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目標値に追われているファンドレイジング担当者の方へ

私は伴走支援の定点観測として、データサイエンティストの松本健太郎さんのnoteを読むようにしています。

松本さんは、マーケターとしても活躍されていて、様々な企業のデジタルマーケティングのアドバイス等をされています。その知見はNPOのファンドレイジングにも活かせる部分が多く勉強になります。

NPOで企業と同レベルでデジタルマーケティングはできないですが、その考え方はとても参考になります。

今回は以下の記事を読み込んでおりました。

この記事の中で”「実施」だけの組織は弱い”という章があり、以下のような記載がありました。

忙しいのは分かります。リソース不足も分かります。だからといって、「実施」ばかりにリソースを使うと、何が成功をもたらしたのか、なぜ失敗したのか、原因が掴めません。例えば、ECサイトの売上が増加した場合、季節要因なのか、市場の一時的な動向なのか、施策の効果なのかを区別できないため、「(さらに)売上を増加させる」という再現が出来ません。

つまり、「実施」ばかりしている組織は、因果関係への理解が絶望的に欠如しているのです。原因を突き止めて「あ、この指標は次からちゃんと計測しよ」と発見し、次に生かすことが改善だと筆者は考えます。

「計測」「比較」「改善」ステップは単なるデータの追跡では無いのです。戦略・戦術を立案し意思決定を行うために、洞察を得ることが目的です。もっと言えば、ステップを踏む体験を通じて、洞察を得る知見を社内に蓄積することが目的です。

例えば、寄付集めのために何か実施はするけれども散発的だったり、やりっぱなしになってしまうことはよくあることです。この文章をNPOのファンドレイジングの観点で捉え直すと、以下の3つにまとめられます。

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