駆けつける風後日談
この物語はフィクションです
俺は風切颯(かざきりはやて)19歳で、地球防衛隊Saverの隊員でありながら人気アイドルグループの日向坂46のボディーガードを勤めている。何で日向坂46のボディーガードをしてるだって?それは・・・
ひなの:颯!早く!
颯:待てよ。ひなの!
彼女は上村ひなの。日向坂46の三期生の一人であり、俺の幼なじみでもある。前回、ひなのの所に殺害予告が頻繁に届く事件が発生した。犯人はババルウ星人で俺、いや俺たちが協力して倒した
フーマ:お前の幼なじみは元気だな
颯:それがひなのだからね
こいつはウルトラマンフーマ。俺と一体化してるウルトラマンで俺の相棒だ
ひなの:ねぇ!今二人してバカにしたでしょ!
颯:バカにはしてないよ
フーマ:そうだよ。な!
ひなの:ふーん。なんか怪しい~
颯:はぁ~とっととメンバーの所に行くから乗れ
俺はひなのにヘルメットを渡し、バイクの後部座席に座って貰った
颯:出すからしっかり捕まってろよ
ひなの:うん!
俺はバイクを出した
ひなの:ねぇ!
颯:どうした?
ひなの:颯がフーマだって知ってる人は私だけ?
颯:いや、Saverの隊長と先輩たちは知ってる。でも、一般人で知ってるのはひなのだけ
ひなの:私アイドルだから一般人じゃないんだけど!
颯:それでも、秘密にしないといけないから!
ひなの:そっか。でも良かった!ずっと一人で戦って来た訳じゃないんだね!
颯:最初の頃は一人で戦って行かないといけないと思っていたけど、隊長の言葉を聞いてからは一人で戦っている訳じゃないって思ったんだ
ひなの:隊長さんの言葉って?
颯:一人で辛かったら頼れ!ウルトラマンでも頼っちゃ駄目な理由は無い!君は一人の人間でもあり、仲間達が着いてるんだ!だから、一人で抱え込むな!ってね
ひなの:とても良い隊長さんなんだね!
颯:そうだな。さて話ていたら着いたぞ
ひなの:うん!今日も送ってくれてありがとう!
颯:仕事だからな
ひなの:仕事じゃなくても送るでしょ?
颯:全く。俺は駐車して来るから中で待ってて
ひなの:わかった!
俺は自分のバイクを駐車場に停めていた。そしてひなのと合流した
颯:待たせたな
ひなの:行こっか!
すると、ひなのは手を握って来た
颯:ひなの!?
ひなの:駄目かなぁ?
颯:良いよ
ひなの:フフッ、ありがとう
まあ、中だから大丈夫だろうと思い俺は許してしまった。そして、楽屋の前に立ち
颯:絶対に内緒にしろよ?
ひなの:わかってるよ!安心して!
安心出来ないんだよな~
フーマ:(言わないでおいてやるか)
俺達は楽屋に入った
ひなの:おはようございます!
颯:おはようございます
久美:おはよう!二人とも!
未来虹:相変わらず仲が良いね~
茉莉:手まで繋いじゃってね~
ひなの:えへへ~良いでしょ~
今のひなのの反応が可愛いと思ってしまった
陽世:でも、よく手を繋げるね
颯:手を繋いだのは今日からなので驚きましたけど
菜緒:颯くん!
颯:菜緒さん
菜緒:この前は色々あってお礼を言えなかったから。助けてくれてありがとう!
颯:いえいえ、Saver隊員として当たり前の事をしたので
菜緒:でも、気になったんだけど颯くんって人間離れした動きするよね?
美玖:確かに何で?
颯:えっと~それはですね~
ひなの:ほら、いつも宇宙人と戦っているから特訓とかしてるんでしょ!
颯:そうそう!いつも特訓してるんですよ~
史帆:なんか怪しい!
颯:怪しくないですよ!
史帆:本当?
颯:本当ですよ!
美玖:じゃあ何でひなのが先に答えたの?
颯:それは・・・
ひなの:まあまあ、良いじゃないですか~アハハ・・・
久美:ひなのも何か隠してるよね~?
