続whyとwhat
高校生たちと恒例になってきた対話の時間。今回は初心にもどって?「なぜ大学でなければならないのか?」であった。
お題が選ばれた理由は簡単で、受験を前になぜ大学を受けるのかが、疑問に思えてくるからだろう。
一人ひとりの話を聞いていると、悩みに一つの共通点があることに気づいた。それは「why」と「what」の取扱がごっちゃになっていることであった。
「大学からもとめられていること」=「what」から考えてしまい、結局「なんで大学に行くのか」=「why」が詰まってしまう。
そうではなく、「自分が、大学に行きたいと思うのはなんでか?」=「why」から始めて、「そう思うきっかけはなにか?」=「what」を考えていく。具体的なレベルに落ちたら、また「why」を問う。
whyは裏側を問い、つながりをつくり、whatは構造を組み立て、材料となる。
whyとwhatの問い方がうまく扱えないときに、人は悩む。
まずはwhatを並べる。そこからさらにwhyで広げ、深めていく。
ここから先は
0字
¥ 100
本文は基本的に無料です。読み終わった後、ちょっとでも「はっ」とするものがあったら、「投げ銭」をお願いします。本を購入する資金にします。その数百円が、かけがえのないものになります!