人生を彩るショートカットキー
Ctrl + Z 元に戻す(Undo) ⇔ Ctrl + Y やり直し
パソコン操作をするとき、皆さんはキーボードショートカットキーを使っていますか?
Windows JAPAN の調査によれば過去に人気の高かったキーボードショートカットキーのベスト3は、
第3位 Windows キー+ D
こちらはデスクトップ上に開いているブラウザを一気に非表示にしてデスクトップが表示できるようにする機能です。操作スムーズ!
第2位 Ctrlキー+ Shitキー + T
こちらはブラウザ上で使えるショートカットキーです。うっかり閉じてしまった直前のタブを復元することができます。めっちゃ便利!
そして栄えある第1位は、
Windows キー+ SHIFT キー+ S
堂々の第1位は画面の好きな場所をキャプチャーできるこちらのキーボードショートカットです。切り取り&スケッチが起動し、お好きな場所をドラッグすることでクリップボードに保存ができます。その後、好きなアプリに貼り付けることで図形としての利用ができます。
現代はモバイル時代。外付けマウスでクリックするよりもキーボードショートカットを使いこなせるとスマート&スピーディーです。
さて、あなたの好きなキーボードショートカットキーは何ですか?
ここでは私の好きなキーボードショートカットキーを取り上げながらお話を進めていきましょう。
Ctrl キー + Z
こちらは言わずと知れた「元に戻す」または「アンドゥ」と言われる操作です。
直前の動作を取り消します。今やっている文字入力でもおかしな変換をしてしまった時にはCtrl + Z を押すことでひとつ前の状態にパッと戻すことができます!なんてありがたい機能なんでしょう。
また、うっかり押しすぎて戻しすぎてしまったときはCtrl キーを押しながら Y のキーを押します。これは元に戻した操作をもう一度「やり直す」というキー操作になります。
Ctrl ++ Z でひとつ前に戻り、やっぱり戻さなければ良かったな、というときはCtrl + Y でひとつ先に進むことができます。
過去と未来を行ったり来たり、そんなイメージのCtrl + Z とCtrl + Y です。
人生でもやり直したいと思うことはひとつやふたつではありませんよね。
あの時に戻れたらやり直したい!そんな思いは誰しもにあると思います。
では、そのあなたのやり直したいという思いはどこから来ていますか?
なかったことにしたい過去
あなたはなかったことにしたい嫌な過去の思い出を心のどこかでずっと引きずったりしていませんか?
修復できない友だちとの仲違い、幼いころからの親との確執、いやな別れ方をしてしまった恋人、仕事上でやらかしてしまった大きなミスなど。
「もう一刻もはやく忘れてしまいたい」そう思っても嫌な過去ってなかなか頭から離れてくれないものですよね。あの時こうしていればという過去の後悔の念がいつまでも続くことすらあります。
嫌な過去は向き合うこともつらいはず。つらいとわかっているからあえて考えないようにする。
そうやって放置し続けていると本人も気づかないうちに過去に縛られてがんじがらめになっている見ず知らずの自分がいるかもしれません。
結果、
新たな人間関係が築きにくくなっていたり、同じ失敗を繰り返してしまったり、末は精神状態に影響が及んだり、などということもあるかもしれません。
このようなつらい過去を手放すことで素敵な未来が訪れるんですよ。
それは執着を手放すと言い換えてもいいかもしれません。
親子の関係、夫婦の関係、仕事上の人間関係また仕事そのものや会社組織のしがらみ、それからお金、そして地位など執着を構成する因子は人それぞれ様々です。
例えば大好きだと思う相手に他のことが考えられないくらいあまりにも一直線になっていませんか。それはもしかしたら裏を返せば相手の幸せを全く考えられず闇雲に相手に突っ走っているストーカー行為なのかもしれません。
自分の愛は純粋だと思えば思うほどその裏側は自分自身が傷つきたくないという思いと繋がっていたりします。
もし相手から気に入られなかったら辛い。ふられてしまってひとりぼっちになるのが怖い。そうすると自分なんて何の価値もない人間だからだ、と自己肯定感を下げる結果になりかねません。
純愛を盾に突っ走るあなたは自らをごまかして正当化しているに過ぎず、過去にとらわれて不安から逃れようと相手の愛情を必要以上に欲するモンスターかもわかりません。これでは問題の根っこは何ひとつ解決できていないということも考えられます。
もっと過去に目を向けてみる
幼少期に親から十分な愛を与えられていなかった。信頼していた教師から認められなかったなどの根本原因が出てくることもあります。
この場合は小さな成功体験を積み重ねることで執着を手放すことができるようになります。
あまり細かいことにずっと執着しすぎると例えば年齢などどうしようもないことに執着しすぎるのは他人の価値観までも否定するようなことになりますね。
これは自分軸(自分の責任)で生きていないということにつながります。
自分を認めて自分を好きになること、それが自分を幸せにできるいちばんの近道なのです。
過去を受け入れる3ステップ
1. つらい過去は今の自分に必要なことだったと前向きに受け止める
あんなことがなければ今の私はもっと○○だったのに、と思いますか?
いいえ、あんなことがあったから今のあなたが素敵であるのです。人の心を思いやれるようになった、他人が傷つくような同じことはしない
過去の学びに気づければ、多くの失敗は未来の肥しになります。
2.過去の出来事を書き綴ってみる
なにがそんなにつらいのか、過去に起きた出来事をノートに書いてみましょう。
自分自身を俯瞰で眺めることにより、読み返すと思っていたほど大したことはないんだ、と気づくこともあります。このとき大切なのは感情だけで書き進まずに出来事を淡々と綴ることです。「○○されて悔しい」などの思いは主観が占めるのであくまでも出来事を客観的に書くことです。
3.過去の自分を許し認める
出来事を書き終わったら、「大変だったね」「よく頑張ってきたね」と過去の自分を許し認めて、そして褒めましょう。
「いつも人一倍頑張ってきたから」「苦しかったね」「でももう大丈夫」と友だちのように自分自身を認めて声をかけることで許しと癒しが得られます。
そして最後に、今の自分の心にフォーカスしてみてください。過去の自分を受け入れたことで改めて明日が洋々と見えてくることでしょう。
いかがでしたか?
パソコンスクールでインストラクターとして勤務すること28年。
ショートカットキーの Ctrl +Z をお伝えするときには「人生にもこのキーボードショートカットが使えたらいいですよねー」などと言うと「先生、何かあったんですか?」と怪訝な顔をされたりします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?