見出し画像

esquire HERE I.M インタビュー 和訳 I.M チャンギュン

EP.1 SOUNDS LIKE ME
I.Mは〈OVERDRIVE〉が脱皮のようなアルバムだと話した。既存のものから一皮剥け新しく生まれ変わるため限界まで追い込んだという意味である。

Q 〈esquire〉写真集の主役にオファーされた時、一番に何を思いましたか?

A 楽しそうだと思いました。新鮮でもありましたし、“UMBLO”と一緒に1冊の本でいろいろなイメージをお届けできると思うので期待が大きいです。

Q 撮影は済州島で行われたと聞きました。フェニックスパークからあちこちを回っての撮影はどうでしたか?

A 幸いにも猛暑が過ぎたあとだったので、いい気温でした。思ったよりも速戦即決に進んでスムーズでした。

Q 最近の過ごし方は?去る8月、Instagramのフィードにソウルショーケースツアー〈OVERDRIVE〉の写真をあげてから投稿がありません。

A Instagramを活発に動かす性格でもないですし、フィードを埋めないといけないのに難しいですね。日常に特別なことがないんです。ジムと作業室に行って家に帰る生活がほとんどなので。

Q 去る6月、全曲が自作曲で構成されたEPアルバム〈OVERDRIVE〉が発売されました。直々に作詞、作曲、プロデュースした曲で構成し特別な意味を持ったアルバムです。創作当時はどんな気持ちでしたか?

A 僕が完全に作業に没頭しないと、アルバムに僕自身が溶け込まないだろうなと思って直接作りました。当然なことでもあります。そして所属事務所が変わって、それまで内面的、音楽的に変わったものをアルバムに込められるいい機会でした。約2年ぶりにお届けする創作物で、今までの努力の結晶が余すことなく反映されたアルバムです。〈OVERDRIVE〉を作っていた当時、僕が持っている音楽的能力を最大限に引き出して注いだと思っています。もちろん今は時間が流れたのでその能力の基準が変わってるはずです。ただその前までのアルバムと比較して聴いた時、たくさんのことを学んで変わったと確信しました。

Q 特に“ここが本当に成長したな”と気付いた部分は?

A ジャンルが幅広くなりました。“Habit”や“Not Sorry”のようなソングベースのR&B、ある意味ジャズに近い音も出せると知れたので、具現化できる音の幅が広がりました。更に広げようと努力中です。

Q 〈Duality〉の時と違う点は?

A 〈Duality〉は“僕、こんな歌を作ったよ。これが僕という人間だ”という気持ちを込めたとしたら、〈OVERDRIVE〉は言葉のとおり“オーバードライブ”です。どういう意味か分かります?

Q そうですね…どういう意味ですか?

A つまり“オーケー、かまそう”と言えばいいですかね?若干、脱皮や変態(形や形態を変えるほうの😉)と同じような概念と理解してください。

Q “OVERDRIVE”の歌詞からは特にI.Mの大きな抱負を感じました。

A そのとおりです。そして僕たちがよく使う言葉でもあります。いいなと感じたら“オーバードライブですね”と言うでしょう。例えば、“esquire × UMBLO”をオファーされた時、“進めましょうか?”という問いに“オーバードライブしましょう”と答えます。(笑)

Q アルバムの制作過程はどうでしたか?

A 去年(2022年)の第3四半期から第4四半期の時に作りました。去年の9月からとみればいいかと思います。アルバムの制作時期だから作った曲もありますが、普段から山のように溜めてる曲がありました。熟成キムチのように寝かせておいた曲を制作時期が近づいてきた時に取り出して切って食べたような感じです。以前作ったものの中で、もう一度聴いた時に微妙なものもあれば、思ったよりいいものもあるので選んでおいしく仕上げました。

Q 熟成キムチのように寝かせてあとに聴いてもよかった曲は?

A “Blame”ですが、ひょっとして聴きました?

Q もちろんです。悲しさが荒っぽく表現されてるように感じました。

A そうだったんですね。“Blame”はメロディーのトップラインを先に作りました。作りながら聴いてると、切ない雰囲気が似合うと思ったんです。当時の僕はそこまで切ない状態ではなかったですが、“切なくならないと”と心の中で繰り返して想像で歌詞を書きました。

Q 〈OVERDRIVE〉4番目のトラック“Habit”の仕上げ過程の中で修正が多く悩んだそうですね。違う意味でI.Mを苦しめた曲は?

