葵の呪縛

前回の記事で、ガラクタネームの中で最も改造がひどいのに最も広まっているのは陽葵(ひまり)であると言いました。

今一度、改造の過程を振り返りますと、陽葵(ひまり)という名前は、向日葵(ひまわり)陽日葵(ひまわり)陽葵(ひまわり)陽葵(ひまり)、という経過をたどって誕生したものです。

ところが、こう書く名前の中には陽葵(ひなた)と読むものが存在します。しかも少なからず。

こちらに至っては、何がどうなってるのかもうわかりません。

さらには叶葵(かなた)なんかも出てきたりして。だから熟字訓の一部を切り取るのはダメだっていうか、まず陽葵(ひまり)や陽葵(ひなた)は熟字訓ですらない!

まぁね、前回ね、親の性質云々には触れないと言ったんですけどね、これを名づける親については「頭からっぽなんじゃねぇの!」とでも言いたくなりますよ。

「かなた」と名づけたいのなら素直に「彼方」と書け! 「ひまり」と名づけたいのなら「火鞠」とでも書け!

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