傷ついても癒せることがわかると落ち込まなくなる
Aさんとお話をする約束をしていたが、その同日に別の人Bさんからのお誘いがあり、Bさんの方が今後お世話になりそうだから、Aさんを断る。こんなシーンは人生の中で多くあると思います。
これまでを振り返ると私は断られる側のAさんになることが結構あります。
そして、キャンセルの後はだいたい連絡がなくなる。こうしたことは、特にお仕事の営業寄りの活動ではよくあることです。
「ファンドレイジング界で有名な○○さんと比べたら自分なんてちっぽけなものだからしかたないよな」「自分の伴走支援は他の人に比べたらたいしたことないからしかたないな」「自分との打ち合わせなんかいつでもできるからそれも仕方ないな」と思いますし、悲しい感情もします。
でも、事前に断ってくれた方がよくて、気を遣って無理して来た方から、打ち合わせ終盤に「今日は、こないほうがよかったなー」って小さい声でぼそっと言われて、帰り道ずっと落ち込んでいたこともあります。
「今給黎さん、そんな失礼な奴は仕事できないひとですよ!ほっとけばいなくなりますよ!」と慰めてくれる人もいますが、全然そんなことなくて皆さんとてもご活躍されています。限られた自分の時間をどちらの人と使うかを、きちんと考えられる人の方が結果を残せるのかもしれません。
お仕事をするということは「選ばれる存在」になることですから、誰かが選ばれた時は、当然自分が選ばれない存在になります。また、選ばれる存在になれるようにいろいろアピールする活動をしていると、それをマウンティングと陰口たたかれる時もあります。
選ばなかった人の言動や、自分が選ばれないのは私のせいだと勘違いしている人からの心無い言葉などで傷つくことは多くありましたが、最近は選んでくれた人や共感してくださる方からの言葉に癒やされることも多くなってきました。
傷つくことばかりの時はよく落ち込んでいましたが、傷つくことと癒されることが続くと、不思議なのですが傷つく言動を受けても落ち込むことはなくなりました。自分を大切に扱ってくれる存在があると思えると、人は強くなれるのかもしれません。
人の強さは、自分に対して失礼な対応をした人を攻撃することや守る力ではなくて、傷ついても癒やすことができる回復力を持つことなのかもしれません。
NPOのファンドレイジングや運営をしていると、ひたすら傷つくことばかりで、癒やされないことがあります。それはつらいことです。私が癒やしになれるかはわかりませんが、話を聞くことはできます。もし、ひたすら傷ついている人がいたらご連絡ください。
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