3歳の誕生日♫
今日は、3歳になる三女の誕生日です。三女とは、ゴールデンレトリバーの犬のこと。3年前に盲導犬パピーウォーカー として引き受けた子です。
賢くて優しくて可愛い女の子でしたが、怖がりやさんなところがあり、盲導犬候補生からは数ヶ月でキャリアチェンジ、今はとあるお店の看板犬をしています。会えないけれど、きっとオーナーさんやたくさんのお客さんに愛されて楽しく過ごしてくれてると思います。
我が家に来た時は、まだ2ヶ月の子犬。でも、既に5キロ、今我が家にいる成犬のトイプードルより大きかったです。
子犬が来たばかりで外出は難しいと話したら、我が家に遊びに来てくれた親友
「え?子犬?…って大きいんだね」と驚くほど。
まだトイレもあちこちにするので、その度にシートへ抱っこして連れていって覚えてもらう。まるでハンカチ落としのようにあちこちで突然ダッシュを繰り返す日々でした。
まつ毛が長くて、とってもチャーミング♫
そのうち、3回に一度はシートでしてくれるようになったり、「シット」とおもちゃを高く持って見上げさせればちょこんと座ったりと覚えの早い子でした。犬が飽きない様に楽しく自然と出来ちゃった→褒めて伸ばす!を繰り返して出来るコマンドを増やしていきました。
楽しく褒めて伸ばすは子育てと同じで、やらせ過ぎるとダメで、もう少しやりたいってところで敢えて終わりにして明日につなげる。子供の勉強と同じだなぁと母親として改めて学ぶことがたくさんありました。
この飾り棚のスペースが好きでよくお昼寝を。
犬は寝る前に穴を掘る格好をして寝床作りをしますが、ここももれなく掘られ(笑)今も可愛い爪痕が残っています。
性格は天真爛漫、純真無垢で、おもちゃを投げれば何度でもくわえて持ってくるし、娘たちが遊んでいれば必ず参加する付き合いの良い女子って感じ。
まだ1年生だった次女も妹が出来たって、買い物に行くとトイレシートの大きなパッケージを両手で抱えて運んだり、エサをあげたりと急にお姉ちゃんに急成長してくれた嬉しい刺激も。
たった1ヶ月でこの大きさに。近所に散歩に出かけるたびに同じ犬ですか?ってよく驚かれました。
あっという間に1年が経ち、体は25キロ近くに。一歳の誕生日を迎えた1ヶ月後に訓練センターへ戻りました。
これまでお別れなんて考えられないから、パピーウォーカー なんてとムリと思ってましたが、この子の出会いの前に盲導犬引退犬を実家で引き取ってお別れを経験しているんです。その時にその子のパピーウォーカー さんに会えたことで、1年間だけの繋がりじゃないと知り、引き受けました。
それでも、見送った後は寂しかった。でもこうして今も可愛いと思う気持ちを送ることはできるから。
子供達も街で盲導犬を見かけると、
「あの子にも色んな家族との思い出があるんだろうね」って想像できるようになりました。
きっと、今日はみんなからおめでとうって可愛がってもらってるかな。
お誕生日おめでとう!
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