ブランド戦略

ブランドとは

商品・企業と顧客の関係性や絆

ブランド戦略:企業理念を具現化し人々に伝えるための戦略


ブランドがもたらすメリット

・ロイヤリティーの高い顧客を確保できる。(リピート客)

・売上安定

・原価に、高いマージンを加えることができる。


ブランド戦略策定の方法

①ブランドコア:必要不可欠なブランドエッセンス。この要素がなければこのブランドとは言えないもの。シンプルにコミュニケーションでき、実行可能であること、企業の活動すべてが関連づいていることが求められ、3つ程度の単語で表される。

例:安心・安全・高品質

②ブランド・パーソナリティ:そのブランドを人としたときのイメージ

例:スタバ → 仕事ができ自ら進んで努力ができる若手のサラリーマン

③ブランド・ポジショニング:ブランドを聞いただけでイメージが出てくること。(ブランド・ステートメント:見るだけでブランドイメージがわく文章。


ブランド発信

戦略策定プロセスにて戦略が確定したら次は対外発信。

ステップ①:センサリーエクスプレッションアンドボイス

→長期的に使う変えにくいブランド要素(名前・ロゴ・シンボルなど)


ステップ②:ブランド・エクスキューション

→接客・PR・店の雰囲気・客層など

→社員全員がブランド戦略を理解していないと、このエクスキューション(表現)にズレが出てきてしまう。顧客とのすべてのタッチポイントでエクスキューションを統一できるように細部にまでこだわる必要がある。


ブランドマネジメント

ブランド戦略策定・対外発信により、ブランドを守り育てること。ブランドの現状把握や戦略が正しいかの確認、またブランドの幅を広げタッチポイントを増やすという目的のもと行われる。後者のブランドの幅を広げる行為はブランドエクステンションと呼ばれる。


ブランド・エクステンション

4種存在する。

①ラインエクステンション:既存商品カテゴリー × 既存ブランド名 (例:ダイエットコーラ / キューピーハーフ)

②マルチ・ブランド:既存商品カテゴリー × 新規ブランド名    (高級志向の水など)

③ブランドエクステンション:新規商品カテゴリー × 既存ブランド名(例:駐車場運営Timesのカーシェア進出)

→メリット:すでに成功しているブランド名を使うことができる。    リスク:既存ブランド名へのダメージの危険性 


④新ブランド:新規商品カテゴリー × 新規ブランド名      (例:清掃事業メインだったダスキンがミスタードーナツをはじめフードサービスに進出)


ブランドエクイティ

ブランドは資産となる。そのブランドの資産価値をブランドエクイティという。その構成要素は4つある。

①ブランド認知:認知されているか。ただ単に知られている、のではなく、詳細が分かっているか・買う選択肢に入っているかが重要。

②知覚品質:他の商品・サービスと比べてこのブランドに価値を感じているか。

③ブランドロイヤリティ:繰り返し利用・購買を行うか。他の知人などに薦めるか。

④ブランド連想:ブランドからのイメージができるか。(ベンツやロレックスは高級、など)、このブランドでほかの商品を買いたいか。

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