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付加4 八ヶ岳の山の紹介 2つの三ツ頭(米川さんの絵本)

付加3につづき、やはり2つの同じ名前があり混同しやすい山の紹介です。
三ツ頭(みつがしら)も、南八ヶ岳と北八ヶ岳にあります。

南八ヶ岳の三ツ頭

標高2580m。山梨県の権現岳から南東に伸びている尾根上のピークで、編笠山からみてもかなり高く感じる山です。
この山頂が三つに分かれていて、主の尾根と南東と南西とに尾根が伸びています。すぐ隣には前三ツ頭と呼ばれる山もあり同様な地形になっています。
山梨県側から見る赤岳を頂点は「甲斐国志」とも呼ばれます。
ちなみに江戸時代の古書には、八ヶ岳の呼称について「槍ガ岳、権現ガ岳、小岳、朝姑岩、風ノ三郎岳、編笠山、ミツ頭其ノ余種々ノ呼称アリ」と書かれています。

北八ヶ岳の三ツ頭

標高2360m。北横岳と縞枯山の間にあり、北八ヶ岳特有のシラビソに覆われた山とは違い、岩が多く北横岳を中心とした大岳、三ツ岳と連なる溶岩で形成された台地です。
その名前の通り、一峰、二峰、三峰と三つの岩峰から成ってます。幾重にも重なる岩からハイマツやシャクナゲが密生している展望の良い山です。北八ヶ岳ロープ―ウェイで行くと近い山なので登りやすいです。

解説

「信州ウソくらぶ」新聞に掲載。「信州ウソくらぶ」は、長野県県職員OB有志による機関紙(月間)新聞です。
Saitouです。「北八ヶ岳だより」として寄稿していた文章より抜粋し修正加筆しています。米川さんの絵本八ヶ岳の解説に補足しました。

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