A “Habit”と“Not Sorry”が一番最後に完成したと記憶してます。アルバムを聴いてみたら、少し音頭の違う曲が必要だと思い作った楽曲です。そんなふうに意識しながら作った曲なので苦悩が詰まってます。いつものようには歌わず、あえて少し違った歌い方をしようと努力したので。

Q アルバムにジャズ、R&B、トラップなど幅広いジャンルが詰まっていますが、すべての収録曲が深く暗い雰囲気を醸し出しています。そのような感性を引っ張り続けたいのかが気になります。

A 特定のジャンルと感性を引っ張り続けたいとは思いません。計算して音楽を作っていないので。僕が気楽なことと得意なことをしてたら、自然とそんな雰囲気を醸し出してたみたいです。それから底抜けに明るい人間ではないので、おとなしい性格が音楽にもたっぷり溶け込んでいると思います。

Q アルバム発売後8月にショーケースも行いました。I.Mたった1人でステージを埋めた公演なので一際思い入れがあったと思います。どんな経験でしたか?

A ショーケースの企画段階では“成功させないと”という思いが大きかったです。ある程度のプレッシャーを抱いていましたが、実際の準備期間では楽しさしか感じませんでした。そして当日は久々にファンと一緒に幸せにライブを終えました。

Q 公演の企画にも直接参加したと思いますが、望んでいたコンセプトや方針は何でしたか?

A 8年間の中でたった1人で約1時間を超える公演をするのは初めてだったので、どうすればこの時間に完全に集中してファンを集中させられるかに重点を置きました。僕の楽曲のテンポは速くも楽しい感じでもなく、MONSTA Xでお見せしたとおり明るくもにぎやかでもないので、ひょっとしたら場がしらけたり集中が切れるかもと心配していました。なので公演を構成する曲の有機性に焦点を置きました。公演が完全なひとつのアルバムのように滑らかに流れるように。

Q 現在、制作中のアルバムはありますか?

A 作業をしていますが曲に使える材料がまだ十分ではないので、あれこれ新たな試みと深掘りをしています。でも何もつかめてません。楽曲制作は釣りのようです。釣れません!釣りをしたことはないですが、制作も釣りも雲をつかむ行為のように感じます。運もついてこないといけません。なのでいろんな人と会っています。プロデューサーにも会って、僕のクルーとも持続的に音楽的な交流と会話をしています。だから孤立はしていません。

Q 曲作りをするうえでの目標は?

A 何事も吟味する醍醐味があるべきだと思います。口に含んだ時、長い間味わって香りの続く時間が長ければ余韻が残ります。一度に飲み込んだらダメです。音楽でも同じです。一回性ではなく、時間が経っても絶え間なく吟味できるように。それが大事だと思います。

Q I.Mの音楽的世界を定義できますか?

A MONSTA Xの活動時、“モンベべ”がアルバムを聴いて“チャンギュンの作った歌だ”と思ってクレジットを見たら僕の名前があったそうです。そんなふうに僕の曲には“イム・チャンギュン”が色濃く込められているのではないかと思います。もちろん楽曲にアーティストの色が自然と溶け込むのは当然のことですが。余韻のある曲を作るという目標が、僕の楽曲によく表れていると思います。ともかくジャンルは“チャンギュン”だと言いたいですね。(笑)

EP.2 HERE I AM
I.Mが好きなものや嫌いなもの、変わるものや変わらないもの、そして深い個人的な物語。

Q ”これは恵まれているな”と思うものはありますか?

A 素直な心で(言うと)、時代と運に恵まれているなと思います。僕の仕事では実力と努力も必要ですが、運にも恵まれないといけないと思うんです。そして雰囲気にも恵まれていると思います。(笑)

Q 本格的なソロ活動が迫り1人でいろいろなステージと創作物を披露しなければいけません。最も心配だったこととときめいたことは?

