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ビーファーとアチズのコラボはWIN-WINなのか?


今週からビーファーのチャンネルで皆既日食のようなマークのショート動画が上がってQRコードだけが表示されるというなんとも、ぶっちゃけ、はっきり言って、、またきたか。この思わせぶりの、、、、、
ベスティならBMSGの伏線回収、謎解き系のMVなど疲れるほどに毎回振り回されているが、今回はまさかアチズとコラボとは。
D.U.N.Kとの共演でアチズとビーファーは一緒に舞台に立っていて、SKY-HIとホンジュン、ミンギはラップコラボで共演していて本当にかっこよかったし、世界ツアーをするグループのステージパフォーマンスもさすがだった。

アチズは2021年、コロナ真っ最中の中、サバイバル音楽番組として大きな注目を集めたKINGDOM : LEGENDARY WARに出演。
あの伝説のグループ対決をYouTubeで発見した時に、私はK-POPの底力を見た気がして仰天した。競演グループはBTOBやiCON、SF9、THE BOYZなど、全六組。その中で1番遅い2018年デビューのアチズとスキズは一際目立つパフォーマンスをしたグループだった。
XでSKY-HIもこの時の番組でアチズのパフォーマンスに惹かれたと言っており、D.U.N.Kに1番最初に声をかけたグループだったと言っている。ラブコールが叶って昨年D.U.N.Kに登場した。SKY-HIに言わせると、アチズは大手エージェントではない会社からデビューし、今の地位に登り上がってきて、それがBMSGの成り立ちとビーファーの軌跡と重なり、特別な思いがあると言っていた。

そんな二つのグループのコラボ。盛り上がらないわけはない。共感し合うグループの共演はどんな結果をもたらすのか楽しみだ。何せアチズは今年のCoachellaで大成功を収めている、ガチのK-POP ヒップホップグループなのだ。

ここで、どうしても、知りたくなるのは、このコラボを経てお互いが手にするものはなんなのか。

例えば、アチズはこれを一つのフックに日本での活動幅を広げたいとか?一方、ビーファーはアチズとのコラボはアジアツアーに出るのに認知度を上げる最大のチャンスとも言える。なんとなく、アチズよりビーファーが得るものの方が大きい気がするが、アチズがビーファーとコラボをすることになった背景を知りたい。

振り返れば、ビーファーはデビューから2年弱、ジャンルレスを焦ったいほど貫いて、やっと解禁かとばかりに、ミリビリ、BBBとヒップホップ曲をリリースし、待望のヒップホップ路線の転向かと思ったら、Mainstreamを昨年9月にリリースするまで、タイアップ曲では、ヒップホップ色を消し去り、彼らはどこに進んでいくのだろうかと思っていた。7月、8月はメンバーはともかく全力フェス出演でぶち上げまくっていた。

XGが徹底的なR&B、HIPHOPに初めから振り切ってK-POPヨジャグルの常識をぶち壊しまくり、Number_iも今年1月1日にGOATをリリースしCoachellaに88Risingから出演。話題の尽きない二つのグループの海外展開を横目で見ながら、かなりため息をついた。

XGは韓国ベースでサイモン方式で磨き上げられた彼女たちを既に世界が待ち切れないほど、待ち望まれている。Number_iはCoachellaでK-POPのスター、ジャクソン•ワンとコラボし、話題を掻っ攫った。

ここまで書くと、私がMasterplanで海外進出を改めて表明したビーファーの次の一手がめっちゃ遅いと不安になっていたことが伝わるのではないだろうか。
XGやNumber_iが5-6月と花火を打ち上げまくっている頃、2:BE(トゥービー)のアルバム制作真っ只中だったようだ。アルバムのタイトルがかなり嫌。もっと他のタイトルを考えられなかったのかと思っていたが、それは一旦置いておいて、その中に入る一曲として、Hush-Hushが発表されたことはビッグニュースだ。京セラドームから明らかに露出が減ってきて、ビーファーの潜伏期間がアルバム制作の時間に費やされていたわけで、彼らの言うとおり、Masterplanはまだ序盤に過ぎない、WOWがこれからもっともっと出てくるのであろう。

しかしながら、私の疑問の中に、音楽業界では当たり前のことなのかもしれないが、コラボでぶち上がった楽曲はどのくらいあるのだろう。組み合わせが好カードであっても必ずしも大ヒットになるとは限らない。

最近ではスキズのLose My BreathはヒットメーカーのCharlie Puthと共作。現時点で1か月で3900万回のMV再生で、ある意味、本国より、海外での人気が高いグループだけに、英詞にしたら、もっと反応が良いだろうと思いきや、それほどでもないように思う。スキズは7月19日に楽曲のデジタルリリースを皮切りにカンバがあり、それを、引っ提げ世界ツアーへ出るわけだから、その前に100%英詞で歌うことをトライアルしたのだろう。

かたや、XGのWOKE UPは同じく英詞だが、デビューしてから一貫して英詞でやってきている成果が確実に再生回数に出ていて、1か月で2700万回と圧倒的。スキズのチャネル登録者数とXGでは5倍強の差。一言で言えばぶっちぎりのXG。あっぱれです。
新しい勝ちパターンの証明だ。

そこにビーファーとアチズのコラボはどこの誰に刺さるのか、ビーファーはキャリアとしては浅いものの、アチズもビーファーと組む限りそれなりの旨みがなければ成立しないだろう。つまり、ビーファーがしっかりコラボ相手になっていないと話にならない。

ビーファーとNumber_iは韓国で活躍するつもりは全くないだろうが、互いに欲しているのは海外進出のルートだろう。韓国から出たスターたちとの共演で、アジアツアーのきっかけをつくろうとしているのかもしれない。海外進出のスピード感は韓国のエンタメ業界の成り立ちから、圧倒的なスピードがある上、そのルートもしっかりしているので、その観点で言えば、K-POPのスターたちとのコラボをするという形でAwareness戦略を展開する構図は意外と面白い。

7月1日楽しみにしてる。


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