受け入れたくない

現実は、特に何も変化がなく、ただ、淡々と過ぎていく。
やりたい事をやっても、
やりたくない事をやっても、
やらなければならない事をやっても、
ただ、淡々と過ぎていく。

やりたくない事がはっきりしない、
または、分からない人間にとって、
とても苦痛でしかない。

生きてる意味や喜びを感じにくいから。
だから、どこかに成長できることを探したり、将来こうなっていたらいいなと目標を作ってみたり、何かと喜びを探そうとする。

それ集中出来ればいいが、なにぶん飽き性で、勉強も出来ない方なのですぐ飽きる。

また、何も無い現実を突きつけられて、
自分に苦しむ。どこへ行けばいいのか、
どうすれば、この苦しみから逃れられるのか。
人生を折り返し、今まであれやこれやと試行錯誤してきたけど、いよいよ力が入らなくなってきた。
すぐに消えたい。ここを去りたいと思うことが増えるようになった。
味のしないガムをずっと噛んでいる。
色んな期待は、来世に放り投げて、ただ時間が過ぎるのを待とう。
それが一番合ってる気がする。
何もしないことが、一番楽なんだとわかった。ただ休む。

新しい情報を入れることも疲れるし、
新しいものは、馴染むのに時間がかかる。
余力があれば、やろう。
私のいるべき場所は、静かで、平和で、凪の場所。

本当は何もいらないし、持たなくていいし、やらなくてよかったんだ。
今は、手持ち無沙汰だから、少し身体を使っているだけ。
お迎えが来るまでの間、石を右に左に動かしては休み、を繰り返すだけなんだと思う。
私の人生とかもないし、私すら存在してないし、ただ、肉体がここに居るだけ。

気が向いたら、綺麗なべべを着て、
遠出をしてみたり、誰かと会ってみたり、
ただ、それだけ。

何も無い。
なんかとても安心に包まれている。