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ねこゲー「Stray」の素晴らしさを逃さないでほしい。(ネタバレなし)

こんにちは~~~~!
芋嬢千里です。

最近長文を書くのにハマりつつあります。

でも文字の多いツイートってあんまりしたくないんですよね。
なんかこう、そういうツイートが多いとめんどくさい人というか、少なくともポジティブな印象は感じられないかなって思って...
でも大丈夫!noteならそんなオタクのクソデカ感情も受け入れてもらえる気がする!!
noteってそういうところですからね。


さて、今回したいお話は話題の新作ゲーム「Stray」についてです。

プレイヤーがねこちゃんになって
サイバーパンクな荒廃した世界を探索する。

という前情報からなんとなく「お散歩したりして癒されるゲーム」なんて印象が広まったところ、蓋を置けてみればなんともダークで不穏らしい...
そんな噂を耳にした人もいると思います。

中には"ねこちゃんが酷い目にあう"だとか"かなりグロテスク"なんていうちょっと誇張された声を聞いてSteamのカートから棚に戻してしまった人も見かけました。


待って~~~~~!!!!!!


このnoteは、こうして過激なレビューに踊らされて買うのをやめてしまう人を減らしたいがために書き始めたのです。

ここで言い切ってしまいますが、

ねこちゃんが血を流したりグロテスクな姿になったりということは
"""
一切ありません!!!"""

確かにプレイ次第でゲームオーバーになってしまったり怖い敵が出てきたりはするけど、その際直接的な表現がされたりということはなく開発者がねこ大好きであることがひしひしと伝わってくる素晴らしいゲームです。

このゲームがどういったゲームか、どんなところが魅力的かを、ストーリークリアからトロフィーコンピリートまで遊びつくしたぼくが注意点なども交えてお話ししていきます。
ネタバレはしないように書いていきますが、解説である以上多少は混じってしまうかもしれませんのでご了承ください。そもそも事前知識なしでやりたい人はこんなnote読まないとは思いますけど。
これを読んで一人でも「やってみようかな」と思える人がいてもらえればと思います。


まず「Stray」とはなんですか?
という質問に公式ストアから引用させてもらいます。

怪我をし、ひとりぼっちになってしまった一匹の迷い猫。忘れ去られた都市から脱出するため、この異世界の謎を解き明かしていく。
『Stray』の舞台は細部まで緻密に描写された衰退したサイバーシティ。プレイヤーは猫となり三人称視点でネオン街や、ダークな雰囲気の裏路地を自在に歩き回り、真相を追っていく。
迷い猫の目を通して世界を観察し、遊び心を発揮してこの環境で生き残るのだ。
『Stray』を開発したのは、フランス南部を拠点とする少数精鋭のクリエイター集団“BlueTwelve Studio”。クリエイターよりも猫の数が多いチームが手掛けた、オリジナルタイトルだ。
https://www.playstation.com/ja-jp/games/stray/

人間のいない廃れた人口施設(?)に住むねこちゃんが、足を滑らせて真っ暗な世界に迷い込むところから始まります。
小さな謎の生物の群れに追われながらもたどり着いた人の住んでいないアパートでは、カーペットで爪を研いだりキーボードを踏みまくったり積み上げられた本を崩したりとねこらしく好き放題...
そこで出会った記憶の無い小型ドローン「B-12」と行動を共にして、地上への脱出方法を探しつつB-12の失った記憶を取り戻していく。

というのが大まかなあらすじです。


さっそくですがここで個人的に声を大にして言いたい魅力の一つ、
「プレイヤーはあくまでねこを操作するだけで、ねこ自身ではない」
ということ!!

「ミャウボタン」っていう文字通り押すと「にゃ~」って鳴くだけのボタンがあるんだけど、ねこはねこなので別に押さなくても勝手に鳴く。鳴きたいときに鳴く。にゃ~~~。

最高のチュートリアル


操作しないでいると伸びをしたり座り込んだり毛づくろいしたり。基本的にプレイヤーのアクション以外は"ねこ"が勝手にします。(プレイに支障はない)
いきなり動き出したロボットにびっくりして飛び跳ねたり、敵に囲まれたときはやんのかポーズで威嚇したり。

めちゃくちゃ良くない??
結局はねこなんだよ。


余談だけど、「ミャウボタン」はなぜか一部のムービー中にも判定があるので、連打するとシリアスなシーンでも画面外からニャ~ニャ~。良い。


そして一つ一つの挙動のねこへの解像度が高すぎるのも良いんですよね。

ミャウボタンはもちろん、いろんなところで爪を研いだり、ドアをカリカリして開けてもらったり、棚の物を手で落としたり、ボールを転がして遊んだり、プレイ中の雀卓に飛び乗って台無しにしたり。←これ最悪で最高

「水を飲む」に関してはマジでなんの必要もないかわいいだけのモーション。
攻略には使わないしトロフィーももらえないけど、かわいい。

この世界の住人は人型ロボットがメインなんですが、ほとんどのロボットはねこが大好きなんですよ。
ペンキをひっくり返しちゃったりしても別に怒らないし、足にすりすりすると顔のモニターがハートマークになるの。
ベンチで寝てるロボットのお腹に飛び乗るとうわっ!!て反応はしても、ねこだって知るとそのまま寝ちゃうしなんならねこもお腹の上で寝る。天国?

