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焦がれているひと


私の気持ちの備忘録としてミスタ・リアスさんについて書こうと思う。
正直未だに彼の卒業に気持ちが追いついていない。
それと私は彼のどこに惹かれていたのか。
ここでようやく整理しようと思う。


ミスタ・リアス、彼は卒業済のにじさんじEN所属バーチャルライバー、VTuberである。
にじさんじENのluxiemというグループに所属していた。

過去からやってきた風変わりな探偵生まれながらの天才であり、鋭い観察力とズバ抜けた推理力で数々の謎を解いてきた

ANYCOLORの公式サイトより

彼はにじさんじの箱内で1番私が好きなひとだ。推しである。

彼の卒業が発表されたとき、ああ、そうか。と思った。その頃になんとなく彼に違和感を抱いていたから。
彼は公式からの卒業の発表の前に自分の配信で卒業を伝えていた。
そのためにおすすめのTLから卒業を知った。公式からの発表の前に身構える猶予があったのだ。そのおかげでひとまずは落ち着いて発表を受け入れた。

卒業の発表前から感じていた違和感について。
・7月頃にぽむれいんぱふさんのYouTubeアカウントにて投稿された、ENのオトノナルホウヘ→ の歌ってみたコラボでミスタが参加していなかった。しかし他に参加していない方もいたので杞憂だと思った。都合が悪かったから参加しなかったのかなと。
・どなたかのツイートで、ミスタの配信頻度が減っていると見かけた。調子悪いのかな、と思っていた。
・4月に予定されていたENのグループのLazuLight、OBSYDIA、Ethyria、luxiem、Noctyxのメンバーが3Dで出演するARライブが中止になった。延期ではなくて中止。
・ARライブの中止に対してluxiemのメンバーが特に反応していた。中止で落ち込んだメンバーがいたり、ちょっと怒っていたメンバーがいたような気がする。

卒業が発表され、彼が発表の5ヶ月前から(2月頃から)卒業することを決めていたと話していたのを聞いて、合点がいった。
だからluxiemのメンバーはあんなにARライブの中止に反応していたのか。ミスタと3Dで立てる最後の舞台だったから。その機会がなくなったから。

オトノナルホウヘ→を見返すとluxiemのメンバーのシルエットの色がミスタのメンバーカラーであるオレンジだった。ああ、彼の色だったんだ。ああ。

それらの違和感が消えたおかげかちょっと冷静になった。
しかしそのそうか、という気持ちを超える悲しみがすぐこみ上げてきて。TwitterのTLを見て、相互さんの反応を見ながら。みっともなくひどく狼狽えて、卒業なんて嫌だ、卒業って言葉ごとなくなっちまえと思いながら。
卒業の日まで何度もずっと彼が卒業してしまうということを、思い出しては泣いて、思い出して、泣いて、を繰り返したのを覚えている。


出会いは1年半前ぐらい、2022年秋頃だった。にじさんじ沼に足を自ら埋め始めた頃であった。
彼が所属するグループのluxiemの切り抜きからENを見るようになった。私は英語が得意ではないため、日本語字幕を載せてくださっている切り抜きを見たあとに配信を見るという形でゆるく彼らを追っていた。JPよりは追えていなかった。

そんな生活を半年以上続けていた頃だった。2023年7月23日。彼の卒業が発表された。卒業の日は8月27日。約1ヶ月後。
先程書いたように狼狽えて、どうしようもなかった。
当時のツイートはこちらである。

こんな内容のツイートを十数個もした。
ちなみに現時点(2024年1月)でにじさんじオフィシャルストアでは彼のグッズは買えなくなっている。

当時はまだミスタが自分の推しだという認識はなく。なぜこんなに涙が出るのか、悲しいのかわからなかった。卒業する方が出る度に嫌だ、と何度も呟くし泣くのに。彼の卒業のときだけはどうしようもない抱えきれない悲しみと涙でいっぱいだった。卒業を受け入れたくなかった。積極的に彼の活動を追っていたわけではなかったのに。そこで彼のことが特別に、好きなことに気づいた。卒業が発表されてから推しだと気づいた。惨敗。後出しジャンケンで負けた気持ちだった。大負けである。

彼が卒業を発表した配信で話していたことを和訳してくださっている方のツイートを見ながら、ボロボロに泣いた。泣きながら彼のどういうところが好きなのかを考えた。


まず料理ができないところだろうか。もしマジカルバナナで彼がお題になったらまっ先に出てくると思う。彼は心配になるぐらい料理できない。あまり料理ができない私が言えたことではない気もする。
まあ彼はデビュー直後に米を洗う人なんているの❓とツイートしたほど料理への知識がなかった。

