいです。

●本文終わりのほう「旅の始まりは求婚にまつわるものということを、多くの語り手が知らない」の一文より。
始まりは、とある村の少年の、小さな自立心によるものだったけれど。この旅は、世界の誰もが知る、後世にも語り継がれるような壮大な物語へと発展していくのかな? といった印象も受けました。

感想より

 実はここの感想は結構驚きました。当時はどうにかして「次の展開」に関してや、全体像や、世界観への含みを与えたいというのがありました。

 しかし、この部分がどれほど効果を発揮できていたか。汲み取りかねていました。この感想を拝読するに「おお、効果あったんだなぁ」と驚いていました。

 蛇足ではあるんですが。智子の「連載に向けて」のメモ書きに近い要素として書き出しておきます。

 この作品は「戦争」に関する物語を予定しています。

 ヴァジナが興した里についても過去に「戦争難民」達を率いて、各国からの干渉を跳ね除け、自治を行い続けるために「隠れ里」として集落を作りました。
「異世界のスイス」みたいなイメージですね。

 各国の要求の全てを跳ね除けるためには、圧倒的な武力と、完全独立の自治、攻めるに困難な急峻な里、といった「戦うための里」として、そこに住む人達全てが兵員となれるように、徹底的に「自治独立」の気質をもたせたコミュニティです。

 そんなところで英才教育を受けた「オソガル少年」が「乳のデカい女」を求めて、旅に出るわけですが。10歳の少年が、武闘大会で大人達をなぎ倒し「乳のデカいお姫様を連れて帰ります」なんて言おうものならば、周りはてんやわんやです。

 そして、乳のデカい(?)お姫様の偽乳疑惑、富国強兵策の一貫として、オソガル少年を抱きこもうとする陰謀だったりといったものを絡めて、展開する予定です。

 もちろん、道中、乳のデカいお嬢さんが山賊に悩んでいるかもしれませんし、乳のデカいお嬢さんが川で溺れているかもしれません。

 とにかく筋としては「戦争」をイベントの基軸として用意していたので、上記の感想について「効果はあったのだ」という部分で自信をもって、書き出しの情報を整理していきたいと思います。

……と、私としては、面白くてじっくり拝読した上での感想をお届けしましたが。
ふらっと立ち寄ったweb読者さんであっても。主人公二人のキャラが立っている、行動原理がわかりやすい、などの魅力が伝わってくるので、この二人の旅の行方はどうなるんだろう?(=今後の展開への期待)と、物語にするする引き込まれていくのではないかなと思いました。

感想より

 私がやろうと思っていたことを全部、丁寧に見透かされてる感が気持ちいいです。
 行動原理がはっきりした序盤のエンタメコンテンツは大事ですね。その期待の通りに、展開をさせていくこと。を意識しながら、執筆に励みます。

一点だけ、「それ(今後の展開・期待)を感じ取ることができる情報量だったでしょうか?」について。「おね×ショタ」をセールスポイントとして推すのでしたら……。

感想より

 おお。きた。そうですよね。そうですよね……

読者として、“おね”=ヴァジナということでいいのかな?と迷った部分はあります。オソガル少年×ヴァジナの一対一の関係性をメイン要素の一つとして置くならば、ヴァジナも少年に次ぐ主人公・ヒロインであると、もう少しわかりやすく書いてもいいのかなと(すみません、情報量というよりは、開示の仕方という話になってしまいましたが)。
上記の迷いが、せっかくの売り「おね×ショタ」を若干ぼやかしてしまったように感じました。

感想より

 仰るとおりです。「~乳のデカい女をもとめて~」というサブタイトルからわも分かるように。このタイトルに惹かれた読者の皆さんは「おね×ショタハーレムもの」としての期待感を持って、読みに来るはずなんです。

 しかし、そのおねショタハーレムを約束するような描写も見当たりませんし。ヒロイン(課題をもたせた女性キャラクター)との関係性についても、明示してはいるのですが。カップリングとしての押し出しも少ないというのは自覚しているところでした。

 上記においても語っていたように「サブテーマ」として持たせている「戦争」に関する要素だったり、言外に語ろうとする設定の要素が多めになってるんじゃないか。という反省があります。

 もっと。もっと。ヴァジナの可愛さを。報われなさを。オソガルからの癒やしを。オソガルがヴァジナに何を与えているのか。そっちに注力して、ラブコメ要素マシマシにする方が「タイトルあらすじ」で期待した「おね×ショタ」を約束できたように思っています。

 連載の際には、文字数との絡みを調整しながら考えてみます。参考にさせていただきます。

とはいえ、“おね”=これから出会う様々な女性全員を指す、というのであれば、この指摘はご放念ください。ヴァジナ推し(ヴァジナをメインヒロインとして見たい)は、私の好みというところが大きいですので……。