ひなの:隠してないですよ。颯がウルトラマンだって事を・・・あ!
颯:ひなの・・・お前・・・
未来虹:さぁ~てどういう事か?
茉莉:説明して貰おうかな~?
陽世:もちろん!ひなのちゃんもね~
メンバーの皆さんが俺達を囲み、少しずつ近づいて来た。すると、上から何か落ちて来た
颯:イテッ!
ひなの:大丈夫?
颯:なんだこれ?
俺は頭に当たったデバイスを拾った
颯:何だこれ?
ひなの:それは?
すると、デバイスから説明書が出てきた
久美:何これ?
フーマ:これはウルトラディメンションナイザー
菜緒:今誰が喋ったん!?
颯:あぁ~一回ちょっと静かにしてください。続けて
フーマ:ウルトラマンの記憶を取り戻す為のアイテム。取り戻したい事を考えれば、未来から記憶が送られる。しかし、自分や自分と近しい存在ではないと記憶は送られない。わかんねぇ~
颯:要するに、今は俺達の記憶を手に入れないといけないって事か
フーマ:俺達の記憶を手に入れるって何を考えれば良いんだ?
美玖:さっきから誰と話してるの
ひなの:えっとですね~?
颯:この際だから皆に話そう。ついでに四期生のメンバーも連れて来て
ひなの:わかった
ひなのは四期生のメンバーを連れて来た
すみれ:どうしたんですか?
颯:まあ、まずは皆さんに内緒にしてたことを話さないとね
俺はアクセサリーを触れた。すると
フーマ:よっと!これ見えてるか?
陽世:嘘でしょ!?
未来虹:あの青いウルトラマン!
茉莉:えっ!何で!?
颯:単刀直入に言いますが俺、フーマと一緒に一体化して戦ってます
菜緒:えっ?どうゆうこと?
ひなの:つまり、颯はウルトラマンなんです!
メンバー:・・・えーーーーー!
フーマ:まあ、その反応するよな
史帆:まさか、ウルトラマンが近くにいたなんて
すみれ:しかもそれがファンの人・・・
フーマ:とりあえず、自己紹介だな!俺は風の覇者ウルトラマンフーマだ!よろしく!
美玖:ひなのちゃんはいつ知ったの?
ひなの:颯が初めてボディーガードに来た時です
久美:つい最近じゃん
颯:それより、まずは記憶を回収しないとな
ひなの:記憶を回収?
颯:うん。その記憶を取り戻す為にこのディメンションナイザーがあるらしい
久美:ねぇ話ついて行けないんだけど・・・
颯:えっと、じゃあ何から話せば良いですか?
すみれ:ならフーマさんとの出会いが聞きたいです
颯:一年前の話ですね
フーマ:その事について話したら記憶が取れるんじゃないか?
颯:そうだな。じゃあ話しますね
すみれ:お願いします
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俺は風切颯。高校三年生だ。俺には好きな事がある。それは・・・
友人:おい!この前のひなあい見たか?
颯:飛行機雲が出来る理由のMV解説だろ?見たぜ
友人:いや~そろそろこさかな復活してくるな!
颯:そうだな
俺は日向坂46が好きだ。同じおひさまの友人と共にこうして話してる。推しは上村ひなのだ。だが俺は数人にしか話してない事があるそれは・・・
友人:なぁ、幼なじみが推しってどうなんだ?
そう、ひなのとは幼なじみなのだ
颯:本当なら、好きって伝えたいけどアイドルだし。それに連絡先もわからないからさ。だから、今は推しとして応援することが正しいのかな
友人:でも、会いたいとは思わないのか
颯:そりゃ、会いたいよ。好きな人だから
友人:そっか。あ!悪い今日部活があって一緒に帰れないわ
颯:そっか。わかった
友人:それじゃまたな!
颯:おう・・・ひなの・・・
俺はカバンを持ち教室を出た
颯:たまには寄り道も良いかな
俺はブロマイドが売ってある。店に入った。そして、日向坂46のブロマイドがある所に来ていた
颯:やっぱり、少しは大人になったな
俺はひなののブロマイドを取り見ていた
颯:いつか必ずライブ見に行くからな
俺はブロマイドを戻して、店を出た
颯:さて、後はあそこによりますか
俺は土手に来て、座っていた
颯:ひなのも休みの時はここに来てるのかな?
