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個性ってなんだろう

ある朝、何気なくつけていたテレビから
、とある高校の特集が流れてきました。

「うちの学校は生徒の個性を大事にしています」
と校長先生が話をされており、その高校は規則が厳しくなく、美容やネイルなど専門的なことが学べる高校ということでピックアップされていました。

そこにいる生徒さんはみんな同じような髪型をし、同じように髪を染め、似たような化粧をし、口を揃えて「この学校は個性を大事にしてくれるからいい」と言っていました。


個性ってなんだろう。
個性を大事にするってなんだろう。

なんて、ふと考えた朝。

【多様性】【個性】大事にしようって言葉では言われても、そう教育されてきていない私たち日本人にとって、多くの人にとってそれは難しいのが当然です。子供も大人も。年を重ねれば重ねるほどです。

社会的にも、言葉ではみんな「個性を育もう!多様性を大事にしよう!」そうは言うものの、
【みんなと同じ】が安心だったり、自然と自分と違う意見や価値観の人を否定してしまっていたり。だから自分の意見が言えなくなる。萎縮してしまう。
だから自分の考えよりも他人の答えを先に求めてしまう癖がついていたり。
【みんなと違う】に拘るあまり、逆に個性がなくなったり。

それも当然のことです。だってわからないんだもん。それがどういうことなのか本当に知ろうとしない限り、経験体験目の当たりにしない限りわかりようがありません。

だから、まずはわかっていないことを認めること、そこから始めるのです。

みんな違ってていいのではく、もはや当然。
それが当たり前でしかないのです。
みんな同じものを見て、同じことを思わないし、同じものを好きになる訳がありません。
その逆のほうがはっきり言って違和感です。

そうそう。
まずは認め、受け入れることから。

私は先日、ネットで化粧品を選んでいる時、ふと「どれが1番人気の色なんだろう」とか思っ
て検索している自分がいました。
=【みんなと一緒が安心、間違いない】の現れ。
似合うもの、好みなどみんな違います。
【あなたが心惹かれるものはどれ?】

選択は小さなことから、そこらじゅうに散らばっています。


今からでも私たちは変わることができます。
【小さな世界の正しさ】というモノサシからの解放。視野を広く持つためには単純に行動範囲を広げるのが早い。少しだけ、いつもと違う道を通ったり、新たに何かを始めてみたり、ルーティンな日常から少し出てみる。見えるもの、出会う人、空気が変わる。私達の生きている世界は広いです。この街での常識が隣町では非常識かもしれません。視野が広がるから行動範囲が広がる場合もあれば、行動範囲が広がるから視野が広がる場合もあるでしょう。
いづれにせよ視野が広がることは、同時に心の広がりも意味します。まずは小さな一歩から。百聞は一見にしかず。この言葉、ほんまですよね。大好き。

自分の思いを綴ってみよう。
SNSでもいいし、ブログでもいいし、個人的にジャーナリングからでもいい。
自分の想い。好きなこと。なんでもいいから、自分の意見をアウトプットしてみよう。

SNSの場合は「否定されたらどうしよう」「私、間違えてないかな」などいろんなことが思い浮かぶかもしれません。
ジャーナリングではペンが進まない自分がいたり、誰に見せる必要もないのにちゃんとしたことを書こうとしている自分に気づいたり、「私はそんなこと思ってるんだ」と発見があるかもしれません。
全て私の体験談です。

いづれにせよそれは、【そういう自分がいる】ということだけ。それは気付き、アウェアネスです。
周りに合わせてしまう自分はダメで、個性的な人はいい、という次元の話ではなく現実は今の自分が全てです。それに良いも悪いもつけようがありません。シンプルに【自分が自分を知る作業】。

これは【みんなと一緒】という呪縛からの解放。【他人の人生を生きる】ことからの脱出です。

あわせて、ヨガや瞑想はそんな【自分を知る】ことにとても優れたツールです。

Be happy.


Ogi




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