壬寅年 2022年のはじまり
日本では1月1日元旦が1年の始まりであるが、中国を起源とする東洋占星術や東洋哲学、東洋文化では、今日が1年の始まりとされています。
旧正月と言われる日ですね。
今年は寅年
今日は、この干支(えと)を表す、十干十二支、陰陽五行説を簡単に見て行きます!
甲乙丙丁戊己庚辛壬癸
この漢字は、古代中国で、周辺でよく見られる現象から作られた象形文字です。十干とは、10日を意味する1旬から表され、空の運行を意味します。10という数字は、古代より数字を数える時に使われ、特に日にちを数える時に使用されました。
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
十二支の漢字もまた象形文字で、方向と地、土を意味します。12という数字は、1年12ヶ月からきた、月数を数える時に使用されました。中国の夏王朝時代、天文学が発達し、星の位置の観察と、季節変化のような自然現象を観察する過程で、初めて表現されたと伝えられています。
また、1年で月が12回満ちて(満月)引く(新月)観察から由来する数字でもあります。
十干は空を表す、「天干」とも呼ばれ、十二支は地を表す「地支」とも言われ、十干十二支を略して「干支」とも言われます。
殷代になると、十干の10の文字と十二支の12の文字を1文字ずつ組み合わせ(10と12の最小公倍数の)60日周期を表すようになり、漢代に入ると、年代表記法に使われるようになりました。
甲子から始まり、癸亥で終わる60年を一つのサイクル(暦)とみなし、自分が生まれた年の干支に戻る、60歳を還暦と呼びます。
戦国時代には陰陽五行説が作られ、秦の始皇帝の時代を経て漢代に入ると、いよいよ陰陽五行説が体系的な理論を伴った学問として、発展するようになります。
陰陽説は、簡単に言うと、この世の万物は相反する二種の気に分かれる。
陽 陰
空(十干) 地(十二支)
太陽(十干) 月(十二支)
幹(十干) 枝(十二支)
大人 子供
男 女
等々です。
五行説もこの世(自然界)に存在する物質の中で、必要不可欠なものから生まれました。
木(WOOD)・火(FIRE)・土(EARTH)・金(METAL)・水(WATER)
この五行説を十干に当てはめると
甲 木の兄 このえ
乙 木の弟 このと
丙 火の兄 ひのえ
丁 火の弟 ひのと
戊 土の兄 つちのえ
己 土の弟 つちのと
庚 金の兄 かのえ
辛 金の弟 かのと
壬 水の兄 みずのえ
癸 水の弟 みずのと
日本では、訓読みで、このえ、このと、ひのえ、ひのと、・・・と続いていきます。
十干十二支(干支)を「えと」と読んでいます。
さて、今年は寅年。壬寅の年。みずのえとら
虎は一日に千里を行き、千里を戻ってくる。
私にとっては、NOTEを始めた壬寅の年。
トラ(虎)イ&エラーの精神で、素晴らしい1年を過ごそうと思います。
皆さんも良い一年をお過ごしください!
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