厄年の終わりは、蝦夷地一ノ宮「北海道神宮」に参拝。新千歳空港で未来構想会議をして、東京経由で沖縄に戻ってきた。

今日は札幌。朝から雪が舞っている。現地で暮らす人に聞けば「ふつう」らしいが、ぼくにとっては相当の寒さだ。2019年からぐっと親しくなった北海道石狩郡当別町にある社会福祉法人ゆうゆうの経営陣の皆さんと新年のご参拝。もともと今日は北海道滞在予定だったのだが、ちょうど参拝するということになりご一緒させていただくことになった。ぼくは20代後半の頃から信心深くなり、寺社仏閣に参拝するのが好きだ。静謐な空間に身をおくことで、自分のバランスを取りなおせる気がする。どんな神社なのかなと思っていたら、清々しさを感じるところであった。雪とともにある風景を見ながら、魂が喜んでいることを感じる。

気づくと、今日は旧暦の大晦日。明日が旧正月。そうか、今日でぼくの厄年は終わるのか。そう思うと感慨深い。厄年の3年間は激動だった。多くの学びがあった。20代で創業した会社でビッグ・バンが起こったのが2017年3月。あれから3年が経ったのだ。

40歳という人生の折り返し地点で、多くを喪失し、そして多くを獲得した。不要なものを削ぎ落とし、次に進むために必要な3年間だった。今だからこそ言えることだ。

その3年間の終わりの日に、こうして北海道の一ノ宮で参拝していること。沖縄のなじみある一ノ宮「波の上神宮」ではなく、なぜか蝦夷地一ノ宮「北海道神宮」にいる。ただの偶然に過ぎないのかもしれない。しかし、ぼくにとっては天の恵みだ。この3年間のすべてに感謝し、これからを誓う。これから新たに始まっていくのだ。始めていくのだ。

その後、新千歳空港に移動し、未来構想会議の続き。いつもながら、時間はあっという間に過ぎる。肚をくくって大きな方針さえ決めてしまえば、あとはやるだけだ。かつて成功した(あるいは失敗した)パタンに囚われていないかには気をつけながら、一つ一つを決めていく。

羽田経由で沖縄那覇空港へ。いつもの羽田からの最終便。那覇到着は23時前。タクシー乗り場に列ができている。いつもより相当長い。これまでで一番長いかもしれない。たぶん金曜日だからかな。スマホをチェックする。この時間帯、乗ってしまえば自宅まで30分もかからない。家に着いたら妻が起きていた。もちろん娘は眠っている。

ぼくはこの3年間を、決して忘れないだろう。大きくスベった3年前。心も身体もボロボロで、相当追い込まれた。しかし、どんな経験であれ、幸いか災難かは、時間軸の取り方や、その解釈と行動によって変えることができると身銭を切って学べた。明日からは、この経験も含めて、笑って語っていきたいと思っている。

ありがとう。これまでに感謝。そして明日から新たな一歩を踏み出そう。

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