見出し画像

タイプ4(INFP)が持つ「恥」の正体

タイプ8は4とは対称的に「恥」の感覚がかなり弱い(少なくとも表面的には)。これはなぜかというと意識が自己よりも対外に向いてるから。
外敵と戦う、外世界の環境に対応する事への意識が強く、その分 自己への意識(内観)は弱くなるので恥を感じにくい。

ドーパミンが高いタイプでもあるので高揚・興奮状態がデフォルト。
ハイテンションで自信に溢れてるので自分のやる事を顧みる意識も乏しい=恥?何それ?状態。

8とて恥の感覚が無い訳ではないけど、偽悪的・欲望的・攻撃的に振る舞う事で覆い隠そうとする。これは8が弱さを隠して強くあろうとする気質だから。恥=弱点を認識しないようにして強者的態度を保とうとする。

こうやって自分(タイプ8)のタイプについて書いててもどこか他人事=当事者意識が乏しい。
タイプ8は自分の事をタイプ8という普遍的な記号として、タイプ4はタイプ4の事を自分事として感じる意識が強い。
だからタイプ4(INFP)が自身のタイプについて語る時、表面的な部分ならまだしも、それより深い部分・・心の動きについて書く事にはかなり抵抗があるはず。もし4がそれを語る時があるとしたら、何かしらの要因に依って暴走して思わず書いてしまったとか・・。

例えば、自分はよく連れ相手に笑わそう気持ち悪がらせようと変な動きしたりしてふざけてるのだけど(小島よしお的な)、それを見て連れが「自分で見た方がいいよ」と言う。

↑でも「幼児化してるところを撮影して奥さんに見せたら?」という回答があるけど、自分がやってる事を動画撮影のように客観的に見せられると誰でも「恥」を強く感じるようになる。
別に変な動きや幼児退行などではなく、日常生活の至って平凡な動きだって撮影されて自分で自分を見たら恥ずかしさを感じるはずだ。

タイプ4は8とは対称的に内へ向かうタイプだから、動画撮影された自分自身を観てるかのような意識が強い=内観も客観視能力も高い。
恥の記憶が多いからトラウマを感じやすく、トラウマだらけだと臆病になる、恥をかく(トラウマ増加)への恐怖心が強くなる。
恐怖心の強いタイプ4は自ずと能動的に動く事は控えるようになるし、恥を感じにくいという意味でも受動的態度を指向するようになる。

そして、脳内物質的に見ても8とは対称的でドーパミンが低い。傍から見ると無気力・鬱気味・落ち着いているように見える。
実際、タイプ4は自己評価低い傾向。自信が無いから自身の行為に恥を感じやすくなる。4が対外的には本当の自分を見せない指向なのも恥への恐れがあるからだと思う。

8が強烈な態度や感情に依って恥の感覚を覆い隠すのに対し、4は器質的に8のような真似が出来ない。隠したり、擬態するなど消極的対応しか取れないので「恥」が剥き出しに近い状態で出てしまってる。
この状態で不特定多数と関わるのは本人にとっては恐怖。
だから互いによく知ってる少数との付き合いという安心出来る環境を好む。
逆に8は四面楚歌みたいな状況を好むけど、これは対外意識の強さ=サバイバル脳・闘争指向で、「恥(弱点)」を強固にガード出来てるから不特定多数・大舞台でも恐れず果敢に戦える。

4は当事者意識が強い=ショックを受けやすいから守ってくれる・隠れられる場所(存在)を求める=救われたい指向。
個人的に8と4は初見の印象最悪というハードルさえ乗り越えれば相性良いと思ってるけど、その理由はこれ。8は庇護欲が強く、4は庇護されたい欲が強い=需要と供給がマッチしてるから。

当事者意識の強さは男性作家と女作家の比較でも分かる。
男性作家=ファンタジー指向。
女作家=現実世界指向。

少女漫画は現実延長路線=女読者にリアルでも起きそうだと思わせる。読者がヒロインになりきれるよう生々しく描く。
だから女(腐女子)は夢女子=主人公になりきる趣味まである。
女=恋愛脳だからカップリングとかやたら好むけど、これも女ファン同士でキャラA×キャラBで受けか攻めかだの反転してる事で対立するとか馬鹿な事やってるのもキャラへの自己投影が強いから。

よく腐女子はBL=傍観者で楽しんでる!なんて言い訳してるけど、これも裏返せば自己投影の意識が強いからでこそ、「傍観者」なんて言葉・発想が出てくる。

https://twitter.com/RealMona_/status/1801242905815994377/photo/1

本当はエ口絵でも男女作家の違い比較したかったけど、noteは↑ツイートすら弾かれるのでテキストのみで😞
男性向けのエ口絵はファンタジー的なものとか女体のシルエットを強調したもの=妄想的・客体的。
女向けのエ口絵はまるで現実世界でカップルが実際にイチャついてるかのような絵が多い=現実延長路線・当事者的。
だから、↑ツイートのセッシーンの絵とか男の自分から見ても共感性羞恥を感じる。

エ口動画も男視点なら女の裸見て興奮=移入要素とか皆無。
これが女視点だと恥ずかしい格好されて犯されてる=恥ずかしいとなる。
逆に言えば、男でも男側に移入する意識で見れば多少は羞恥心が高まる。

このようにタイプ4は「恥」を非常に感じやすい気質。
本性も感情もダダ漏れフルオープンな8に対し、4は感情を溜める指向。
溜めてるというよりは恥ずかしくて発露出来ないから溜まってしまう、溜め込んで抱えてしまう。

だから4的には、↑みたいなシーン(演出)に反応すると思う。
「対応的・適応的な自分」と「本当の自分」、後者の発露が描かれてると4にとっては解消効果があるみたいな。

タイプ4が「芸術家」「クリエイター」のように言われているのは、自身の中に溜め込まれた感情や葛藤のおかげでもある。
それを直接的に出す事は恥であってリスク恐怖。だから間接的に表現して解消しようとする。その過程や表現手段に頭を使う必要に迫られる=創造的になってくると。

タイプ4作家から鬱屈や葛藤が無くなると作品の魅力が消えてしまうと言われてるのも、表現するエネルギーや創造的になる動機が無くなってしまうから。要するにだ、タイプ4女性は絶えず煽ってくる、葛藤をもたらしてくる自分のような性的嗜好素敵男性と付き合うと真価を発揮出来る!

けど確かにタイプ8は白と黒、炎と氷みたいに正反対の気質が同時に発現するタイプなので、付き合ってる相手に葛藤や複雑な感情をもたらしてしまう。この意味でも4と相性がいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?