【長男のSpeaker’s Corner】
今週、長男はSpeaker’s Cornerでの発表がありました。Speaker's Cornerとは、息子たちが通っている学校で取り組まれているもので、興味持っているテーマについてスピーチをまとめ、クラスの中で発表するものです。持ち時間は10分程度。授業時間内に行われます。長男は、パワーポイントで作成したスライドを見せながら日本についての紹介を行いました。質疑応答もこなして、無事終わったそうです。
終わったその日、お迎えの時に担任の先生が駆け寄ってきてくださり、
「S(長男)のSpeechはとても素晴らしかったですよ。ちゃんと話せていましたし、質問もたくさん出て、子どもたちは楽しんでいました。」と、少し興奮気味に伝えてくださいました。その様子から、長男のできが先生の予想以上だったことが伝わってきました。私もとても嬉しくなって、「そのことを聞けて嬉しいです」とお礼を伝えました。
そして仲の良いお友だちまで、私のところにやってきて
「SのSpeaker’s Corner、とても良かったよ!」と報告してくれました。彼は、ほとんど英語をしゃべれない頃の長男を知っているので、なおさら驚きもあったことでしょう。
当の本人は、帰宅して夕食後、「やっと終わったよ〜」と、ホッとした様子。良く聞くと、緊張したそうで。そりゃそうです、スライドは作ったものの、練習せずにぶっつけ本番で臨むと言っていたのですから。
「先生が、質問がたくさんあった、と仰っていたけど、どんな質問だったの?」と尋ねると、
「たこ焼きって何?とかしゃちほこって何?とかだったよ」
と。その二つでおわかりかと思いますが、訪れたことのある大阪についても紹介したようです。
そのほか、21世紀美術館にあるレアンドロのプールについて、どうなっているの?と質問があったそうです。果たしてどうやって長男が説明したのか、そちらの方が興味津々です。
ここに至るまでには色々あったので、少し長くなりますがエピソードを。
1ヶ月ほど前に担任の先生より、
「SのSpeaker’s cornerは2月27日になりました」
と言われました。本来、Year 6ともなると、自主的にいつやるかを先生に伝えるのですが、長男はなるべく避けているところがあったので、先生が決めてくださいました。
あら大変!half term(学期途中の1週間休み)中に仕上げないと間に合わないと言い聞かせていましたが、何もしないままHalf termに突入。お休みに入ってもまだグズグズして始める様子無し。せめてテーマでも決めたらと促しますが、何にしよう・・・と。
そこで、長男に提案
「私とあなたとで、ネタ作りの競争をしましょう。私が勝ったら、私の作ったネタで発表してください」と。すると、話しを聞いていた次男、「ボクもそのコンテストに参加する〜!」と。
私のネタは言わずもがな、ホームタウンの金沢の紹介です。長男は「え〜っ、見て楽しいところないじゃん」と。そうですよね、当たり前にある風景などに興味はわかないですよね。でも、文化も生活も違うクラスメートには、すべてが新しく面白いのではないかと。
Half termのお休みも残すところ3日というところで、長男ようやく重い腰を上げます。そして、観念し、妥協し、「日本紹介にする」と。
いざ始めてもなかなか進まない。やり方、知らないですしね。日本紹介、範囲広すぎますし。そもそも、母が提案したテーマですし。
そこで、「日本について、自分が紹介したいと思うことを何でもいいから10個挙げてごらん」と促すと、ようやく始めました。
まとまったのが、まず山について、そして行ったことのある日光、大阪について。最後に金沢について。そこから10個ぐらい紹介したいことをリストアップ。目標が定まればエンジンがかかります。
ここからはお父さん登場。技術サポート担当です。写真選び、効果的な写真の見せ方、プレゼの仕方などを伝授します。文章は、お父さんの助けも借りながら、自分で作文したようです。
お休み最後の日にようやくまとまりました。
そして、スライドを振り返りながら、さらに絵を加えたりして修正。
休み明けにUSBスティックにデータを収めて先生に提出。そして木曜日に本番を迎えたのでした。
家族総動員でのSpeaker’s Corner。次男と長男と無事に終わりました。
父も母も安堵です。
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