この土手はいつもひなのとの帰りによく来て話していた場所だ。俺はそんなここが好きだ。ここにいればひなのが近くにいる気がするから。すると
?:あらやだ!ちょうどターゲットがいるじゃない
颯:なんだお前は!?
?:あたしはガピヤ星人アベル。宇宙のヒットマンよ!
颯:宇宙ヒットマン?
アベル:そう!だから貴方を殺しに来たのよ!
すると、ガピヤ星人は腕から光弾を放った。俺はそれを避けた
颯:危ね!
アベル:何で避けるのよ!
俺は何度もガピヤ星人の攻撃を避けた。だが、ガピヤ星人の攻撃が俺の腕をかすった
颯:うっ!
俺は腕を押さえながら、ビルに隠れた
アベル:もう!いい加減しつこいわよ!
颯:うるせぇ!しつこいのはそっちだ!このオネェ野郎!
アベル:もう!許さない!私を怒らせたことを後悔させてやるわ!
すると、ガピヤ星人は巨大化した
颯:マジかよ!
アベル:これで終わりよ!
ガピヤ星人はビルを壊し、ビルの瓦礫が俺の所に落ちて来た
颯:(これで死ぬのか・・・ひなの、ごめんライブに行けなくて)
すると、光が俺を包み落ちて来た瓦礫から救ってくれた
颯:なんだ!?
?:ヘイ兄ちゃん!死ぬのは早いんじゃねぇか
颯:あんた誰だよ!?
?:俺の名は風の覇者。ウルトラマンフーマだ
颯:フーマか助けてありがとう。なぁ、あんたあの宇宙人倒せるか?
フーマ:出来るけど条件がある
颯:なんだその条件って
フーマ:俺と兄ちゃんが一体化すれば倒せるぜ
颯:なるほど一体化ね・・・一体化!?てことは俺も戦うって事!?
フーマ:そうゆうことだ!
颯:なんかわかんないけどあいつ倒せるならやるよ!
フーマ:そうこなくっちゃな!
すると、右腕に何か着いた
颯:何これ!?
フーマ:それはタイガスパークって言ってな俺の仲間の父親がくれたものなんだ
颯:なるほど?
俺はタイガスパークを触っていたらレバーがスライドした
カモン!
颯:うわ!
フーマ:何も言わずに起動するなんて凄いじゃねえか!後は
すると、フーマはアクセサリーになった
颯:これは?
フーマ:俺のアクセサリーだ!それをタイガスパークを持ってる手で掴めば変身出来るぜ
颯:わかった!
颯:風の覇者!フーマ!
俺はタイガスパークが着いてる方でアクセサリーを掴んだ
颯:バディ~ゴー!
ウルトラマンフーマ!
フーマ:セイヤ!
フーマ:俺の名はフーマ!銀河の風と共に参上!
颯:俺がウルトラマンになった・・・
アベル:あらやだ!ウルトラマンじゃない!
フーマ:兄ちゃん!一気に飛ばすぜ!
颯:飛ばすってわぁ!
フーマはガピヤ星人にキックを繰り出した
アベル:あらやだ!この細マッチョ速すぎでしょ!
フーマ:俺のスピードについてこれるかよ!
颯:いや!俺がついていけてないから!
アベル:これでもくらいなさい!
ガピヤ星人は腕から光弾を放ったが、フーマは軽々と避けた
アベル:この!うん?
すると、ガピヤ星人の見た先には一般人がいた
アベル:あら、ちょうど良いわ!
颯:危ない!
フーマは一般人を庇った。すると、胸の光が点滅した
颯:この野郎!
フーマはチョップやキックをガピヤ星人に当てた
フーマ:やるじゃねえか兄ちゃん!
颯:えっ?
フーマ:今のはお前が動いたんだ。俺は何もしてないぜ
颯:俺が自分から・・・
アベル:無視すんじゃないわよ!
ガピヤ星人は剣を出し、フーマに刺した
フーマ:うっ!