Twitter(X)より

もはやそんなところも愛しい。
しかし配信でカビまみれになったフィッシュ&チップスをお出しされたときはあまりにも絵面がひどすぎて吐くかと思った。思っていた5倍カビまみれであった。偶然昼飯を食べてる最中に見てしまい、食欲がかなり減った。

次に彼の選ぶ言葉だろうか。いつもおどけているような、軽快な、軽やかな口調が好きだ。リスナーに向き合い言葉を選びながら真面目に話す彼も好きだ。いつだって彼はリスナーを気にかけながら言葉を話していたように思う。

Twitter(X)より

これは彼の最後のツイートである。最後のメッセージは彼のそんなところがよく表れていると思う。彼は深い愛を持ったひとだ。

彼の好きなところをあげたら切がないので最後にひとつ、癖のある歌声が好きだ。ちょっと恥ずかしがってふざけながら歌う歌枠が好きだ。何度だって聞いた。ずっと、ずっと聞いた。今も聞いている。彼の声が好きだ。

彼の好きなところはそんな感じだ。私はひとを好きになるときに人柄や言葉の選び方や感性を重きに置く。私は歌を聞くのが好きなので歌声をよく聞く。彼は私のドタイプであった。
ここまで書いていてこのnoteはなんだか恋文みたいだと思った。いや、そんな立派なモンじゃないけど。

彼は卒業を発表した後にすぐオリジナル曲を投稿した。最初で最後の曲だった。
そうして彼は曲を投稿した直後の配信で、この曲が卒業までに100万再生されたらいままでの配信アーカイブや動画は全て残すとリスナー(Mystakes)に約束した。
そして彼は100万再生はとんでもない数だ、絶対に1ヶ月では達成しない、俺は賭けに勝つよ。最後に笑うのは俺だ。そう話していた気がする。
煽られたMystakesは投稿されてから1日で100万再生を達成した。手の上で踊った。
卒業までにオリジナル曲は200万以上再生されていた。現時点での再生数は400万以上である。

そして彼は配信アーカイブや動画をすべて残して卒業した。それがどれほどありがたかったか。
だいたいのVTuberは卒業の際に配信アーカイブや投稿した動画は非公開か削除して卒業するイメージがあった。
彼の配信アーカイブも二度と見れなくなるのだと思っていた。卒業が発表されてからそのことを考えただけで泣けた。

それが、全て残るなんて。彼が卒業してからも声が、聞ける。救いだった。
そんなこと、あるんだ。夢じゃあないんだ。よかった。嬉しくて涙が止まらなかった。



最後に、

彼は私にとって眩しいひとのままだ。というか眩しいどころじゃない。まばゆい、だろう。私の中で一等の輝きを放っている。
いままでも今もこれからもずっとずっと大好きだ。過去形にしたくない。好きだ。
彼に焦がれ続けている。

彼はluxiemが4人になってしまうことを受け入れてほしいと言っていた。でもやはりどこか受け入れられないままだ。
まだ私はluxiemのメンバーと彼を描き続けている。
今も彼がluxiemにいるような気がして、でもいないことに気がつく。泣いてしまう。
CDショップやアニメイトなどで彼のグッズが売られているのを見かけると、やっぱりまだいるのかなと思って、泣いてしまう。
そんな日々を送っている。
このnoteを書くにあたって切り抜きや配信を見返した。べしゃべしゃに泣いた。

この街での彼の旅は終わった。しかし彼は新しい街で旅を続けている。
どうか彼が元気で健康で幸せでありますように。

でも、やっぱり、3Dで立ってる彼を見たかったなあ。彼と狐坂ニナさんと遊間ユーゴさんと。みんなが揃って舞台に立つ姿を。
3Dでluxiemに、みんなに囲まれる彼を。本当に。



2024年5月
追記
ARライブ、私の確認ミスでチケット買い損ねて見れなかったんですが円盤になると信じています。無料パートだけでもと思って見たんですが超良かったです。円盤化が楽しみ。

偶然行ったゲーセンに彼の卒業直後に出たおひるねこのぬいのクレーンゲームがあって無事捕獲しました❗手にすることを諦めていたのでとても嬉しい。ありがとう世界。

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