無名のキッチンカーの商材が売れるために絶対に必要なこと

はじめまして。私は1年半前にキッチンカー経営を始め、現在はテナント展開を考えています。このように商売は軌道に乗っている状況です。今までキッチンカーと向き合い、約450日が経過しました。この経験を通して、日本のキッチンカー市場がもっと盛り上がってほしいと思うようになりました。そこで、私が感じたことを共有したいと思います。共有する目的は、地元で本格的な料理を提供するキッチンカーがもっと増えてくれると、より多くの人々が豊かな食文化を享受できるようになるからです。是非、日本のキッチンカー市場が盛り上がることを期待しています。

前提条件として、開けた町中でキッチンカーを設置するだけでは商材は絶対に売れません。
売れないところから始まり、売れないことに気づき、我々は試行錯誤して毎日頑張ってる・・・・と信じてます。
そして売れるようになるために下記の手法を必ず使うことになります。
それが「AIDAモデル」です。

AIDAモデルとは、Attention(注意)、Interest(興味)、Desire(欲求)、Action(行動)の4つの要素で構成されたマーケティングの理論モデルです。このモデルは、商品やサービスを宣伝する際に、購買までの消費者の心理的な過程を分析するために使用されます。

以下に、各要素の詳細を説明します。

  1. Attention(注意) 消費者が商品やサービスに注意を向ける最初のステージです。このステージでは、商品やサービスの存在を知らせ、消費者の注意を引くことが重要です。広告、ポスター、テレビCMなどが利用されます。

  2. Interest(興味) 消費者が商品やサービスに興味を持つステージです。商品やサービスが役立つことや自分の問題を解決できることを伝えることが重要です。消費者が自分のニーズに合った商品やサービスであることを確信することが目的です。

  3. Desire(欲求) 消費者が商品やサービスを欲しがるステージです。消費者にとって商品やサービスがどのように役立つかを伝え、商品やサービスの魅力を高めることが重要です。割引、クーポン、特典などのプロモーションを行うことで、消費者に購買欲求を高めることができます。

  4. Action(行動) 消費者が商品やサービスを購入するステージです。消費者に購入を促すために、簡単に購入できるような手順を提供し、購入の障壁を取り除くことが重要です。また、商品やサービスの品質や価値についての情報を提供し、消費者に安心感を与えることが求められます。

AIDAモデルは、商品やサービスを宣伝する際に有用なフレームワークであり、消費者の心理的な過程を分析することで、マーケティング戦略の立案に役立ちます。

我々キッチンカーオーナーで上手く商売ができている人はこのAIDAモデルのAttention部分が上手です。どんなにこだわろうが安かろうが美味しかろうが、人々に注目してもらわないかぎり人々が消費者になることは絶対にありえません。Attention部分を何度も何度もトライ&エラーをして自分たちのキッチンカーに落とし込んでいく必要があります。

Attention部分について以下にいくつかの方法を紹介します。

  1. SNSを活用する:Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSを利用し、自分たちの料理やキッチンカーの画像を投稿して宣伝することができます。また、投稿にハッシュタグをつけることで、関心を持つ人々にも情報が届くようになります。

  2. イベントに参加する:地域のイベントに参加し、自分たちの料理を提供することで、多くの人々に自分たちの存在を知ってもらうことができます。また、その場で直接声をかけて宣伝することもできます。

  3. ポスターやフライヤーを配布する:地域の店舗や施設にポスターやフライヤーを置いて宣伝することができます。また、交通量の多い場所に自分たちの広告を掲示することも効果的です。

  4. メールマガジンを配信する:自分たちのメニューや新商品などの情報を定期的に配信するメールマガジンを作成し、顧客に送信することで、ファンを増やすことができます。

  5. オンライン配信サービスを利用する:Uber Eats、MenuLogなどのオンライン配信サービスを利用し、多くの人々に自分たちの料理を知ってもらうことができます。また、配信先で自分たちの宣伝をすることもできます。

そしてこれらのAttentionに対する行動でもAIDAモデルが必要になります。どんなにSNSに投稿して告知をしようともそのSNSを観てもらえなければAttentionにはなりません。無人島でどれだけ叫ぼうが声は誰にも届きません。

我々キッチンカーオーナーは、常にこのAIDAモデルを考え、どうすれば人々が消費者に変わるか考える必要があります。そして日本中の人々がキッチンカーに注目をするようなステージに到達したら、物語は次の章に移ると私は信じています。

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