キーボードをめちゃくちゃにして監視カメラにアピールするねこ

ミャウボタンに応じて監視カメラがウンウンて頷くがかなりかわいい。


ちょっとねこの話ばかりが続いてるので(ねこのゲームなので当たり前)世界観のお話に移りましょう。

ここまでの話に反して、世界はとってもダークです。
閉鎖された街はボロボロ。生きるロボットは謎の生物"ZURK"に怯えて暮らしています。
そんな世界でも外の世界を目指す"アウトサイダー"は、周りから無謀だと言われても決してあきらめず何百万年ものあいだ脱出の糸口を探し続けています。
時には猫の手も借りつつ。

ここが注意点ですが、「グロテスクな目にあわない」のはねこがそうならないという意味であって、少々気持ちの悪い敵は登場します

"癒しゲーではない"というのは半分嘘で半分本当ですね。

というのも、本作のとっても不気味な世界観に、不穏なBGMがバフをかけてきます。
ダニのような敵(こちらはねこなので)に追いかけ回されたり、壁一面にへばりつく卵や巨大なぎょろぎょろした赤い目玉は人によっては苦手かもしれません。いわばSAN値チェック。

しかしこれは前半に限った話で、切り抜けさえすればその先そういった気持ち悪い敵と対峙することはありません。

それと「怪我をし、ひとりぼっちになってしまった一匹の迷い猫。」
と書いてある通りちょっと足を痛めちゃうシーンがありますが、基本的に少し休んでぺろぺろするとすぐに完治します。ねこぺろ鬼つええ!

そんな世界ではあるけど、気さくな住人達やおしゃべりなB-12のおかげで不思議と絶望感は感じません。
ストーリーも大筋がしっかりとしていて退屈しないし、おつかいフェーズもやらされてる感があまりないのもよかったです。


そしてシナリオ、めっっっちゃしんどい...(いい意味で)

出会いには別れが付きものといいますか。やっぱつれぇわ。
ネタバレになるため詳しくは話せませんがぼくは泣きました。
プレイして。としか言えません。

インターネットミームに強いB-12


また、買う前の人にやり込み要素の話をするのもお門違いな気がしますが、トロフィー(実績)も難しすぎずやりごたえもあるちょうどいい塩梅でした。
クリア後はチャプターを選んで途中からプレイできるので変にストレスも感じません。"スピード命"だけは最初からやらなければなので少し大変かも?


ネタバレ無しだと書けるのはこのくらいでしょうか。
ふと我に帰ると文字数のわりに中身がぺらっぺらなことに気づきますね。


元々はこのゲームに関した悪質なデマが出回っていて、それを真に受けてしまった人がグロいなら買うのやめよう...となるのを何件か見てしまいとっても悲しくなったのがnoteを書くに至ったきっかけでした。

耳にタコができるようですが、そんなシーンは全くありません。
ゲームオーバーも直接的な死亡描写はなく、パタンと倒れる程度。
後半に関してはあくまで気絶して捕まってしまうだけです。

とってもいいゲームなのに、心無いデマで買う人が減ってしまうという事態は避けたいんです。本当に、いいゲーム。
サクサク進めれば2~3時間、探索するほど長く遊べて難易度も高すぎない敷居の低いゲームなので、ぜひ遊んでみてください。

ぼくはじっくり見て回りたいタイプなので7時間ほどかかりました。


このnoteにはオチらしいオチはありません。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

「Stray」、少しはやってみようと思えましたでしょうか?
このゲームの素晴らしさは説明下手なぼくの言葉では伝えきれません。
ぜひみなさんの目で感動的なエンディングを確かめてほしいばかりです。

使い古された言葉ですが、クリアした暁にはまるで一本の映画を見たかのような感動がきっと待っているはずです。
みなさまが良いキャットライフを送れることを願っています。

以上、芋嬢千里でした。


Steam→ https://store.steampowered.com/app/1332010/Stray/

Playstation→ https://www.playstation.com/ja-jp/games/stray/





トロフィー「これ以上命はない」←マジでしんどい。

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