移住すると決めた理由

東京で生まれて東京で育った僕は大人になるまで東京が普通だと思っていた。色んな意味で。
独立して小さな会社を始めたころ　出張で全国に行くようになり、色んな人と話す機会が増え東京に違和感を感じるようになった。
自然環境　人間関係　（後に直面するよそ者って感覚は東京にはない　ほとんどよそ者）
生活する時間帯　　全ての経済的感覚　（金銭感覚）

中でも僕にとって1番の違和感は
自然の 木がない　土がない　花がない　山も海も川も。
僕の仕事は20年以上植物や花に関わること。そこに気づいていなかったわけではないが、少しでも自然に触れようと、バランスを取ろうとしてその仕事をしていたのだと気づいた。（大前提として植物や自然が好きなんだけれど）

でも　それは動物好きがペットショップで働き、現実を見て辛くなるのと同じ事でしかなかったということを自分で認め　子供が産まれたタイミングに田舎へ、自然に近いところで生活をすると決心した。
20年以上やってきた仕事を整理し　社員やアルバイトの人たちにも理解をもらい物件を整理して引っ越したのが2015年の年末。
（決心と言っても性格的にあっさりと決めて行動してしまったが）
後になって思うこと。
よく聞く話だと　自分は行きたくても嫁は都会がいい　田舎なんて考えられない（大概東京出身ではないが）嫁が自然好きじゃない　って言う話。
　旦那含めてどこまで本気で考えているのか分からないパターンもあるが　都会に疲れたらサクッと行動したらいい。いきなりすごい遠くでなくても。
　しかし
何も言わずに普通に受け入れてくれたうちの妻には感謝しかない。（妻は地方出身者）
　移住した先にはなんの縁もゆかりもなく　タイミングと雰囲気　距離感で決めた。
初めは行ったり来たりするつもりでもあったし。