180日後に去る私 32(注記あり)

(注記)
この拙い記事を書き出して1か月が経過しました。貴重なお時間を使って読んでくださる方々に、本当に感謝です。
いつもありがとうございます。
駄文で心苦しい限りなのですが…私自身なにかが変わってきたように思います。
これからも、何卒よろしくお願い申し上げます。
それでは…続きです。


私とHさんというのは、ほぼ同時期に入社した訳ですが…あまりお互いのパーソナルな部分は話した事がありませんでした。
なので、工場長と私、工場長とHさん、というような関係性はそれぞれあったのですが…私とHさんは仲が良い訳でもなく悪い訳でもなく、お互いに仕事仲間として絶妙な距離を保っていた感じでした。

ですのでHさんがどこまで工場長からの話を聞いていたか分かりませんが…
「どちらかを主任に〜」
という話は間違いなくされていた筈です。


新しく後輩も入ってきたので、Hさんはより一層仕事に厳しくなり、私や周りに「俺に任せろ」という感じの行動をとる事が増えてきました。
もちろん自分が主任になるんだという気持ちからの行動でしょう。

しかし、年上ということもあったんでしょうが…私にだけは、キツイ言葉や態度を示す事はありませんでした。
目の上のたんこぶではありませんが、何かとやりにくい、攻略できない存在だったと思います。
(もちろん私も敵対する訳ではないですが、好き放題させるつもりもないといった態度で接していましたし、近すぎず遠すぎずの距離を保つようにしていました)

やはり、どこの会社でもいる「俺は凄い」アピールをしてくる人には「肯定も否定もしない」のが一番有効な気がします。
私の場合は過去の会社にいた時でも
「困っているときはきちんと助ける」
「自慢話が始まったときはヨイショしない、その場を離れる」
大体は、この対応でした。

言葉で言うと喧嘩になってしまったりするので、あくまで無言のアピール、行動(態度)で示すのがコツだと思っています。


Bさんは話を合わせつつ、上手くあしらっている感じでしたが、Oさんはまだ若かったので…なかなかHさんを上手くかわすことができなかったようです。同じ部署で、常に一緒に仕事をしているのも大きな要因になっていました。


日に日にHさんの「お説教タイム」が頻繁になっていき、くどくどと言われている場面をよく見ました。
毎回
「Hさん、休憩いきましょう。Oさんも行こうか」
と、話を遮るようにしていたのですが段々とエスカレートしてきていました。

ある日、いつものように声をかけると

「昼(飯)先いっててください、今日はコイツにとことん言わなあきませんわ」
「どうしたんです?」
「いやこれは、僕らの部署の問題なんで。Tさんにも報告せなアカンことをしでかしたんです。あとでちゃんと説明しますから」

ふーん、と内心嫌な予感がしましたが

とりあえず空返事をして…あとで絶対HさんではなくOさんから話を聞こうと思いました。


会社を去るまで
あと149日

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