アベル:これで私の勝ち
すると、フーマが消えた。そしてガピヤ星人の後ろにいた
フーマ:残像だ!
アベル:そんなの有りか!?
フーマはガピヤ星人の持ってる剣を奪いガピヤ星人を切りつけた
フーマ:さぁ~て決めるぜ!
フーマ:極星光波手裏剣!
フーマは弓を打つかのようにして放った。そしてガピヤ星人を半分にした
アベル:あらやだ!兄貴と同じ死にかたなんて
そして、ガピヤ星人は爆発した
颯:倒したのか?
フーマ:あぁ、二人でな
俺は元の姿に戻った
颯:フーマ助けてくれてありがとうな
フーマ:おうよ!これからもよろしくな!
颯:うん、よろしく・・・ってはぁ?
フーマ:どうした?
颯:これから一緒にいるの?
フーマ:もちろんだ!
颯:いや何で!
フーマ:もしかしたらまた宇宙人が現れるかも知れないからな
颯:もう戦うのは勘弁してくれ!
どうやら、俺の戦いは始まったばかりらしい
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颯:とまあ、これが俺とフーマの出会いかな
ひなの:あの時が初めて颯が変身したんだ・・・
颯:まあ、あの後色々ケンカとかあったけどさ、フーマのおかげでひなのと再開できたからな
フーマ:なんだよ
陽世:あれ?フーマさん照れてます?
フーマ:はぁ?俺が照れる訳
茉莉:ウルトラマンも素直じゃないんですね~
フーマ:なんだよ!皆していじめるのか?
未来虹:いや~カッコいいのに照れる所もあるんだな~って
美玖:でも、フーマさんがいて、怪獣や宇宙人を倒してくれた
菜緒:その後私達が歌やダンスでおひさま立ちにハッピーオーラを送っていた
史帆:その二つが合わさったから、今でも楽しく暮らして行けるんだね!
ひなの:それにあの時颯が助けてくれたからこうして今の私達がある
すみれ:私達は知らない間に心が繋がっていたのですかね
颯:そうかも知れないな
すると、ディメンションナイザーが光出した。そしてそこからカードが出てきた
ディメンションロード!ウルトラマンフーマ!
フーマ:もしかしたら、俺の記憶が届いたらしいな!
颯:そうだな。俺はこれからも皆さんの事をお守りします
メンバー:よろしくね!
颯:あ、後俺がウルトラマンだとは内緒で
久美:そうだね。皆で秘密にして行こうね!
今日は大変だったけど、無事に日向坂46の仕事が終わった。そして今ひなのとバイクで帰っているのだが
颯:なぁ、寄り道していいか?
ひなの:良いよ!どこ行くの?
颯:俺たちがいつも行ってた場所
俺はバイクを走らせ向かった先はいつも行っていた土手だった
ひなの:久しぶりに来たな~
颯:あぁ、いつもことで遊んだり愚痴言い合っていたな
ひなの:でもこんな場所が無事って凄いね
颯:確かにそうだな
ひなの:颯いつもありがとう
颯:なんだよいきなり
ひなの:良いの、そういう気分だから
颯:これからも側にいるからな
ひなの:うん!
颯:帰るぞ
俺はバイクを走らせ、ひなのの家に向かった。そして荷物をひなのの部屋に置いて行った
颯:じゃあ、明日も迎えに行くから
ひなの:待って!忘れ物!
颯:何?
チュッ
ひなの:忘れ物でしょ?
颯:全く、少しはアイドルとしての自覚を持ちな
ひなの:嬉しくないの?
チュッ
ひなの:颯///
颯:これが俺の気持ちだ///
ひなの:颯、大好きだよ!
颯:俺も大好きだよ
ひなの:それじゃ、また明日
颯:あぁ、また明日
俺はひなのの部屋を出てバイクで家に帰っていた
フーマ:お前も大胆だな
颯:うるせぇ///
フーマ:まったく、アイドルも大変だな
颯:でも、ひなのは頑張っているんだ。俺はそんなひなのをこれからも応援する
フーマ:そうか
俺はこれからもボディーガードとしてひなのを守って行く。これからもずっと
fin
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