NOKTON 35mm F1.2こそ夜間最強
『APS-Cは夜間に弱い』
こんな思い込みを完全に破壊したNOKTON 35mm F1.2。
以前は『三脚にしっかり固定してブレないようにタイマー設定して露出を適正にして...。』
みたいな事にエネルギーを使っていた。
今考えると楽しんでるというか、いかにノイズレスで綺麗な写真が撮れるかコンテストだった気がする。
前回のNOKTON 35mm F1.2についても語った様に、楽しむハズがいつの間にか『作業』となっていた。
そんな私の間違った思い込みを完全に破壊したレンズ『NOKTON 35mm F1.2』と富士フイルム機。
最新型でありながら非常に美しいオールドスタイルであり各種リングの操作性、トルク感は正に別格。
肝心な写りはと言うと完全なオールドの描写でありながら絞り込むに連れてシャープネスが上がりシネマティックな写りに変わる。
ハリウッド映画のようなバキバキの解像度では決してないのに『何か凄い迫力がある写り』と言うのが相応しい。
そんなNOKTONとACROSというコンビネーションで夜景を撮ると凄く良い写真が撮れる。
テーマは『夜景スナップ』。
三脚は使わず手持ちで気軽に撮り歩き。
私のポイントはシャッタースピードを稼ぐ為にISOを爆上げする事。
惜しむ事なくISO爆上げ。
ISO10000なんて言わないでISO25600オーバーもガンガン使う。
ACROSは低粒状なモノクロ描写が魅力だが、逆にISO爆上げによるノイズの粒状感を利用し撮影する事で良い写真が撮れると言う事です。
『ノイズを除くのではなく逆に作品に利用する』
これこそが過去の自分と決別出来た逆境の思考。
呪いが解けた事で私の写真に対するモチベーションはISO感度と共に過去最高の爆上げとなった。
考え方を変えるだけで世界はこんなにも変わる。
昔はズームレンズを中心に広角、高倍率、望遠と全レンジを持っていたいおじさんだったが今では全く違う。
NOKTON 35mmが一本あればイイ。
広角が必要なら入る範囲で切り取れば良い。
望遠が必要ならトリミングすれば良い。
動きモノ撮るなら被写界深度深くして撮れば良い。
心から思える様になった。
以上の事からNOKTON 35mm F1.2
が夜間最強レンズと言う結論になりました。
ありがとうございました。
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