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『触れる』ことの観測効果を使ったマインドフルネス ~コペンハーゲン的解釈による注意点~

量子力学の世界に「観測効果」という考えがあり、観測することによって観測対象に影響を与えるという考え方です。
観測は見るだけでなく聞くことや触れることによってもできるため、それぞれについて考えてみました。
ここでは『触れる』ことについてマインドフルネスの手順を追いかけます。
概要は別途まとめており、ここでは手順を追いかけて、量子の世界を意識した体験をしてみましょう。

概要

手順

  1. 静かな場所でリラックスする

    • 静かな場所でリラックスし、心身をリセットします。

  2. 触覚刺激を選び、注意深く感じる

    • 過度に強い刺激や痛みを伴うもの、または冷たすぎる・熱すぎるものを避け、リラックス効果のある刺激を選びます。

    • 注意深く触覚刺激を感じ、その質感や温度、形状、硬さ・柔らかさなどを感じるようにします。ただし、感覚に意識が逸れないように注意が必要です。

  3. 意識を集中する

    • 触覚刺激に意識を集中します。意識が逸れる場合は、落ち着いた呼吸をしながら再度意識を集中します。

    • 同時に、自己中心的な思考や判断を排除し、客観的な状態を受け入れるようにします。

  4. 観測対象に注意を向ける

    • 観測対象を選びます。例えば、手の平に乗せた物体の形状や質感、手を握りしめた際の感覚などに注意を向けます。

    • 触覚による観測対象が生成される物理現象を変化させないように注意しながら、観測に集中します。

  5. 結果を受け入れる

    • 触覚による観測が終了したら、その感覚や印象を受け入れます。

    • 他の観測方法と比較して、客観的な結果を得るために、複数回の観測を行うことが望ましいです。

上記の手順を踏むことで、マインドフルネスを用いた触覚による観測方法を行うことができます。以下は、コペンハーゲン解釈における注意点に留意しながら観測方法を実践するためのポイントです。

コペンハーゲン解釈における注意点

  • 一般的に、触覚による観測は物理現象に比較的少ない影響を与えるため、物理系の状態を変化させる心配は少ないです。

  • ただし、観測者の意識や行動が物理系の状態に影響を与える可能性があるため、注意深く行う必要があります。

  • 自己中心的な思考や判断を排除し、客観的な状態を受け入れることが重要です。

  • 触覚による観測は主観性があるため、観測結果が他の観測方法と異なる可能性があります。この点を踏まえた上で、結果を客観的に評価する必要があります。

  • コペンハーゲン解釈によれば、観測によって物理系の状態が変化するとされています。そのため、観測対象の物理系の状態が変化しないように注意しながら、観測を行うことが重要です。

以上のような注意点に留意しながら、マインドフルネスを用いた触覚による観測方法を行うことが望ましいです。

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