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「強み」ってなんだ?

ラグビーチームにスタッフとして関わって5年
よく聞くのが「うちのチームの強みは~」という言葉

そんな時にふと思った
「強みって、いったい何なの?」

定義を調べてみたところ、
「強いこと」「頼んで力とするに足るもの」
という意味があるらしい

でも、僕たちはそれを正しく使うことができているのだろうか
少し考えてみたい

僕たち・私たちの「強み」

例えば今帯同しているチームでは、
「うちの強みはFWだから、それを活かした作戦でいこう!」
という表現がよく用いられている

実際の試合ではFWのプレー(特にラインアウト)からトライに至ることも多い
なるほど、そう考えるとそれはうちのチームの強みなのかもしれない

ただ、ここで考えたいのは、
「他のプレーがうまくいかない or 苦手だからFWでの得点が多いんじゃないか? FWのプレーに依存しているのではないか?」
ということ

こうなると、果たしてそれは強みと言えるのか、という疑問がわいてくる

「強み」について考える

僕が考える定義というか、「強み」が存在する前提には、
・他の要素について十分な能力の獲得、上達が期待できる
・突出した戦略、戦術、人材が存在する
その上で、
・消去法ではなく、積極的にその要素を「強み」として選択した
ということが必要なのではないか、と考えている

そうなってくると
「Aについては苦手としているから、Bを強みとしよう」
というのは強みとは言えないだろうな、と思う

他の要素でも十分に戦える!
でも、その中でも○○は俺たちの武器だ!

それこそが自分たちの「強み」といえるのではないだろうか?

もちろん、チームに体が大きい人がいない、人数が足りない、とか、
本当にそれ以上変えられないものもあると思う

ただ、考えるべきは
「自分たちができうることすべてをやり遂げたか?」
「できることから逃げていないか?」
ということ

改めて「強み」という言葉の意味を考えることとなった一日でした

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