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俳人はなぜ、どのように俳句を作るのか

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俳句は、世界で最も短い文学であり、無限の宇宙でもある。一目で捉えられるほど小さいのに、全貌を掴むことは難しい。そんな不思議な世界を、そこに住む方々(俳人)の視点で旅してみる。俳人…
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俳句は生きる姿勢 ~俳人 仲栄司さんに聴く(3)いまここで共有している時間

俳句とビジネスの2つの世界に身を置くからこその視点で、俳句からイノベーションを考えるという、前回のお話。それも一つのイノベーションかもしれないと感じました。さてここから、栄司さんの生きる姿勢を伺っていきます。 結果とプロセスーー 「墓碑はるかなり」出版後、また新たな執筆活動をされているのですね。 俳句は私自身の表現の一つですが、そこで言えることは限られます。それから、読み手に委ねる部分も大きい。だから、自分が伝えたい、主張したい、ということは文章で書きます。 いまは、「