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初めてかもしれない。桜を見て心が救われたのは。

今日は障害のある次女の、6年通った療育を『辞めます』と伝えて来た。


揺れた心に、お腹がゴロゴロし、帰り道の運転がしんどい。

10年以上前にパニック障害を発症した私は、メンタルに負荷がかかるのに弱い。

辞めることを決めるのも、それを伝えるのも、勇気がいった。

だから帰り道は、不安の渦に飲み込まれないよう、何より安全運転をするよう、色んなせめぎあいが、自分の中であった。

『ヤバイかな。帰れないかも。いや、不安に飲み込まれないようにするんだ。』

必死に自分を勇気づけようとしていた時、信号待ちで停まりふと視線を窓の外に向けた。

少し高い所に有る立派な桜の木の、こぼれそうな満開の花が、そよ風に揺れていた。

『なんてキレイなんだろう』

こんなに桜をキレイだと、心から思ったことは無かったかもしれない。

ただ咲いているだけの桜に、初めて勇気をもらった気がした。

大丈夫って、言ってくれてる気がした。

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