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農業をやりたい 移住をしたいと思うのはなぜか

農業をやりたいというのは
きゅうりを作りたい!とかトマトを作りたいとか、儲けたいとか、そう言うことではない人が多くいると思う。

豊かなライフスタイル 暮らしを求めて 畑をやりたいと考える人がたくさんいるはず。

だけど農業を始めたい 新規就農したいって話になると 何作るの?何作りたいの?経験は?ってなる。

まずここからおかしい。(これはまた別の文で。農業を始めるときにどこから考えるのか)

いわゆる王道の移住 新規就農についてはネットでもこのnoteでも書いてくれている人がいるのでそれはそれで参考にしたら良いと思う。

今農業に興味があるとか田舎で、自然の中で暮らしたいと思う人たちとは確実にずれている制度ばかりだと思う。

決められた研修期間(ほとんどが従来の農業 稲作や単一栽培 化学肥料 農薬も使う)で一定の期間(2年)安給料で働きその後就農する。
まずその2年でやりたくなくなったり 希望も夢も打ち砕かれる人もいるかもしれない。

 意味のない事業計画書 売上予測を立てたりする。
〈これもほんとに馬鹿馬鹿しい。ある意味適当に書けばいいだけ。一般論に乗って〉
 そうしないと使えない助成金 融資がたくさんあったり農地を借りるのに苦労するってことになっている。ここを通らずに地主さんから直接土地を借りて農業する事を 行政は闇耕作とか言ったりする。
〈農地を借りられる仕組みも 制度もなく 耕作放棄地だらけなのを解消する努力もないくせにそんな言い方をする〉これは書き出したらとまらないのでまた別の機会に。。

しかし僕は全くこのやり方に沿わず 現在農業法人をたてて認定新規就農者から認定農業者になり融資も受けている。(コネもないし縁もゆかりもない土地で)
元々移住してきたときに自己資金もなかった。
この融資だけでスタートを切っている。

そしてもちろん 無農薬 無化学肥料 多品目栽培を行なっている。

まだまだ儲かっているとは決していえないしコロナの影響や気象災害で経済的には大変なことが続いているが、充実した毎日を送っているし、これからの農業は環境や景観のことも考えてやるべきだと信じている。

言葉ばかりが先行して6次産業とかすぐ言うけれど今農業や自然に興味がある人たちは普通に生産から加工 販売までやるから。。。(それについてはまた別の文で)自分の作ったものを加工もせず 販売努力もせず 農協に出すだけ そんなことやりたい人いるはずがないし 今は販売方法だって自分で開拓できる時代だ。

そんな私たちの農業 生活を見て 移住したいとか農業やりたいという連絡も良くもらう中で どうやれば力になれるか、そんな人達を応援できるのか考える日々。調べれば調べるほどアホらしい障害がたくさんあるけど。

今このコロナ禍で多くの人が生き方を変えたい。移住したい。農業したいって 思い始めているのに
くだらない法律や制度のせいですぐに行動に移せない現実。もったいない。景観や環境を良くするための人材を一気に確保できるチャンスなのに。たくさん人が豊かな暮らしを始められるチャンスなのに。

行政に相談に行ってその通りにやっていたら何年後に始められるか。。
そして何年後かに始められる農業は本当に求めていたライフスタイルなのか?
絶対違う。

農業は人手不足?今の人は農業に興味がない?そんなことは微塵も感じないのに。自然が好きで自然の中で暮らしたい。その生業として環境にやさしい農業がしたい。それで生活費は生み出したい。
でもそれはヒッピー的なものではなく貧しい自給自足でもないと言う人たちを応援したい。
私達もそうなりたい。

それでまずやれることはやると決めて農業法人も作り認定され 農地を借りて と言う段取りを踏んでみている。(なかなか骨の折れる作業ではあったけどできないことではないと思う)
今になって分かったけれどだいぶレアなケースだったようだ。決められた研修先で研修もせず、作物を限定的に決めず認定新規就農者になり、2年後に認定農業者。農地も借りて日々農業や自然の中での暮らしを実現している。(これには多少の運もあったとは思うけどコネも金もない私たちにできた)

この先 私達のように農業を始めたい人たちへ、良い前例になれるよう取り組んでいく。たくさんの壁にぶち当たるけど。

今 移住したい 農業に興味がある 自然で暮らしたいと言う人は思い切ってやってみたらいいと思う。どうやんの?って話だけど色々役に立てそうな経験は書いていきます。

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