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アクセサリー原案

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imaoriのストアで販売しているアクセサリーの原案です。 中にはアイデアだけで没案も含まれています。
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#accessory

rakugaki_108「恥ずかしがり屋の妖精」

英語表記で共に「peony(ピオニー)」と呼ばれる花が芍薬と牡丹です。 見た目が似ているのですが芍薬は草の花で、細い幹に一つの花がすっと立って咲いています。 牡丹は木の花で、枝からいくつも花を咲かせます。 この様相から「立った姿は芍薬、座れば牡丹・・・」といった美人を形容することわざが生まれたと思われます。 共に属名も「paeonia(パエオニア)」といいギリシャ神話にも登場します。 「誰もが振り返るほど美しい妖精のパエオニア(ピオニー)。 アポロン神も世の男性同様、魅了さ

rakugaki_94「コノハナサクヤヒメ」

※記載時期は2022年2月4日です。 気がつけばもう2月で春はもうそこまで来ているのに、春向けのアクセサリーがないことに気がつきました。 毎回同じ方向性のアクセサリーなら同じ素材や制作工程で済むのですが、毎回違う方向性を選ぶので、素材や制作方法など作品化するまでに時間がかかるのです。 レジンならレジンだけを作り続けるレジン作家やワイヤーを用いたディップアート作家など、ハンドメイドの世界では一つに絞ってすることを推奨されていますが、imaoriでは創りたいものに合わせて制作方

rakugaki_90「フレア」

今まで作ってきたアクセサリーは左右対称だったり花びらの大きさや並びも均等だったり、割とカチッとした作りのものがほとんどでした。 ブログのrakugaki_87で岡本太郎記念館のことを書きながら、岡本太郎の作品を見ていたからでしょうか。 何か不均等で左右非対称のものを作りたくなりました。 そこで思いついたのが花をモチーフに、花が太陽フレアみたいになっているイメージ。 花びらの大きさが不均等なものをフレームだけで表現できないかと考えてみました。 ちなみに太陽フレアとは太陽の表面

rakugaki_88「茶釜をマカロン」

みなさんは「分福茶釜」って知っていますでしょうか? 漢字だと難しそうですがひらがなですと「ぶんぶくちゃがま」で、少し親しみやすくなりますよね。 子供の頃、絵本などで知っていらっしゃる方もいるかも知れませんが、最近はあまり聞かないような気がします。 由来やストーリーは諸説あり、文福茶釜(ぶんぷくちゃがま)と呼ぶこともあるそうです。 代表的なストーリーは概ね以下のようなものだと思います。 「むかし、茂林寺の和尚さんが立派な茶釜を買って寺に持ち帰りますが、湯を沸かそうと茶釜を炉に

rakugaki_71「triangle series」

大小の三角形のフレームを組み合わせた「twin triangle」というアクセサリー(ピアスorイヤリング)を考案し制作・販売しています。 https://imaori.base.shop/items/50924402 https://imaori.base.shop/items/50924509 片耳につきラウンドが2つ、スクエアが1つ、計3つのK18GPの台座付きジルコニア・チャームが付いています。 両耳で6つのK18GPの台座付きジルコニア・チャームが付いている贅沢

rakugaki_68「クリスマスローズの伝説」

ブログを書いていて美術鑑賞ものばかりで、あれ?最近新しいアクセサリー考えてないんじゃね? マジ、考えてねーってなり、そういえばもう11月も末、クリスマスに向けて何かアクセサリーを考えようとなりました。 ※2021年11月29日時点 ヒイラギとかポインセチアとか色々思い浮かべてみたのですが、いまいちピンとこない。 そうこう考えているうち、ピッタリの花を思いつきました。 「クリスマスローズ」 クリスマスローズはうつむき加減に咲く姿とシックな花色、冬の寂しい時期から早春にかけ

rakugaki_35「焦らずにゆっくりいこう」

アクセサリーのヒントにならないか、ぼんやりと世界のことわざをスマホで検索をしていたら、次の言葉に目がとまりました。 「Take time to smell the roses.」又は「Stop and smell the roses.」。 日本語で直訳すると「薔薇を嗅ぐために時間をとる」「薔薇を嗅ぐために足を止める」でしょうか? 実際には「焦らずにゆっくりいこう」的な意味合いになるそうです。 これってimaoriのコンセプトにぴったり合っているなあと思いました。 日