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米川さんproofreading(校正中)

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八ヶ岳山小屋黒百合ヒュッテ山番時代を米川正利さんが描いた絵を形にできればいいねマガジン。黒百合ヒュッテhttp://www.kuroyurihyutte.com/   問い合わせ…
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2022年11月の記事一覧

73と74 天然シャワーと雷

73.天然シャワー雨。もっと降れ。 もっと降れ。 止むなよ。 体を洗い終わるまで。 解説 米川です。 山の水は貴重です。節約して大切に使おう。いつもそう思っています。 山小屋の水は天水(雨水)か、沢の水を汲みあげるか井戸の水です。 八ヶ岳の稜線は岩盤が多い為、沸いて居る水は少ないです。 山小屋で働いている者は登山口の温泉に入りに行くか小屋の風呂に入るしかありません。 小屋では水を節約しているので、夏の雷雨は天然のシャワーになります。 雨が降って居る間に体を洗い終われば良い

72.縞枯現象(しまがれげんしょう)

北八ヶ岳では山が縞模様に見える。 コメツガ、オオシラビソ、シラビソの木が倒れて 縞に枯れる、縞枯現象が見られるよ。 解説米川です。北八ヶ岳は何処でも見れますが、他の八ヶ岳ではあまり見られません。縞枯山と言う山もあります。遠くからも綺麗に見えます。 縞枯れの現象の原因ははっきり解明されていませんが、風による影響が強いのではと言われています。 風が日本海側からの定期的に吹くと縞模様に横に這います。主に冬、冷たい風が山肌をかけぬけていきます。土地の弱い縞模様に風がはいりやすいこと

71.霧氷

こんなことあまりないよ。綺麗だ。 木の水滴がきらきら凍って光ってる。 解説米川です。 空気中の水蒸気が木の枝に付着して、それが凍ったもの。 木の枝全体にまんべんなく氷がつく。気温がマイナス10℃以下になったときに出やすい。 青空の下で見る霧氷はとてもとても綺麗です。