感想より

 皆さん。ヴァジナを好んでもらっているようで嬉しいです。

 お気に召して頂いておりますので、彼女の話やキャラクターについて。メモを残します。実際、裏話的な要素にはなるので。差し障りがあるならば。読まない方が良いかもしれません。

 

 結構使いやすい組み合わせだと思うんですよね。
 未熟な師匠に。成長途上な弟子っていうのは。

 これも私の中の「物語中のキャラクター」の結末に関してですが。

「苦み走った結末」って良いですよね……

 勝利とも敗北とも言えない結末。そういうのが好みだったりします。

 オソガル少年に関しての「セントラルクエスチョン」は「彼は乳のデカい女性を妻にできるのか?」という外的な課題を付与しつつも「彼はどうして結婚したがるのか? 結婚をすることで、コミュニティからの承認を得られると勘違いしている精神性」という内的な課題を両立させました。

 ヴァジナに関しての「セントラルクエスチョン」は「彼女は彼女を打倒できる武芸者と出会うことはできるのか?」という外的な課題を与えています。それを達成させることも、視野にいれながら「里」を運営し、守ってきたという側面もあります。

 そして彼女が「強い男でないと嫌だ」という「ある種の選好(これは非常に当たり前の女性としての感覚ではあるんですが)」に関してを「内的な課題」として整理しています。

「弱い男」でも受け入れる。までの葛藤を含めたストーリーを考えています。

「ヴァジナ」に与えているストーリーラインや成長要素が「フェミニスト的」な強さを手に入れていく話にはなるんです。

 しかし、この狙いは「エンタメ作品」としては両刃の剣的な要素があると考えています。

 エンタメコンテンツを好む「男女」の思想については「保守的」な要素を内包した価値観の人々が読む傾向があると見ています。

 女性向け作品に登場する男性達は「スパダリ」と呼ばれる「全てを兼ね備えたスーパーマン(金もあり、地位もあり、権力もある)」に愛されることをコンテンツの楽しみ方としています。

「強者に愛される」という「楽しみ方」は非常に「保守的な楽しみ方」です。男尊女卑的というと、少々トゲがあるんですが。でも、皆さんこの楽しみ方が好きなんです。

 このエッセンスを保ちつつ「女性」の権利への高い意識まで持つ。といったスパダリが大事だったりします。

 二つの「相反する思想」のいいとこ取りが「現代に求められるエンタメコンテンツ」の作り方だと考えていて。それじゃあ。ヴァジナはどのように作り込むべきか? といったことを考えました。

 彼女は「強い男ないし強い女を伴侶としたい」と熱望しています。
 それは「現代の女性たち」も強い共感を持てる願望です。
 コミュニティにおいて「私の旦那は、私の妻はこんなに素晴らしい人なんだ」と自慢したい。といった考えが少なからず存在します。トロフィーワイフ的な感情ですね。
 婚活市場において、男性や女性をマッチングしていくときに。
 相手の年収であったり、家族構成であったり、条件をデータ化し「自分が納得できる」ラインまで落とし込みながら、伴侶を探し続ける。といった挙動も観測できます。

 仕事を失い、ヤケクソとなっている旦那を放逐する。といったような凋落についても、人生やってれば「お見かけ」することは珍しくありません。

 そういった諸々の「生涯の伴侶の価値をデータ化する」といったものが、現代の「婚活市場」の側面があります。

 まさしくヴァジナは「現代的な強い女性像」なのです。男に頼らず、全てを差配し、里を守り切る。女傑も女傑。
 里に生まれる赤子。
 死にゆく老人。
 全てが彼女をおいて流れていく。

 強い彼女が「弱い男」を愛せる様になるのか。愛することを彼女が許せるのか。この部分をエンタメ的に「成長要素」として「強い女性像」の新しい選択という形で提案できないか。といった狙いで作っています。

 この部分もあって「女性読者」の皆さんの感触を知りたかったのです。

 当時は智子は「感想依頼の受付」を見つけたら、飛び込むようにして依頼を掛け続けました。さすがに「未成年」と分かるお方には恐れ多くて、お願いはできなかったんですが。見かけた方には全てお送りしたと思います。

 皆さんの感想を受けて、刺激を受けながらメモが積み重なっています。

 これだから、おねショタは辞めらんないですな。書きたいテーマと社会の像が一致しすぎている。

 長くなりました。

それでは、感想のご依頼ありがとうございました。連載開始を楽しみにしております!

感想より

 励みになります。頑張ります。連載が開始したら、どこかで皆さんにもお披露目しようかと思います。その時は違うアカウント名(西向く侍)なので、混乱させるかもしれませんが。よろしくおねがいします。

 感想ありがとうございました。


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