A 思い通りにいかないのが作業です。アルバムや音源を作りたいと思った時、創作活動がうまくいかないと進捗が鈍くなります。僕のものは僕が完全に作らないといけないので。それでもときめくのは、これからできることが多いということ。チームでしていたことを1人でするのは違いました。押し寄せる感覚や刺激が違います。実際に今回のショーケース公演とイベントを通してたくさん感じました。新たなことをたくさん学びました。実は大きな心配はありませんでした。今も同じです。

Q MONSTA XのI.Mとしては9年ですが、ソロ歌手としては2年の月日が経ちました。今までで一番大きな変化は?

A いろいろなことを表現できる術を知ったこと。制限されないようにすることが大きな変化です。もともとそんな性格でしたが、その性格が更に強くなりました。“深く考えずにやってみよう。どうせいいものはいいんだし”と信じて、これからはカッコよく洗練されたことをたくさんするつもりです。お金を稼ぐことより粋なことを追求するんです。

Q ソロ活動をしながら世の中に向ける観点が変わったりしましたか?

A 前と同じように世の中を見つめてます。ただ1人なのでより多くのことを言える環境が作られました。1人で作り出せば、たとえ結果が不恰好でも僕が気に入ればいいものになるんです。見つめ方は同じでも。

Q 〈Duality〉,〈OVERDRIVE〉どちらも熾烈で深い内面を探究する物語が込められています。普段も自己省察をするタイプですか?

A 1人でいる時間が多いとそうせざるを得ないです。(笑)自我は1人でいる時間に強くなると思います。

Q 最近自分について新たに気付いたことは?

A 〈OVERDRIVE〉のアルバムで“OVERDRIVE”がそうでした。あの曲を作る過程で聴いては“これはヤバそうだな”と思いました。全体的な枠だけ作りましたが既に疾走しているようで爽やかな感覚でした。自分が今、壮大な決意に満ちていると気付きました。

Q 疾走と言われて気になりましたが、運転は好きですか?

A はい。スピードを出すのが好きです。

Q 主に失踪するコースをお勧めするとしたら?

A 家からジムに行く道が一番通る道ではあります。時々、作業をしていて仁川国際空港に行く高速道路を走ります。

Q (インタビュー日基準)少し前に秋遊でしたが、浦項には帰りましたか?

A そうですね。最近余裕があったので、この機会にと実家に帰りました。

Q 浦項でチャンギュンさんはどんな時間を過ごしますか?

A 父の家には大きな庭があります。そこにはラベンダー、バラ、花も多くてレタス、リンゴナツメ、リンゴなどがなっています。家の周辺には川と山があって空気がとてもきれいです。庭でお肉を焼いて食べる時は、ラベンダーを摘んでお肉の上に散らすんです。ボーダーコリーの“ルーシー”を育てていますが活動量が半端ないです。彼女は庭と家を歩き回るのが好きです。僕は朝には散歩をしてルーシーと遊んで、昼にホワイトワインを軽く飲んで昼寝をします。夕食をとって夜が来たら家族と一緒にワインやウイスキーを飲みます。

Q 浦項のおいしいお店を教えてください。

A 浦項のおいしいお店?母が料理上手なんです。でも住所は教えられませんね。(笑)

Q お父様は音楽がお好きだと聞きました。

A 父はいつも音楽をかけています。ラジオのクラシックチャンネルが固定で再生されています。夕方ごろにジャズに変えてワインを一緒に飲んだりします。

Q I.Mは変わらずジャズが好きだと言い続けてきました。秋にはどんな曲がおすすめですか?

A 何と言っても“Autumn Leaves”ではないでしょうか。

Q 自分自身を固く信じるタイプですか?

A そうかもしれません。他人の考えを気にしようとしません。僕がよければいいという考えが優先なので、他人が何と言おうと構いません。彼らは僕の人生を歩んだわけじゃないから。だから僕の観点で優先順位を置くものの、いろんなものを見ようとします。

Q 強く自分を信じ始めたきっかけはありますか?

A 生まれつきの性格だと思います。幼い頃も自分について強く確信していました。中学校、高校を自主退学したあと“音楽をやらないと”と思い、無鉄砲で18歳の時にソウルに来ました。不動産をハシゴして直接家を探しました。当時も心配よりは“なれる”という確信が大きかったです。潜在意識が強ければ実現される方向につながるんです。

Q 誰かが弱気につらいと言ったら“ある分だけ出して”と言うそうですね。“元気を出して(頑張れ)”と言うよりむしろ淡白でストレートだと感じますが、本人もそんな人ですか?

