次の一手

昨日、JFAの理事会の議事録(といっていいのか)が公開され、

https://www.jfa.jp/about_jfa/report/executive_committee.html

上記の自分のツイートにの元ネタが出てきました。
※なんか更新されてるわと思って偶然見たのは内緒

今治サポーターからすると工藤ヘッドコーチ(以下工藤HC)がやっとS級コーチを受講するのか…と思った方も多くいらっしゃると思います。

工藤HCは2018シーズンのJFL1stステージ最終盤から指揮を執り昇格はならなかったものの、堅守速攻のスタイルでチームを立て直し昇格まであと一歩のところまで導いたのが3年前…。いやはや時間が過ぎるの早いです。

ヘッドコーチが担った役割


個人的には工藤HCがやっとS級を受講するのか…と思う方なのですが、実際過去2年を考えると決して受講に送り出せる環境ではなくて、2019シーズンは小野前監督、昨シーズンはリュイス監督をサポートと新任の監督をサポートする役割をこなしました。
工藤HCがヘッドコーチに復帰したこの2年間新指揮官のサポートにプラスして、
J参入が至上命題(2019)
J参戦初年度でインパクトを与えて次年度昇格争いに参戦する基盤を作らないといけない(2020)
と、チームを知らないとカバーできないタスクであったと思います。
そのため過去2シーズンはチームとしても短期的、長期的に見ると工藤HCのS級取得は優先事項ながらも新監督のサポートが最優先事項と考えたのだと思います。

有事を考えたらギリギリのタイミング

そして今シーズンはリュイス監督が2シーズン目に入り、監督がチーム全体を把握できたと判断し、工藤HCをS級取得に送り出せる体制が取れたという確信を持っての今回の講習会参加だと思われます。
満を持してのS級受講…というように見えますが、先を見ると色々とギリギリだったのかも知れません。
オーナーがJ2昇格を目標として明言した今年こそ、J参戦を決めたシーズンの経験をチームにフルに帯同(フルってとこが特に重要)して監督をサポートして欲しいというのが意外と編成の本音だったのかもしれません。

しかし、去年の愛媛新聞の取材の中でも監督が他のクラブからのオファーがあったことを明かしました。来季以降の話をするのは時期尚早なのは承知ですが、来年以降は今治で指揮を執るかは未知数です。そして最悪の事態を想定すると新型コロナウイルス絡みで母国の情勢や家庭の問題などが指揮官にふりかかりもしかしたら…という事態もありうるかもしれません。
そう考えると一度スクランブル登板で指揮を執り一定の結果を残し、現在のチームをよく知る(S級を取得した)工藤HCは有力な監督候補になり得ます。
そしてそのには、少なくとも今年S級を受講しておく必要があると…。
そう考えるとギリギリのタイミングでの受講だったのかも知れません。

さぁ、正月だ



今日(1/22)から新体制でのトレーニングが開始となります。チームにとってはお正月みたいな日になります。
2021シーズンのFC今治。
工藤HCが講習会など外で受けてきた刺激をチームにどんな形で還元するか、どれだけできるかがチームの進化を促すかもしれません。
開幕まで2ヶ月を切りました。
選手、監督、チームの方々、そして馴染みのサポーター、ファンの皆と会えることを楽しみにしながらぼちぼち準備し始めましょうか…。

P.S. このツイートの1枚目の写真に写っている坊主頭の子は誰か気になる。
許されるなら練習見学したいな…。

https://twitter.com/fcimabari/status/1352430234331537411?s=21

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