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20230531 コスモポリタン 和訳 I.M チャンギュン

ソロで出撃MONSTA X I.Mが本当にしたいこと
さらに深く掘り下げたMONSTA X I.Mの顔

Q. チーム活動を続けていますが、ソロアーティストとして活動する新たな居場所を見つけました。I.Mの音楽をより本格的に見せるための選択ですか?

A. そうです。新しい環境による刺激が必要な時期でもありました。安定していることを感じると、安定感に甘えてしまうんです。幼い頃、アメリカのボストンとイスラエルで暮らして、中学校も自主退学をしてホームスクーリングをした経験があるからか新しい環境に置かれることに対する恐怖はありません。

Q. I.Mにとって自由とはどんな価値がありますか?

A. 成功を上回るものです。自分のしたいことをして、歌いたい歌を歌うこと。

Q. 2ndアルバム〈OVERDRIVE〉はチルな雰囲気でした。

A. 僕にとって一番リラックスできるジャンルを歌いました。トラップベースにディープ•ソウル、R&B、ジャズなど多彩なジャンルの中に僕という人間の一貫性が詰まってます。

Q. タイトル曲〈OVERDRIVE〉で“今じゃなきゃいけない気分 すべては一瞬のことにすぎない”という歌詞が印象的でしたが、どんな気持ちで作詞しましたか?

A. 若くして多くの方からの愛、関心、叱咤、すべてを享受してきました。ですがそれは一瞬のことにすぎません。いつまでも享受できるとも思っていません。そんな視線にとらわれるより、自分のやりたいことを漸進的に叶えたいという意味を込めて作詞しました。

Q. 自分の内面の奥深くに入り込んで内省することもあるとか。

A. 自分を整理できる時間は、一人で孤立している時だと思います。内面の奥深くまで沈んで考えて、正直な感情と向き合います。それを取り出して楽曲制作の時に使います。僕は作業室でしかこの時間を持てません。最近そんな風に自分を省みながら思ったことは、“失敗にこだわらない”ということです。アイドルとして1万5千万人が入る会場で公演をして、ソロとして500人の前で歌うことも平気です。ゼロからのスタートでもへっちゃらです。

Q. ご自分を淡々と第三者視点で見ているようです。

A. 僕は何事も人に流されないようにしています。柔軟ではあるけど自分を失わないよう努力しています。そう、マイペースなんです。僕の望むものは、はっきりしてます。やりたいことができる自由。

Q. 自分だけのレーンを走ってますね。

A. そうですね。そうであろうと努力もしてます。周りに応援してくれるファンとメンバーがいるので。

Q. 低音ボイスと静かな態度、I.Mのその雰囲気はどこからくるものですか?

A. はは。一人だけの時間が必ず必要な人間なので、その時間からではないですか?一人で宅飲みをするのが好きです。1日を空っぽにしたい時はビール、浸りたい時はウィスキーを飲みます。

Q. 今回のアルバムは寂しげで自嘲的、また官能的な愛の歌で構成されていました。

A. “愛”はどうしようもできないもの、通り過ぎていくもの、流れていくもの、送るものだと思ってます。僕の性格とも似てます。

Q. I.Mにとって愛とは?

A. 愛って何だろう。愛… エディターさんはどう思いますか?

Q. 不可抗力的なもの。I.Mのような芸術家たちの創作力を高めて歌わせてくれるもの?

A. そうですね。それに付け加えるとしたら、僕の考える愛は“固有のもの”だと思います。時間が流れて場所が変わっても、不変の固有のもの。

Q. どんな人が好きですか?

A. 僕は去る者を追いませんが、来る者は繋ぎ止めます。(笑)軽い人が苦手です。会話をしてると相手の深みを感じませんか?僕は深みのある人が好きです。少し表面が揺れるとしても深さは変わらないと思います。僕ですか?薄っぺらい人ではないです。(笑)

Q. 愛に苦しむ人に伝えたいことは?

A. 本物の愛はあなたを孤独にさせません。お互いを繋げます。だからつらくても愛してください。相手が恋人でなくとも、“オタ活”でもいいです。愛は世界とあなたを繋げてくれるから。

Q. ですがI.Mは独りも好きですよね。

A. それは僕が僕を愛しているからです。(笑)

Q. 自分を愛していますか?

A. はい。自己嫌悪と自己愛は紙一重なので。

Q. 愛以外にインスピレーションを受けるものは?

A. 余韻が残るもの。香り、映画、展覧会、ただ単純なオブジェ。僕に長い間、余韻を与えるものが好きです。だから僕の追求する音楽も、余韻が残る音楽です。

Q. 最近、使っている香水は?

A. もともとは“ポートレイト オブ ア レディー”でした。今日はボディスプレーを使ってます。トムフォードの“ノワール•デ•ノワール”です。撮影に来る前、なぜか使いたくなりました。スプレーは早めに揮発してしまいますが、香りに重みがありますよね。ブラックローズ、ブラックトリュフ、パチュリの香りです。

Q. 香りが好きな理由は?

A. 香りは不思議です。道を歩いていてある香りを嗅ぐと、過去を思い出すこともできる。“あっ。この香り、ファンの誰かがつけてた”とか。普段忘れていたことを思い出せる点が好きです。逆に誰かが僕の匂いを嗅いだ時に、僕のことを思い出すかもしれない。

Q. 見慣れないタトゥーですね。ハナアヤメですか?

A. そうです。でもこの花は枯れてるんです。枯れても花は花だから。“どんな環境であっても僕は僕” そんな意味を込めて彫りました。もともと試案をそのまま彫るタイプではないのですが、試案の中から見つけて“これは僕のだ”と思いました。

Q. ふと思い出す小さい頃の記憶は?

A. 文字が書ける年齢になって、右手をケガしてギプスをしてました。友達が早く治るよう落書きをしてくれたり。その時に右手が使えなくて左利きになったんだと思います。イスラエルに住んでた頃で、ギプスをしたまま死海に行って遊んだ記憶があります。

Q. 子供の頃から静かでしたか?

A. 普通の子供のように明るかったです。中学生の時、自主退学後にホームスクーリングを始めて、一人だけの時間が増えてから性格が変わりました。いろんな人に“学生時代の友達がいなくて寂しくないか”と聞かれますが、僕は今の僕がいいです。好きですね。むしろ満足してます。

Q. ポップソング好きなお父様と西洋画家のお母様の下で育ち、たくさんのインスピレーションを受けたのでは?

A. 父はケニー•Gのアルバムをたくさん聴いてました。ちゃんとしたホームオーディオを持っていて、家の中ではいつもジャズとポップソングが流れていました。それが僕に多くの影響を与えました。だから今でもクラシックなものが好きです。低画質とアナログ。何事もクラシックなほうがよく見えませんか?母が描いた絵を見なくなって随分経ちますが、もう一度筆を握ってほしいです。心から。

Q. 冷たそうに見えて優しいタイプですよね?

A. はは。この質問は周囲の人から話を聞かないと。ファンにとって僕はただの猫です。(笑)

※注意事項
意訳が含まれます。文章引用の際は、誤解を招くことを防ぎたいので出典を明記していただけると幸いです。一介のオタクによる自己満足なので参考程度にお楽しみください。

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