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フリーゲーム何作品かやって思ったこと~10月にプレイした作品まとめ~

※作品紹介のあとにちょっとした雑談があります

リードマインド

ここは相変わらず主人公TUEEE&カッコイイ系で安心感を持ってプレイできる。主人公にスポットライトを当てて書く人が少ないので貴重なサークル。このスタイル貫き通して欲しいと思うと同時にエロゲーマーとしてはヒロインのにも力を入れて欲しいと思う今日このごろ(だいたい死ぬ)

トキゴエ列車からの脱出

ティラノフェスグランプリ受賞者、春根利馬さんの3作目。ここまで来るとさすがと言うべきか。上がっていくクオリティとシナリオの質の高さは想像しているハードルを悠々と飛び越えていく。信頼と実績のフリゲ制作者

凪ノ恋

この作品を超えるギャルゲはもう二度とフリーゲームでは現れないのではないかと言う畏怖を覚えた作品。長くは語らない。プレイしてくれ、ヤバイ

夢見た少女のニルヴァーナ

この作品はキャラクターの質が高すぎた。プレイ後数ヶ月経ったらどんなキャラだったかな、みたいに忘れることもないぐらい強烈。だからこそ分岐が欲しかった。というかエロゲで出して? 
ちなみにエロゲーマーとしてこの作品が好きだったからこそ、頭のおかしい文字数になってしまっている(テンション上がりすぎたんだろうな……)

花枕

10月にプレイした中では前作と比較してだいぶスタイルを変えてきた作品だったと思う。空の果てからこんにちはをプレイ済みの人はその新鮮さを楽しめる出来

止水

正統派純愛作品、いかにもな感動作品っぽい雰囲気に油断していると度肝を抜かれるシナリオ作り。難病モノをこういう風に描いた作品は今のところ知らないので、発想力の勝利と言える

これってモテ期ですか!?

さくっとプレイできる作品なのに、完走後の印象が強い。あれ、今ギャルゲープレイしてたんだよね……? そう思える作品
フリーゲーム制作者どんでん返し作りたがりか?

あなたの命の価値ver2

浦田節全開。この人の作品をこよなく愛している人、本作の力の入れ具合は凄いぞ。基本作風が重たすぎるのでプレイ後もどこか心の中でしこりがあるままになるかと思いきや、本作はスッキリとした気分で終われるように作られている


以上、10月にプレイした作品たちでした。

ここからはちょっとした「自分の書く感想」に対して思うところをつらつらと書く。


ボイスあり作品に関して

本題に移る前にこれについて話しておきたい。

ボイス音量が全体で統一されていなかったり、ボイスの声色と表情差分があっていなかったりすると、せっかくボイスがついているのに、ついているが故に気になる点が出てきてしまっている作品があった。

個人的にはボイスをつけるとなるとこういうところに気を配らないといけなくなるのか……面倒くさ……と制作者目線として参考になった部分ではあるのだけど、

プレイヤー的にはもったいない。

このへんも難しい問題なんだ。じゃあつけないほうがいいのか、と言われると絶対につけたほうがいいし。
(ボイスはそのデメリットを帳消しにするぐらい強い要素なので)

凄い作品を作ろうと思ったらそれなりに面倒くさいことをしっかりやらないといけないということを改めて感じた。

なんで実況感想なのか?

このスタイルで感想書いてる人は自分以外にはあんまりいないのではないかと思う。
(1時間の作品をプレイするのに3時間以上かかったりするので、自分でも正直辞めたいとは思っているんだけど……)

それでもノベコレが「批判禁止」をしていることもあり、ノベコレ作品に関しては価値のあるものになっているのではないかな、と個人的には感じて、今のスタイルを続けていたりする。

というのも、やはりどれだけ良い作品にも「欠点」はある。

むしろ良い作品だからこそそれは目立ちやすかったりする。
(ボイス問題然り)

「せっかく良い作品をプレイしたのに、ここだけは気になるんだよな、でもノベコレの感想見ても誰も言及してない……」

そういうプレイヤーのモヤっとした部分を解消できればという部分も含めて、結構感想ではツッコミを入れたり「ここだけは言及したい」という項目を設けたりした。

実際にエロゲをレビューしてた頃は厳しめにレビューをしていたんだけど、もらったコメントの大半が「共感できます」的なことだった。
(エロゲは可愛さ>シナリオ度外視なところがあるので)

あのですね、作品を語る上で良いと思うことの共有も大事だけど、ここはちょっと、と思うところの共有も同じぐらい大事だと思うのですよ……。

もちろんそれは嫌味的な意味ではなくて「もったいない」という意味でね。

なんというか「作品を語る」って、良い部分にばかり目を向けることじゃない気がするんですよね、悪い部分ふくめてその作品というか。

ニコニコ動画発祥の言葉で「でんでん現象」というものがある。以下引用

でんでん現象とは、最初は評判の悪かった、あるいは面白くないという意見の比率が高かったアニメが、回を追うごとに視聴を辞める者を出し、最後には絶賛する人だけが残り、結果的に評判が良い様に見えることである。一話と最終話では視聴者の分母が異なる事を無視して、「面白いのに売れない」と勘違いされることがある。

さすがにこれは極端な例だけど、

全員が全員手放しに作品を100パーセント肯定すると、後からプレイする人が「期待」「結果」に対して悪いギャップを生んでしまう可能性がある。

フリーゲームだから、は作者にとって良い免罪符になるかもしれない。

でもプレイヤーにとっては作品への指標にならない。

だから全部語りたい。そういう意味でここでは
全てのリアクションをお届けした「実況感想スタイル」を取っていたりする。

本当に需要があるかどうかはちょっと今のところわかってない。

如何せん分母が制作者の方がまだまだ多くて、プレイヤーの数足りてないというか、話題になる作品は実況者に吸われるっていう現状が噛み合ってないんよね。

ノベコレは質のいい制作者育成工場と化してて、プレイヤーにはあまり優しくない。肩身が狭いって意見もちらほら見る。

実況感想はそういう人に認知されて欲しいかな。

感想書く時に気を付けてること

技術的な「言っても仕方ないこと」だったり「作者もわかっててやっている」ことに対しての言及はなるべく避けるようにはしてる。

立ち絵の線が粗いみたいなのってきっと作者も「こんなもんでええやろ」の精神でやってて、言ったところで改善されるとは思わないし、それって意識の問題だから。

出来るだけ「意識の高さの押し付け」はしないようにしてるつもりです。

これはボイス音量でも同じ。

今回初めてそういう作品に出くわしたので思いがけず言及しちゃった作品もあったんですが、今後ボイス音量に関しては「結構難しい技術」だと頭の片隅に入れて、言及を避けるつもり。

どれだけフリーゲームの質が上がろうと意識の高さを追求し始めたらただでさえ辛いゲーム制作の疲労を加速させることになるからね……。

感想書く側としてそこは気を付けていくつもりです。

そんなこんなで

ちょうど仕事の休みが続いたので一気にプレイしましたが、とりあえずやりたいと思ってた作品はプレイし終わりました。

ギャルゲっぽい作品を選別してプレイしているんですが、こんなすげえギャルゲあったよ! みたいなオススメがあれば随時プレイしようと思ってます。

それではここまで読んでいただきありがとうございました。

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