A “頑張れ、応援してるよ”という言葉は時に残忍に聞こえる時があります。そうでなくても辛いのに、どうしたら“もっと頑張れ”なんて言えるのか分かりません。だからただ“やれる分だけやればいい”という言葉が響く時もあります。そうじゃない人もいると思いますが、少なくとも僕はそうです。

Q 好き嫌いがはっきりしてますか?

A 自分自身には好き嫌いがはっきりしてますが、他人の好みは気にしません。“そういう人もいる”という主義なので。

Q 自分の性格で好きなところと嫌いなところは?

A 好きなところか…僕の性格、どうですか?僕は性格がいいと思ってるんですけど。

Q 鈍感なタイプですか?

A はい。鈍くて何かが起こっても“そういうこともあり得る”と思います。あ、僕の性格の短所は、一度嫌いになると最後まで嫌いです。捨てたゴミは二度と家に持ち帰りません。

Q 短所というより人生を効率的で健康な方向へと導く性格ではないかと思います。

A 振り返った時、十分そこから使えるようなものを見つけることもできるのに、容赦無く捨ててしまうのが短所でもあり長所でもあります。

Q 多彩なチャンギュンさんの世界でたったひとつのルールがあるとしたら?

A 自分のすべきことに背を向けないこと。生きていると自分自身との約束が生まれるじゃないですか。その重要度によって、破れるものは破って後回しにできるものは後回しにして生きていきます。“ダイエットは明日から”みたいに。でもこれが続くと習慣になりたちまち人生そのものになるので、自分自身との約束は必ず守るべきだと思います。だから運動は続けています。正直、運動をするのは全く楽しくないです。(笑)運動も労働だから。今は続けて習慣になったから、1日でも欠かすと罪悪感に苛まれるので毎日しています。

Q どうしたら運動が習慣になるんですか?

A してみればなりますよ。(笑)今までしてきたことがもったいないから毎日しようと努力するようになります。ですが下半身の運動をした翌日はできません。

Q 朝に運動するタイプですか?

A 夕方にするタイプです。ブランチを食べて夕食の前にします。退勤時間になる前に素早く動いて簡単な夕食をとります。

Q 夕食は何を食べますか?

A 最近は食事制限中です。出前アプリを開いてダイエットメニューを検索するとたくさん出てきます。まずは含有量を見ることが必須です。タンパク質含有量が30g以上で、玄米を250g食べれば適切です。よく食べるのは鳥の胸肉ステーキ、ミスジ、ティラピアです。

Q ここまでくるとI.Mだけの朝のルーティンが気になります。とても健康そうですね。

A 朝は※キャベツ汁、乳酸菌を摂取します。そしてオメガ3、ルテイン、その他 栄養剤をとったあと鶏の胸肉を食べます。朝は噛むのが大変なのでミキサーにかけて飲みます。目を覚ましたあとには、ジムに行って作業室に行きます。作業室に行かない日は家に帰ります。
※お味噌汁とかの汁物ではなく本当にキャベツの汁。おいしくないらしい。

Q かなりインドアなんですね。

A 本当にやることがありません。頻繁に人と会うわけでもないですし、外にいると“いつ家に帰ろう”という考えがまず頭に浮かびます。家に帰ったらTVを見たりゲームをしたりして寝ます。

Q どんなゲームをしますか?

A LoLをします。今回、韓国で“2023 League of Legends World Championship”が開催されますが絶対に観に行こうと思います。実は始めてから間もないです。毎日、作業室と家の往復の人生だからミニョギヒョンが“そんなふうに生きないで趣味を持て”とスパルタでLoLを教えてくれました。軽い気持ちで始めましたが、やってみたら楽しくて本気になりました。LoLを始めて大会のテーマソングを作りたいという新しい目標が生まれました。ゲームをしてる時に自分の声が聞こえたらうれしくないですか。

Q 音楽や趣味でも成果をあげるほど焦りやプレッシャーを感じそうです。そんな感情をどう鎮めますか?

