ウチ呑み
旨い店も安い居酒屋も好きだが、コロナ前の呑み会と言えば、十数年の間はPTA絡みがほとんどだった。
仕事半分という感じでイマイチ寛げなかった。
たまのプライベートの呑み会は、ママ友の自宅が多かった(子連れ呑み会)。
懐かしいなぁ。
それがコロナで一転。
今や、一人呑みばかりである(極たま〜に相方と。生活時間と休みが違うので)。
長く勤めた職場が無くなり、数年を流浪の民として生きた。
もちろん、長く勤めるつもりで職探しをするのだが、なかなか上手くいかない。
ファ◯チキ先輩の中に入ってみたりもした。
この時期は少し精神的にも不安定で、酒量が尋常ではなかった。
夕飯を作りながら、台所で呑んでいた。
娘が「私は酒は一生呑まない」と宣言して憚らないのは、当方の体を張った教育のタマモノである。
今は幸い、次の日に響くような呑み方をしなくても、日々のストレスを消化できている。
ありがたいことである。
冷蔵庫の中身と相談しながら、ほぼ自分の好きなモノばかり作ってツマミにする。
安い贅沢である。
ヘッダー写真は、豊田悠先生の「パパと親父のウチ呑み」。
「パパと親父のウチご飯」の続編?スピンオフ?である。
子育て真っ盛りで外呑みに行かれなくなったシングルファーザーズが、自宅で美味しく楽しく呑もうと画策する。
仲間に入れてくれぃ!と言いたくなる。
先日、根本凪イベントの後、久しぶりの居酒屋に足を踏み入れた。
初対面の若者たちと、ほんの小一時間の邂逅であったが、まるで三十年も一緒にいるかのような安心感であった。
いつかまた、彼らと酒を酌み交わしたい。
先日会えなかった仲間たちとも、いつか是非。
その日まで、自宅でゆるゆると。
一人のんびり、肝臓をアルコール消毒するのである。
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