激暗精神文章:最後のひとり

今日は金曜日で疲れてるからか、完全に精神がバッド決まってしまった。

この世の全ての事象に対して自分が間違っており、自分は大多数の人間から嫌われており、それは全くもって自分の行動由来の正当な評価であり、「良識の範囲でここまではやって良いこと」という人間に備わった判断機能でも自分の持っている基準は全くもって狂っており、「自分らしく生きる」だとか「他人を大切にしさえすれば自由生きて良い」だとか、そんなものは自分以外の人間にのみ適応されることのように感じる。

こうやって文章を書けるということは最終防衛ラインである"理性"が「認知の歪み、直されよ」と言っているからだが、それも1対99みたいな大劣勢の中ギリギリで耐えている状態だ。
この「お前誤解してるよ」を唱えてくれる最後のひとりがいなくなった時、わたしはどうなるんだろう?と思う。


自分は今までそれなりに依存体質のオタクらしく作品から楽しさを感じ、語り、受けとった楽しさを表すためや自身の成長のために絵を描いてきた。
わたしにも情緒や間違える時もあるので、純粋な善意が100%とまでは言わないものの、それらのほとんどはわたしにとって「プラスの出来事」もしくは「大目に見てもらえる事」としてやってきたことだが、そう捉えているのがわたしだけだったらどうしよう。

わたし以外の全ての人間(というと反論が生まれそうなので、「多くの人間」くらいにしておく。前者は感情、後者は理性で選んだ言葉)がわたしのことを、
「なんて酷い人間なんだ。他者を思いやれていないし、いい歳して制御の効かない幼い感情を表に発信して、且つ許されたいと思ってる。とんでもなく鼻に着く奴だ」
「それを見た我々も人間なのだし、好ましくない人物のために動きたくないと思うのは道理なので、お前に利益を与えたくない。近付きたくもない。お前の『好き』は、なんて醜くて稚拙で迷惑な感情なんだろう」
と思っていたら。

元から思い出すという行為が得意でなく、記憶には言葉にし難いモヤが掛かり過ぎている。大きな後悔だけがお化け屋敷みたいにわたしを脅かすために突然出てきて、その度に「大丈夫、大丈夫…」と最後のひとりが口を動かしてくれる。
でも曖昧な記憶も、数少ない鮮明な記憶である"大きな後悔"に引っ張られて、覚えてないにも関わらず「過去の自分は迷惑を掛けていたに違いない。嫌われているに違いない」と決めつけて、後悔の記憶のかさ増しをしてしまう。

ひとつひとつの出来事を分解して冷静に判断するのが不得意で、怖くて、自分の全てを否定することで逃げている。考えずに済ませている。だから悪化していく。
分解して分析した所で自分の判断基準が信用できないから、自分が冷静だと思った自分は周りから見たら異常かもしれないから、正解を導き出せる気がしなくて余計に逃げている。抜け出せない負のループ。
反省と後悔の区別をつけているようで、多分つけられていない。こんな感じの事案がわたしには多いのだと思う。

理屈はわかってる。文章化もできた。それも最後のひとりが粘ってくれているお陰のこと。


ADHDはきちんと「軽度」との診断を貰っているから大したこと無い。心から笑って楽しんでいる時間も多いので鬱の診断が下ることもないだろう。
この世に存在する"心を軽く改善するための言い訳"は全て自分以外の全員のために用意された優しさと人類の知恵と良心の結晶なのであって、わたしの向けに用意された言い訳はひとつも存在しないと思えてしまう(自分を人間だと思ってないような文になってしまった)。

でも、この文章を打ってる間にも最後のひとりは「そんなことないかも」「もっと物事を軽く前向きに捉えてもいいのかも」と言ってる。信じていいのかわからない。

「誰もお前のことなど見ていない。自意識過剰だ。やれるのは反省して前に進むだけだ」という言葉を信じていいのか。
信じたいと思ってる最後のひとりを信用していいのか。
これはわたし以外のみんなへのメッセージじゃないのか。
格言の受け取り手の範囲内に自分は入っているのか。
自分を愛していいのか、愛されてると思っていいのか。
そっちの方が困難そうだから、困難な道に進んだ方が良いんじゃないのか…




文章を書いているうちに、残りの99人が諦め始めたのを感じます。疲れたのかもしれないし飽きたのかもしれない。
不思議と胸の辺りの内臓が軽くなり始めているし、頭もすっきりしてきた。

ガーッと迫る闇に呑まれて、しばらく思考したら波が引いて行っての繰り返し。だから多分鬱病にならずに生きていけている。
でもいずれ、どうにか解決しなきゃいけないことだなぁというのは感じています。

日頃から「嘘偽りない自分を表に示したい」と感じているので、書いてしまったこの文も一応投稿します。読んでくださった方に得はないでしょう。
読んでくださり本当にありがとうございます。よく休んでくださればと思います。共感した方がもしいたら、病院に行った方が良いかも。