A そうですね。静める方法はなくて、放っておいても成功するだろうという信念を持ちます。あ、今の空すごくきれいだ。(急に窓を指さして)見てみてください。

Q あんな空を見たら“きれいだ”と思って終わりますが、感受性が豊かな人は空がきれいだと新しい感性に耽ったりするそうです。

A 僕もあんな空を見たら“きれいだ”で終わりますよ。(笑)感性的ですが理性的な面が大きいんです。

Q 27歳、今は20代後半を一生懸命駆け抜けています。チャンギュンが夢見てきた20代後半はどんな大人でしたか?

A 経済的に豊かで、人生にある程度自分だけのノーハウが生まれて、音楽的にももっと方向性が固まっていて、体も鍛えられているような姿を想像していました。そんな面で今の自分も悪くないと思います。(笑)ですが音楽にに対する渇望は満たされず、とても強く維持されています。

Q 一番自分らしい瞬間は?

A 何と言っても楽曲を作っている時が一番僕らしいです。

EP.3 What I Mean
“アルバムで自分自身を埋め尽くしたいです”。I.Mの内面を一番渇かせるものはいつも音楽。音楽だけがI.Mの生きる意味だ。

Q 幼い頃、追いかけた羨望の対象は?

A 父。

Q 変わらず“父”と答える姿を見ていると、お父様がチャンギュンさんの人生に大きな影響を及ぼした人物のようですね。

A 僕はカッコいい人が好きで、そんな人が近くにいるのでずっと大きな刺激になっています。

Q カッコいいという基準は?

A 自分のすべきことをしっかりこなし時間が経っても目標があって、安住せず新たなことを追求し挑戦することです。

Q 探究好きなチャンギュンさんが、今熱烈に探究中なものは?

A 今、探究中なもの…音楽ですね。これから何をすべきかについて考えている段階なので。

Q 10年後を想像したりしますか?

A 37歳ですね。でも僕は年齢が重要だとは思いません。多くの人が感じているように。30代に差しかかる時に襲われる不安や憂鬱な気分が嫌です。特に“3”という数字が前についたら何かを始めるには手遅れだという雰囲気が嫌いです。僕の父は年齢に大きな影響を受けながら生きているようには見えないので。年を取ると自身の環境を守ろうとする気持ちが大きくなるのに、父は常に新たなことに挑戦してきました。教授をしていて会社を設立したりもしたので。そういった点が僕にとっては大きな刺激でした。

Q 流れていく時間を惜しいと思うタイプですか?

A 活動初期はそうだったと思います。そんなふうに生きたりもしました。だから休みが与えられるとどう休めばいいか分からなかったんです。休みでも休憩室にこもっていたこともあります。いつだったか“走り続けなきゃという気持ちで生きていたらダメになりそうだ”と思ってわざとホテルを予約して1人で行きました。いざ行ったら不安になって作業室に向かってノートパソイコンを持って戻りました。ホテルで作業をしました。7年という時間が経つ中で個人的な時間が増えて、自分に集中する時間も増えたので“休息”というものに神経を尖らせるのはやめようという気持ちを持つようになりました。実際にクルーの弟の、どう休めばいいか分からず途方に暮れてる僕を見て“ヒョン、7年も働いてきたじゃん。少しは休みなよ”という言葉を聞いて大きく気づきました。

Q 自分自身に一番したい質問は?I.MからI.Mに。

A 気になることがあります。次はどんな楽曲が出るのか気になります。まだ作ってもいないから。そして、これからどんな刺激を受け自分自身に影響を与えて音楽に溶かし込むのか気になります。アルバムで自分自身をぎゅっと埋め尽くしたいです。どういう意味か分かりますよね?確信と似たような言葉ですが、僕自身でいっぱいに埋め尽くしたい!生きていると、自分の中の未熟な部分と飢えた部分を僕で更に埋めたい欲望が強くなります。音楽的な部分が一番大きいから、その部分を僕自身で埋めていきたいです。

_
※注意事項

意訳が含まれます。文章引用の際は、誤解を招くことを防ぎたいので出典を明記していただけると幸いです。一介のオタクによる自己満足なので参考程度にお楽しみください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?