3/9「自分というものをどこに置いてあげられるか」
ニューヨーク、僕にとって1番とも言える大きな挑戦がおわった。ラテアートの世界大会。2回目の出場。あっけなくDAY2で散ってしまった。
終わった瞬間、悔しいという気持ちはあまりなかった。新しいステージがはじまったという高揚感(というと全然違った言葉のチョイスだとおもうが)があった。自分が世界に求められていること、それを素直にやっていこうと決意したわけだ。
ではそれはなんなのか?
答えは「教育者として世界のバリスタのレベルを向上することで、より多くの人の生活を豊かにする」ということ
テキストにしてしまうとすごく高尚なものになってしまってしまうが、競技者としてタイトルを狙いに行くというアプローチの比重はこれからかなり下げていく。
このnoteの再開も教育の一環であるのは間違いない。日本語話者として、日本語のテキストで日本語の読めるバリスタに向けて自分の考えを赤裸々に書いていこうと思うわけです。
ニューヨークで負けて、教育者として生きていく。そこまではわかったが、タイトルの「自分というものをどこに置いてあげられるか」という答えは漠然と答えるなら『世界と日本』といえる。
ホームである日本の福岡に拠点を置きながら、九州全円のカフェやコーヒーショップをカバーしつつ、全国も縦横無尽にバリスタや経営者のサポートに入りたいと考えている。
世界といえども行ける場所は限られているし、コーヒー文化が発展してなおかつ自分を呼べるような経済的余裕のある人とマッチするのは今現在物理的には難しい。ではどうするか、オンラインでセッションを取るなどして少しずつビジネスを大きくしようと思っている。
実際にアメリカのバリスタたちから定期的なオンラインセッションを頼まれていて、今は数人のオンライン教室を継続している。これをどうやって大きくしていくのかというのが今回ずっと頭をぐるぐるとしていたことだ。
実は、今回の試合の負けた後すぐに新しい仕事が入った。1人の若い女性が声をかけてきた。ボストンのスタートアップのケータリング会社の経営者だった。大会前からインスタを見てくれていて、オンラインでラテアートのマンツーマンを受けて店舗の教育をして欲しいという話だった。
また、ニューヨークでは10人規模のホームバリスタ向けのラテアートセッションを取ることができた。家庭用エスプレッソマシン2台を使ってエスプレッソからミルクまで基礎を教えて描いてもらうところまでできた。参加者はニューヨークはもちろんお隣のペンシルベニアからだった。みんな目から鱗、感動して帰られれました。感謝。
これらを糸口としてボストンやニューヨークのカフェとの契約がとれればなと考えていて、うまくいけば数店舗の教育やセッションの時期を合わせてニューヨークに再訪できたらなと考えている。
ペンシルベニアにも行ってみたいし、ラテアートのセッションもまたやってみたいと考えています。自分のコーヒーの知識やテクニックがこんなに人を笑顔にできるというのを実感できた貴重な機会でした。
というわけで、また拠点を福岡におきながら必要とあらば世界中どこでもいく!という姿勢でこれからやっていこうと思っています。
YOSHINORI
✴︎ Tutorial for Baristas Worldwide ✴︎
World Championship NYC 24’ Anaheim 23’
Owner, Roaster & Barista @elephantcoffee.co
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